なぜ私が『コンディショニング』を伝えるのか
『コンディショニング』
この言葉はスポーツの世界でよく使われます。
「運動競技において最高の能力を発揮出来るように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えること。」
ですが、ここ最近はスポーツ選手だけでなく一般の方々にとっても
心と身体のコンディションを整えることは
生活の質に大きな影響を与え、より健康で充実した生活を送るための重要な要素として注目されています。
プロスポーツマンでもない私が、なぜここまでコンディショニングに興味と情熱を持ったのでしょうか?
華やかな留学生活とは?
2016年一般県立高校を卒業。
私はカナダの大学に入学・卒業することを目指して、卒業後すぐに日本を出発。
この時の英語力はというと
スピ―キングは皆無で、文法が少しだけ得意なくらいでした。
夢見ていた留学生活。
不安もありながらも楽しみで
目をキラキラさせてながら大きな挑戦に踏み出しました。
四苦八苦しながらも、無事に大学へ入学。
入学してから間も無く、本格的に授業が始まりました。
語学留学ではなく、大学に入りビジネスを専攻して学んでいたので
カナダ人や他留学生と一緒に授業を受けます。
私は英語が元々話せた訳ではないので、
教授の話す英語が早くて、言ってることの5〜6割ほどしかキャッチできない。ディスカッションではなかなか会話に入れない。
教科書に書いてある文章を理解するには、何度も辞書を引かないとわからない。
クラスで置いてけぼりにならないように一生懸命、必死で勉強していました。
やってもやっても次から次へと
クラスの予習復習、課題、プレゼン、テスト、、、エンドレス。
1つ1つの作業に時間がかかるので、勉強の時間の確保が優先でした。
気がつけば
好きだった運動もしなくなり、
パソコンや教科書を見ながら食事をするようになり、
日本にいる時みたいに友達とゆっくり話す機会もなければ、
疲れた〜と家族に愚痴をこぼす場所もなかったのです。
(日本と時差が12時間あったので電話のタイミングが合わなかったり、
田舎の大学だったので日本人がそもそも周りにいなかった、言語の壁もありなんでも話せる友達はできず。)
頑張ろう、頑張らなきゃ、と必死で心の余裕がなくなっていたようです。
その時はそれが当たり前になって、疲れとかに気づいていなかったと思います。
いつしか日本出発時の目の輝きはなくなり、
どーーーーーーーーーんと井戸の底に突き落とされたかのような真っ暗な気持ちになっていました。
プレッシャーと不安と常に隣り合わせ。
何をやっても楽しくないんだもの。
夢描いていたキラキラした留学生活とはかけ離れた生活を
送っていました。
図書館で見かけたチラシが出会のきっかけ
いつも通り授業の間で校内の図書館で勉強しようと向かっている時、
一枚のチラシを見かけました。
「Free for students! Join our fitness classes...略
(訳)大学の生徒は無料です!各インストラクターが開催するエクササイズのクラスに是非参加してみませんか!」
そのチラシを見て、「運動か〜久しくしてないなあ。無料だし45分だけなら行ってみようかな。」と夕方のクラスに参加してみることにしました。
そのクラス、教えてくれていたインストラクターMaria こそが
コンディショニングの素晴らしさを実感するきっかけになったのです!
30分間身体をみっちり動かした後、インストラクターのMariaは
私たちに指示を出しました。
そこで初めて自分自身の状態に気づきました。
ずっと身体に力が入っていて強張っていたことや、
次の授業に向けて何をやらなきゃいけないか常に考えていたこと、
そして運動した後のこのスッキリした感覚がとっても気持ちがいいと感じていること。
帰ってシャワーを浴びて、
「今日は身体に良いことをしたし、栄養のあるものを食べよう!」と思い、料理もして作ったご飯を味わいながら食べました^^♪
良い疲労感でいつもより早く布団に入ってすぐに眠りました。
翌朝目が覚めて「なんかいつもよりスッキリ起きれた!」と気分が良かった!
いつもより集中力がある気もして、何か違うぞ!!とテンションが上がりました!
その感覚が楽しくて、Mariaのクラスに定期的に行くようになり、
睡眠の質が良くなったりと
生活が少しずつ変わっていきました。
その後、自分のコンディションの変化に意識が向くようになり
コンディションを整えるにはどんな方法が自分には合うのか知りたくて
ネットで調べたり、本を読んだりしながら色んな方法を試し始め、
自分が最適な状態でいられるライフスタイルを発見できたのです。
バランスを取りながら一歩づつ
自分の心と身体の状態を見てバランスを取りながら、1歩1歩。
予想を遥かに超えて大変だった留学生活も
コンディショニングができるようになってから
少し肩の力が抜けて
勉強は相変わらず大変だけども、楽しみながら生活が送れるようになっていきました。
結果的に、健康な心と身体を保ったまま目標としていた
カナダでの大学生活4年間を無事に終えることができました。
「カナダの大学で学び、卒業するんだ!」と意気込み
周りの反対を押し切って行動した4年前の自分に。
そしていくつもの山場を乗り越えて来た4年間の自分に。
『よくやった!!!!』
そんな言葉を自分にかけながら、最終レポートを提出して
学生生活に幕が降りました。
私の人生の目標
日本に帰ってきてから、あるきっかけがあり
八木仁平さんの「ジコリカイプログラム」を受講しました。
そこで見つけた私の『大事x得意x好き』
「コンディションを整えるサポートをして、活き活きワクワクと前向きに過ごせる状態にする」
健康な心と身体があってこそ、
楽しみたいこと・頑張りたいこと・自分がやりたいことに全うできる。
これはスポーツ選手に限らず、人間全てに共通して言える事だと思います。
一生を共にしていく自身の心と身体
だからこそ、コンディショニングを身につけて心と身体の健康の土台を固めていって欲しいのです。
人間、十人十色。
どんな方法が自分に合い、合わないかは、人それぞれです。
ウォーキング、ランニング、ジャーナリング、毎日湯船に浸かる等々
方法はたくさんあります。
まずは自分の状態を知る。
気になることは試してみる。
自分に起こる変化に耳を傾け、
自分にしっくりくるものを選んで、
生活に取り入れることが大切だと思うのです。
必要なタイミングで、
必要とする方の
微力でもお力になれることを信じて
これから活動していきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
Have a good day!