ぼくらの夏休み2022と長野観光の旅行記 with発達障害児兄弟#3
いざ、イベントの8月20日。
予想以上に早く起きた子どもたち。次男がまだ?あと何分?としきりに聞いてきた。正直、大本命のイベント前に出かけるのはすごく不安だった。大人でも疲れているといつもよりイライラしてしまうように、我が子たちもそうで。そして、手に負えないレベルになりがちだからだ。他の人も楽しみにしているイベントで、イライラに身を任せた我が子たちが前の座席を蹴りながら泣き叫ぶのは避けたかった。そんなことが現実になれば私のガラスのハートだかお豆腐メンタルだかも致命傷を避けられない。
だが、結局松代城跡と真田邸に大英寺、途中で軽食も挟んで出かけた。部屋で騒ぐ次男と、まぁ何だかんだで長野まで来たし観光もした方がお得かな?という私の貧乏性がもたらした観光である。
結果としては読み通り、次男はイベント中機嫌が悪かった。周りの方に迷惑をかけただろうなと今でも思っている。会場へ入る直前まで色々と食べていたのにお腹が空いたから帰りたいとイベント中に言い出したのだ。このために長野に来たのに…?と思いつつ、とにかく静かにしてもらうためにあれこれ必死だった。
長男はイベントでこそは大人しく、笑顔で拍手をして会場の空気を一緒に楽しんだ。最近ママはぼくらのキャンプ見てないんじゃない?とか色々言われていた私だけれど、イベントで行われた、ぼくらのキャンプのチャンネルに関するクイズでは私が一番正解していた。外したのは一問だけ。声出しは無しでというイベントだったため、目は口ほどに物を言うを実践して「ちゃんと見てます!恐れ入ったか!むふふ」と目線を送った。
そんなことも含めつつ、イベントこそ長男と楽しい空気を共有出来たけれど、観光のために会場そばを歩いた結果、俺はもう歩けない!何がなんでも今すぐ座りたい!と土砂降りの雨の中道端で言い切り、歩いてくれなくなった長男に途方に暮れるしかなかったという…発達障害をもつ子の母としてのフラグもしっかり回収した。長男の分も、次男の分も、がっつり回収した。予想はしてたよ、そうだよねって。いいよいいよ、知ってるから大丈夫って。
イベントは本当に楽しくて、長野まで行ってよかったと心底思う。ホールでのイベントはしまじろう以来で何年ぶりか数えたくもないけれど、たいていステージに、選ばれた人が呼ばれることが多い中でプレゼントを客席まで持ってきてくれるというのは、当たらなくてもご本人を近くで見れるという最高のものだった。もちろんほかの企画も最高だった。30越えた2児の母ではあるが、言語化が追いつかずに心の中にはいくつもの感嘆符が舞っていた。
子どもと「楽しい」を共有してきた結果として、オフラインイベントも親だとか、母だとか、子どもたちが好きなYouTuberとか、そんなものは最初からなく私が私としても楽しめたイベントだった。もちろん、子どもたちの笑顔を見ると、母としても楽しい、嬉しいイベントだった。
我が家にとって、親も子も楽しめるチャンネルであること。長男、次男、私、それぞれの好きが重なったチャンネルだというのはとても希少で、誰もストレスを感じないというのは今までになかった感覚だった(ぼくらのキャンプの初投稿から見ている我が家)。
これからも応援しています。その一言に尽きる。でも、長野は遠かった…と、文章化していない帰路がトラウマになっている私がいる。