発達障害3人暮らしの我が家に合う片付け
3人とも視覚優位なので見えるように片付ける。結論はこれだ。「見せる収納」というものが世の中には存在するので、上手な人を真似ながら我が家に合ったやり方へ落とし込んでいく。と言っても簡単なことは想像がつくし、試行錯誤することは理解が深まり次から楽になるし大変な作業ではない。
ADHDだけでなく揃ってASDでもあり、ゆずれないこだわりポイントは流石に親子兄弟といえど違う。また、危ないものやさわられると困るものが母、主婦として存在する。その辺りをうまく調整すれば、よりお互い心地いい環境になる。あぁ…それはつつかないでって言ったんだけどという心の中の愚痴と深いため息が減る。それは私にとってだけでなく、子どもたちにとってもそうだ。親になって置き去りになりがちな視点だったが、勝手につつかれたら嫌なのは子どもたちも同じだ。しかも、私だけが満足する片付けなんてされたら怒りたくもなる、想像がつく。親にとっては価値を見出せなくても、子どもたちにとって宝物かもしれないわけで。
そんなこんなで、いよいよ「しまう片付け」になった訳だが、片付け作業は優先順位に基づくのはここでも変わらない。子ども部屋改め、PC部屋には彼らがそこで使うものとそれに関係する仲間だけを厳選。Nintendo SwitchもPC部屋で遊んでいるのでSwitch関係に、各種ケーブル類に、無線のデバイスで必要なものがあるので電池に…計画していたものを置いて数日経つが困っていない。基本的には子どもたちが使うので透明の中身が見えるケースで分類し、絵と文字でラベリングした。
知識にあまりにも差があるのがPCに関するものだ。秀でている長男にしかわからないものが多い。尊敬の眼差しなのはまた別で親ばかするとして…ラベリング時は名前をたずね、用途をたずね、とそんな具合だった。次男は次男で、なんでもかんでもあさって長男の逆鱗にふれていた頃とは違い、自分の探し物があるときに周りのものを巻き込んでそのままというだけに落ち着いている。次男の探し物がすぐに見つかれば巻き込まれるものがぐっと減るので、次男のものと長男にしかわからないものをしっかり分ける点も意識した。
お披露目は好評だったが、まだ様子を見る期間だ。私が頭の中で子どもたちのことを想像して作り上げたものに過ぎず、実際の彼らは成長していくし私の知らないところで何かの影響を受けて変化していく。柔軟に対応していくぞって、心が私のこだわりで凝り固まらないようにほぐしておくのが今の私にできることだろう。
あ、あと、電化製品あるあるのほこりとの格闘。