痩せ習慣は60万円得する
時間の価格
時間がないから、忙しいからという理由でできないことたくさんあります。生活していくうえでお金は大切。節約するためにネットでもっと安いものを探したり、ただのクーポンがないか探したりすること多いですよね。
お金の価値の方が見えやすいし、どうしても減ってくると痛切にわかる事だから、自分の大切な時間を無駄にしている事にも気づかず、200円節約するやめにせっせとネットで検索したりしたことありませんか。
ハーバード大学教授のアシュリー・ウイリアムズさんの著書「タイム・スマート」では時間の使い方で幸福が下がったり上がったりすることを調査し、それを金銭に換算し、実際の時間の使い方でどれくらいの紙幣価値の損得があるのかの統計を出しています。
自分の収入で自分の時給を割り出せます。会社勤めであれば、年収は決まっているのでそれほど大きく変化はしません。しかし、時間の費やし方次第で、幸福度がアップすれば、それは生産性を生み出すことにもなり、仕事の効率も上がり、自分の年収をアップさせることにもつながります。また、幸福度が下がってくることによるからだへの影響や、メンタルのダメージによる医療費、仕事ができなかったことによる減給なども生じています。
アメリカの統計では、時間を上手に使えずストレスによる疾患の治療費は約21兆円(US$19Bil)かかっています。また、会社にとって生産性のロスは500兆円(US$450Bil)という統計も出ています。
時間がなくて幸福感を感じられない
時間がなくて幸福感を感じられない人の数が年々上昇しています。オンライン化が進み、たくさんのことに時間が削減されているように感じますが、実際は誰もが使っているスマホによって、時間に関係ない絶えず流れてくる情報やメールなどにより、何かをしている時間が妨げられている事もいい気な要因です。
ウイリアムズ教授は6つの原因をあげています。①テクノロジーによる妨害、②お金を稼ぐことへの執念、③時間の価値を考えていない、④忙しい事が良い事と勘違いしている、⑤何かをしていないと落ち着かない、⑥将来のことばかり考えていて現在を軽視している。
社会的な風習のせいで、私たちの考え方も時間よりもお金をずっと大切にする癖がついています。なかなか、割り切って考えることはできません。お金があるから幸せになれると考えている人は、ずっとお金の奴隷であり時間貧乏な生活となってしまいます。
だからといって、仕事をする時間を減らしてしまえと言っているのではなく、毎日の時間、自分のしている行動を少し変えるだけで時間の裕福度もあがり、生産性もアップし効率よく仕事もできるようになるとウイリアムズ教授は説いています。
コーヒーショップで500円使うか1200円使うか
ちょっと息抜きにラップトップ片手に、コーヒーショップでコーヒーとスナックを注文して仕事をしています。ある店は500円で同じものが注文でき、WiFiもあるし店の店員も誰も話をしてきたりもしません。ほかの店では同じものに1200円かかります。WiFiもあるし、お店の店員さんやお客さんとも和気あいあいとした雰囲気でちょっとしたおしゃべりもあります。
あなたならどちらの店に行きますか。
500円のお店なら年間11万円かかり、1200円の店なら年間35万円費やすことになります。24万円の差は大きいです。しかしながら、友達や仲のいいにとと会話したり、一緒にいることで仕事の効率や精神的なストレス緩和という事で64万円相当の価値が上がるという統計です。
一見、500円のコーヒー店で仕事をしている方が得をしているように見えますが、実際はそうではないというのが結論です。一日1200円コーヒー店でお金を使っても、居心地のいい場所、人間関係で仕事をすることによって29万円得するということです。
一日30分のレジャータイムで20万円得する
一日30分を活動的なレジャータイムに費やすことで年間20万円得するという統計も出されています。健康を維持するために一日30分というのは目安です。運動は嫌いだとか言う人もいるかと思いますが、体の健康は椅子に座っているだけでは維持できないというのは事実です。
心臓病の予防、血圧、血糖値など適度な運動をすることによって健康な数値に保てます。トレーニングをしなければと構えてしまう必要もなく、楽しめるエクササイズを気の合う仲間とすることから始めてみてください。仲間と一緒にやる事で社会的なつながりや、ストレス解消にもなり、コーヒー店の例であったように、仕事の生産性などの向上にもつながるのでプラス64万円相当の金銭価値がアップすることもお忘れなく。
健康でいるだけで220万円の価値がある
また、健康な人と一緒に生活し、夫婦関係も円満であることは220万円の価格がついています。これは見逃せません。病気になると医療費もかさむわけで、仕事も効率性を失い、給料の減給も免れないでしょう。まして、病気をしている人が家族にいることによる精神的な負担も幸福どの金銭価値を下げてしまいます。
マインドフルネスは40万円の得
食事の時はどうでしょう。何を食べようかとさんざんネットで調べたり、お店の紹介を検索したりと時間をたくさん費やして、レストランで食事が出てきたら写真を撮ってインスタにアップしてとか、いったい何のための食事なのかよく理解できない行動を見かけますが、これが現状かもしれません。
フランス人は食事をマインドフルネスに行う達人ともいわれています。食事を見て楽しんで、ゆっくりと楽しい会話も加えながら、食事を食べるだけではなく、その食事の時間に没頭して味わう習慣をもっているとも思えます。
日本食もそうです。旬の味わい、小鉢、飾りつけ、バランス、色彩などマインドフルネスに食卓を飾る達人食です。
マインドフルネスに生活する習慣をつけるだけで40万円の時間価格が上がるという統計が出ています。いつも忙しくしていると季節を感じることや、子供たちが楽しく遊んでいるをみて幸せに思う事が少なくなります。好きな音楽をスマホで歩きながら、食べながら聴くのではなく、静かに音楽だけを聴くというのがマインドフルネスな習慣です。
食事は何を食べているのか、味や触感、色彩などを楽しみながら食べる習慣をつけるだけで40万円もの価値が上がるなら、やってみるのはどうでしょうか。
健康でいることで300万円得する
時間をいかに使うかだけで心とからだの健康を向上させることができます。この価格は300万円以上であると言えます。収入を300万円アップさせようと思ったら少し大変ですが、自分の生活パターンや、時間の認識の仕方を変えるだけで300万円得するのであれば、やるべきだと思いませんか。出費はゼロですから、あなたにとってなくすものはないですね。
健康でいることの価値は無限にあると考えます。今回アシュリー・ウイリアムズ教授の本からいくつか健康に関することだけを抜粋しましたが、本にはいかに自分の時間の無駄を省き、ストレスになりやすい生活パターンや、改善の方法も書かれています。幸福金銭価値と称されて統計の数値を金銭で現わしています。現在、私たちは何かと価値観を金銭面で計算しないとピンとこない傾向にあるので、具体的に数値化されえいるのでとても分かりやすいと思います。お薦めの本です。
マインドボディ健康法お茶会
毎週水曜日と金曜日の夜9時から、健康に関する素朴な質問や、痩せる方法、ダイエット、女性の健康、メタボ、健康な生活習慣などについて質疑応答いたします。Zoomで行っていますので是非お時間がある方はご参加ください。参加申し込みは下記のリンクのフォームからお願いします。