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💗初めて心療内科に行ってみた💗
今日は、3ヶ月前から予約していた、息子の心療内科の初診の日。
学校を早退した息子と共に、建物へ向かう。
「心療内科」というものにかかるのは、私も初めて。今まで何度か、かかりたいと思った時期はあったけれど、機会のないまま今日に至った。
息子と話し、診察を受けてみようと決めたのは、まだ中学校に入る前。予約が3ヶ月先まで埋まっていると言われ、新しい中学校生活の予定も何もわからないうちに、とりあえず日にちと時間を押さえた。
焦って受診を決めたわけではなかった。
小学校の卒業間近になってから、学校生活や周りの友達との関係に、それまでは抑えることができた苛立ちや悲しみ、感じなかった葛藤を、急に抑えられなくなってきた息子の姿を見て、これは中学校へ入ってから、ますます感情が強くなるに違いないと見越しての判断だった。
診察の前に、問診票へ記入するよう言われる。
内科や整形外科などで記入するときは、紙が1枚だけペラリとあって、症状の出ている部位や時期だけを答えればいいが、
心療内科、そして発達も絡むとなるとそうはいかない。5ページもの紙束を渡され、
⚫生まれたときの体重
⚫首が座った時期
⚫卒乳した時期
⚫言葉が出た時期
⚫2語文が出た時期
などなど、中学生の息子を前に「えっ!いつだった?覚えてない!」を連呼し、母子手帳で確認しながら記入して、どうにか診察が始まったときは来院してから30分近くが経っていた。
先生は、大きな病院の院長先生もされていたことのある、年配の穏やかな男性。
「こんにちは」と挨拶から始まり、「いま、1年生?」「好きな食べ物は?」「アニメとか見る?」と、息子の話しやすい話題から聞き取りが始まり、徐々に学校生活の話を聞き出していく先生。
そして、友人関係の話や、体育祭の練習がつらいことなどを話し終えると、息子を一旦待合室へ送り出し、私との話が始まった。
診察時の息子の様子で見られた所見と、普段の様子をやり取りし、
「それじゃあ、ちょっとこれを書いてきてもらえますか?」と渡されたのが、ASDとADHDのスケールシートだった。
質問項目が並んでおり、それぞれに1から4の番号で回答する。
1は「あてはまる」
2は「どちらかといえばあてはまる」
3は「どちらかといえばあてはまらない」
4は「あてはまらない」
となっており、質問は例えば
⚫話を聞いていられずに、席を立って動き回ったりしますか?
といったようなもので、
質問により、どんな行動傾向が強いかがわかるようになっており、点数の合計が基準に満たなかったり、逆に基準より高かった場合に「衝動性が高い」などの結果が出る。
息子の結果は、項目により該当するものもある、という状態で、いわゆる「グレーゾーン」
そして、生活のなかで涙が出たり、腹痛が出たりと「体に症状が出ている」というのは、抑うつ傾向が強い、ということと
体育祭の練習中など、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまう時ほど、特性が出やすくなり、ミスが多くなったり指示が入らなくなったりする傾向はある、という話をされた。
ただ、先生が不思議がったのは
息子の明るさ
ふつう、体に症状が出るほど追い詰められてしまっている子は、日常でももっと暗く、エネルギーが不足した感じで無気力になってしまうようなのだが。
息子はわりと、あっけらかんとしていて、ハキハキ話すし明るいし、一見、泣いたり腹痛を起こしたりして苦しんでいるように見えないので、そのギャップが不思議だと言うのだ。
いいことなんだけどね、と言われ、
もしかしたらそれは、家で義母もふくめ家族が、彼の不安定さに変に暗くなったり苛立ったりしていないことが功を奏しているのかもしれない、と思った。
わりと我が家のメンバーは、1日1回は、変顔をかましあっているのだが(義母除く)
今朝、朝ドラ「虎に翼」で、仲野太賀と伊藤沙莉が、戦地に赴く別れの場面で思いっきり変顔をかましまくっていて
どんなにつらく悲しい時でも、変顔=笑いを忘れなければ、どうにかなる
と、改めて変顔を続ける決意を新たにした、心療内科初受診でした。