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”抵抗勢力との向き合い方”を読んでみた Vol.2

①抵抗を最小限にする方法(タイミング)

上手く進行する会議や提案の方法は、一番良いタイミングですべきある。
これ本当にあるあるです。

例えば、当方はリハビリ科内も急性期、回復期、維持期を大きく分けて3つある。
それぞれ皆平等に忙しい時はない。
どこかが20単位診ていれば、どこかは15単位診ているところもある。
増してや、希望を募って休みを入れる事もある。
さて、このような時にどこが最も抵抗を最小限であるかというと、最も業務量は少ないところです。
忙しいところは新しい案件を提案してもbestなタイミングではないでしょう。

リハビリだけない場合が大変である。
特に病棟を含めた看護は常に人員不足に悩まされている。
また夜勤もあり、リハビリスタッフと比較しても疲弊やストレスは多いであろう。
しかし回復期の運営には欠かせない為、必ず会議で議論しなければならない。
そんな時のタイミングは非常に難しく、こればかりは対応しかねる。

②抵抗を最小限にする方法(顔合わす機会)

”話す内容や時間の長さよりも顔を合わせる回数が多いほど好感度あがる”

確かに長々と話するよりは、高頻度短時間で顔を合わせる程度のほうが良いかもしれない。
しかし対立している相手に会いに行く勇気もストレスも半端ない。
これが難しい場合は、下記の方法も選択できる

③抵抗を最小限にする方法(気遣い)

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これも労力とストレスは計り知れないが、抵抗や反論する相手には積極的にコミュニケーションややりとりすべきである。
口頭になると喧嘩腰になる場合は、メールでやりとりすることをお勧めする。
しかしメールも今の40代より上は使いこなせない事も多く、文面が強いインパクトを与える事もある為、注意が必要である。

個人的によく意識して使うのが、『モヤモヤ感ありませんか?』である。
会議やミーティングしていると、何となく感じる抵抗もある。
しかし『大丈夫ですか?』『何かありませんか?』ではあまりリアクションは良くない。
そこでこちらから指名して、『モヤモヤしませんか?』のyes/noで選択する疑問を投げかけると、意外に話が膨らむ事がある。

あとは情報提供である。
よく下からは『上からの情報がない』という意見も聞く。
会議やミーティングで話した内容に該当する人物には、意識的にメールをして情報を提供する。
『そんな事は聞いてません』
『え?そうなんですか?知りません』
という事がないように必要な情報は、必ずメールや口頭で伝える事が重要である。
業務におけるサプライズは強烈な疎外感を生み出し、抵抗に繋がるのである。

また”指摘事項の見える化”も論点や問題点、目的などが見えやすくなる為、なにかよくわからない会議や話し合いになったら、やるべきことである。

④抵抗を最小限にする方法(層別化)

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どの階層を話しているか明確にするべきである。
基本的に下の層が話する内容や目的に相違が出ると、上の層でも合うはずがない。
話の食い違いやもやもや感があれば、一度これに立ち戻るべきである。
ただ会議や議論中に層別化することは現実的に無理である。
一度、議題を持って帰ってからやるべきである。 

抵抗を最小限にする方法(3つの視点)

会議や話し合いの中で下の階層である”現状”や”課題”を揃えるためには以下の3つを意識すべきである。

(1)見ている事実
数字で事実を出す
例)残業が多い → 2月~5月はその他の月を比較して2~3倍残業多い

(2)見ている範囲
リハビリ科内?看護部も含めた回復期内?急性期も維持期も合わせた院内?
例)リハビリは困ってないけど? → 看護部の人員が少ない

(3)見ている時間軸
今?半年後?1年後?5年後?10年後?
これがズレている事多い。
若手や低プレーヤーは未来を見据える事ができない。
予後予測が出来ない。

以上、3つを紹介したが、これだけではおさまらず。
”ヒトは全容が見えないと不安になるのである。”
それが抵抗に繋がるのである。

⑤まとめ

今回は、抵抗勢力を最小限に抑える方法を5つ紹介した。
その方法はタイミングよく、顔を合わせて、メールして、気遣いするである。
まるで付き合う前の男女のやりとりやカップルが行なうような方法である。

個人的には自分達が忙しい時こそ、他に目を向け、タイミングよく新しい業務や依頼をする事を意識している。
ただ何度も言うようであるが、自分が一番しんどいのである。
言い換えれば、自分が一番しんどい時に余裕のある部署を探し、そこにお願いする事が最も良い方向に繋がるのではないかと感じている。

さいごまでお読み頂き有難うございました。

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