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  • リビング(短歌連作)

    随時更新する短歌連作です。

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リビング

2023/10/22 右耳の裂けたところを探してるさいちゅう起きてきた音がした リビングのために戸棚を買った日の心配な体が戸を開く シャウティングチキン  水をあたためて液体のコーヒーをいれましょう 「だと思う」お疲れ様の花束を収めたガラスの瓶「だと思う」 鈍器が上の人かそれが飼ってる動物が床板を打った音が天井を 言うまでもないから「降る」とお互いに口にせず窓には翼の毛 みずしごとのうらぎりものは奪われた水のほう? 手放した指のほう? ひかりからバターナイフを

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    2024/09/15に作った短歌

    2024/09/15に作った短歌

    +17

    浜(短歌連作)

    浜(短歌連作)

    +16

    2024/08/12に作った短歌

    2024/08/12に作った短歌

    2024/08/12の早くに目が覚めて

    立派に立ち上がった米粒が輪になって陸上トラックを浮かび上がらせている。オリンピックゲーム? いや、走るものは誰もいない。 米粒は炊飯以前以降にやや曖昧に分けられるがそれらはみな以前の側であり、気になるのはいつふっくらとするのかあるいはみなちゃんと立ってくれるのか。トラックの周囲に観客席はない。暮れていく月・激しい暁を遮る天幕もここは荒野なのか関係がない。大事なのは米粒さんたちの方なんだって言ったよね。言っていない。言っていないのか。ああ然し彼らを載せた平たく乾いたその地層は

    2024/08/12の早くに目が覚めて

    2024/08/11の早くに目が覚めて

    上6割は明け始めたマンゴーフルーツの快晴しかし太陽はない、下3割は空がやや染みた雲海、1割は、中央遠くに姿勢良く立っている台風が私の瞼の裏地の全貌だ。 首を振っても視界が動かないのでおかしいのはそもそも目が開いていないからなのでよかった。瞼をやや引き上げると隙間からホテルの壁と天井の影で煤けた隅が見えたので安心してしばらく裏地を見ておこうということになった。眠ったのではない。 瞼の裏地は肉の膜だから、私の肉は6割が成層圏3割が対流圏1割が台風でできているわけだが、だとした

    2024/08/11の早くに目が覚めて

    2024/08/10の早くに目が覚めて

    夢は終わりに自分が死ぬことで目を覚ました。 いつの間にかタオルケットが剥がれていて、寝汗した足が夜気にすっかり冷えていた。夢は前にも見たことがあった。 毒を打たれて死ぬのだ。私たちは迫害されていて、私たちを迫害するものが、毒を。私の周りには顔のない私たちの数人が同じように苦しみ始めている。毒は神経毒で、私は注射をされたはずなのに必死で口を漱いでいる。何度水を含んで、口腔全体に行き渡らせて、吐き出しても、もう麻痺し始めているから必要以上に冷たい。私に毒を打ちこんだひとがたの

    2024/08/10の早くに目が覚めて

    2024/08/05に作った短歌

    2024/08/05に作った短歌

    2024/08/04に作った短歌

    2024/08/04に作った短歌

    Named(短歌連作)

    去年の今ごろ作りました。 発表してしまえば手元に置いておくこともできなくなるので、少し惜しい気もするのですが、これ以上置いておいても腐るばかりだと思うので、発表します。 必要になれば、また新しいものを作れば良いのだと思います。 文字が潰れる方は、こちらをどうぞ

    Named(短歌連作)

    文学フリマ岩手9に参加します

    文学フリマ岩手9に「貝殻と瞼」というサークルで参加します。 伊森ハルさんとの合同サークルで、 毎号テーマを決めて短編小説を書いています。 今号のテーマは「直線」 日時:2024/06/16(日) 場所:岩手県産業会館(サンビル) 7F大ホール A6判 112ページ 300円です。 C-44でお待ちします。 《試し読み》 伊森ハル『二つの点のための最短経路』 小山鶴『我が薔薇』

    文学フリマ岩手9に参加します

    2024/05/30に作った短歌

    2024/05/30に作った短歌

    6/16(日)開催の文学フリマ岩手9に「貝殻と瞼」というサークルで出店します 伊森ハルさんとの合同サークルで、毎号テーマを決めて短編小説を書いています 今号のテーマは「直線」

    6/16(日)開催の文学フリマ岩手9に「貝殻と瞼」というサークルで出店します 伊森ハルさんとの合同サークルで、毎号テーマを決めて短編小説を書いています 今号のテーマは「直線」