インド夜想曲/アントニオ・タブッキ、須賀敦子(訳)
積読本📚の中から、イタリアの作家アントニオ・タブッキの小説
「インド夜想曲」を拝読しました。
(2024,1,18 読了)
オンライン輪読会に参加しており今もっとも私が身近に感じている作品「深い河/遠藤周作」。
茶ぶどうさんのnoteを拝見して繋がりを感じたとおっしゃる「インド夜想曲/アントニオ・タブッキ、須賀敦子(訳)」も拝読しておこうと思いました。
また都合良く本書を積読していましたし。
インドで失踪した友人を探す旅の物語だと思いながら読み進めていくのですが…
旅をする時々で様々な人たちと出逢い、手がかりを拾いながら旅が進んでいきます。
インド独特の雰囲気や質感、温度や匂いが感じとれるような文章なのですが、どことなく掴みどころがなく主人公と一緒に夢うつつで彷徨い歩いているような読感です。
そして、「深い河」の登場人物たちと「インド夜想曲」の主人公が重なって思えてきます。
インドという場所が人々の中にある何かを掴めるところなのかもしれません。
神秘的な国。そして、真理が潜む国。
ここへ誘われた者たちだけが掴める何か。
それを描いているのが「深い河」であり、「インド夜想曲」でもあるのかなと思いました。
読了後に映画の方も拝聴しました。
作品に忠実に描かれていたので、文章だけではよく分からなかった箇所もだいぶ掴めたような気はします。
「深い河」を拝読していて以前拝読した「シッダールタ/ヘルマン・ヘッセ、高橋健二(訳)」もちらちらと頭に浮かんでいました。
それから、昨日参加したオンライン読書会の課題本「カラマーゾフの兄弟/ドフトエフスキー、亀山郁夫(訳)」も「深い河」に繋がるところがありました。
茶ぶどうさんが読まれた若松さんの著書も積読本にあるし…
私の「深い河」を中心とした本の旅はこれから広がっていきそうです。
そういえば、「インド夜想曲」をなぜ積読していたかというと「今日の人生2/益田ミリ」の中で益田ミリさんが旅をしながら読んでいた本とご紹介されていたから。私の旅もそこから始まっていたのかもしれません。
どうでもいいけど…
白水Uブックスは、つい手に取りたくなる本が多くて。
昨日も近所の古書店で一冊購入してしまいました。
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