闘う君の唄を/中山七里
”本と写真”オプチャでの2月の課題本で図書館で借りてきた中山七里さんの
「闘う君の唄を」を拝読📖しました。
(2022,2,10 読了)
中山七里さんは今回が初読。
本書は、中島みゆきさんの「ファイト!」という曲から作品の構想を得て創られた物語です。
ちなみに私は、自分が苦しくなった時によく「ファイト!」を口ずさんでしまいます。
始めのは、新米幼稚園教諭VSモンスターペアレントを描いたお仕事系小説のように物語が進んでいくので、あまり興味が持てず途中で挫折しそうになりました。
物語に出てくるモンスターペアレントは、多分現実でもいると思うのです。
そういう人たちの存在があることは認めるけれど、わざわざ目の当たりにすると胸糞悪くて目を背けたくなります。
ところが、何とか読み進めていると中盤辺りで物語が一変。
お仕事系小説からガラッとミステリーへ様変わりしていきます。これが、1度目のどんでん返し。
そして、気になりだして更に読み進めるとミステリー色はどんどん色濃くなり、終盤に差し掛かったところで2度目のどんでん返し。
1番目のどんでん返しは思わず声が出そうになり、2度目のどんでん返しは予想はできたものの、「どんでん返しの帝王」と名高い中山七里さんの術中にすっかりハマってしまいました。
当事者ではない外野の身勝手さ。
正義とは誰のためにあるのか。
そんなことを考えさせられる物語でもあります。
そして、自分が頑張るのは何のためなのかという芯の部分を明確にし、ブレないようにしないととも思いました。
中山七里さんのお名前から勝手に若い女性をイメージしていましたが、中年の男性だったということが私にしては最大のどんでん返しだったかもしれません🤭
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