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元彼の遺言状、倒産続きの彼女/新川帆立
読友さんからいただいた新川帆立さんの「元彼の遺言状」「倒産続きの彼女」を一気に2冊拝読📖しました。
(2022,2,8 読了)
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「元彼の遺言状」は、「このミステリーがすごい!大賞」の大賞受賞作。
2022年4月からは月9枠でドラマ化されるそうです。
「倒産続きの彼女」は、「元彼の遺言状」の続編。
「元彼の遺言状」の主人公は、容姿端麗の敏腕女弁護士。
しかしお金にとても執着しており、その執着ぶりは少し病的なほど。
元彼の死の知らせを受けたことがきっかけで奇怪な事件に巻き込まれてゆき、その中で自分では否定していた自分の中にある人情を認めていけるようになっていきます。
「倒産続きの彼女」は、前作の主人公はサポート役となり、誤った努力をして自分を好きになれずにいる後輩女弁護士が主人公。
倒産寸前の会社への奇妙な内部告発を調査していくうちに事件に巻き込まれてゆき、自分にとって本当に大切なものはなにかということに気付いていきます。
法律や株や会社経営等が事件のキーワードとなるのですが、堅苦しい訳ではなく専門的なことが分からない私にもとても読みやすかったです。
文章にスピード感があり、登場人物たちのキャラもハッキリとしていてユニークなのでどんどん続きが読みたくなり、あっという間に2冊読了していました。
ストーリー自体は特に深みはないけれど、読み物としては面白かったですし、「倒産続きの彼女」の主人公に同居していた祖母が送った言葉には、私もちょっぴり励まされました。
「干し柿になるのは、そのままじゃ食べられない渋柿。
乾いた風にさらされて、うんと甘くなる。
人生の前半で苦労したことは、決して無駄にならんのよ。」
せっかく選択し、経験してきたこれまでの私の人生。
決して無駄にするものですかっ!
心にそっと誓った44歳の春目前の日。
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