【東京湯治】10湯目 池袋の「マジ中華」巡りに海外旅行気分!池袋の温泉に1泊した湯治レポ(天然温泉 豊穣の湯 ドーミーイン池袋)
都内で温泉大浴場のあるホテルに泊まる【東京湯治】シリーズ第10弾!池袋の温泉ホテルに泊まり近場なのに温泉旅気分。チャイナタウン化が進む池袋北口エリアを探訪し、中国語が飛び交う世界に海外旅行気分も味わえました。3食中華しか食べないと心に決め、2021年オープンの最新フードコートも含め、3つの中華フードコートを巡ります。
前半は池袋の温泉ホテル滞在記、後半は池袋のマジ中華巡り をお届けします。
黒湯の大浴場ホテル滞在記(画像はホテルHPより)
人気のフードコート【友誼食府】で台湾料理と上海料理
黒湯の宿【天然温泉 豊穣の湯 ドーミーイン池袋】
今回宿泊したのがこちら。大浴場があり、かつ天然温泉というのが決め手でした。池袋駅から徒歩9分。コンビニも近くにあって便利。
https://www.hotespa.net/hotels/ikebukuro/
お部屋の様子
一番小さいタイプ、トイレ&洗面有、バス無しのお部屋。どうせ大浴場行くからシャワールームいらないもんねー、ということで。新しいので、どこもきれいで気持ち良いです。(2021年3月オープン)
部屋の中のドアを開けると部屋の中央に仕切りのスライドドア。
開けるとベッドが。
こんな眺めでした(13F)。
デスクまわり。Wi-Fiもばっちり。リモートワークもできそう。
湯沸かしポット&カップ&緑茶パウダー×2。
冷蔵庫は空で、冷凍庫ありタイプでした(アイスも冷やせますよ)。
ベッドサイド。室内は他にもコンセント多数。
大浴場の混雑状況は、部屋のテレビで確認できます。空いてるので早速行ってみましょう!
黒湯の温泉大浴場へ
黒湯の大浴場へ、いざ!
こんな所にも池袋らしく「いけふくろう」
黒湯は千葉県匝瑳(そうさ)市からの運び湯。池袋で天然温泉の大浴場があるのはここだけだそうです。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉。炭酸水素塩泉には肌の不要な角質を取ったり、毛穴の汚れを取ったりする効果があります。さっぱり美肌になって帰ると誓う!
内風呂、露天風呂、サウナ、水風呂の構成。(写真はホテルHPより)
1泊で4回温泉に入ることができました。黒湯の温泉、とってもリラックス。
手ぶらデータ(アメニティ)
お部屋のアメニティグッズ。
大浴場の脱衣場にクレンジング、ローション、乳液、ボディローション、ヘアゴム、シャワーキャップ、ブラシ などあり。メイク道具だけ持って行けばOK!
館内着は半袖&長ズボンタイプ。スリッパもあり。このスタイルで大浴場や館内レストランも可。大浴場には部屋のタオルを持って行きます(お風呂用にエコバッグを持って行ったのが役立ちました)。
ここがすごい!ドーミーイン池袋のサービス
池袋はアニメの聖地。アニメイトもホテルの近くです。そんな池袋ならではのサービスを多数発見。
アニソンが流れる2500冊以上のマンガコーナー(15F)
フィギュアもあちこちに。部屋に本を借りて行くことも可能だそう。
大浴場では、オルゴールのアニソン16曲が流れてます。
大浴場内の曲リストを見るとなんと16曲。好きな人にはたまらないのでは?
マンガコーナーに16曲分のマンガもすべて取り揃えられているそうです。
大浴場のケロリン洗面器が、「僕のヒーローアカデミア」梅雨ちゃん仕様。
いつものケロリン洗面器と何か違うなーと思ったら。フロントで販売もしているそうです。
96℃の高温サウナと12-13℃の冷水風呂、ととのい椅子もある外気浴スペース。
サウナ激戦区 池袋の中で、地域No.1を目指したドーミーイン池袋。私はサウナ初心者なので6分が限界でした。冷水はびりっとするくらい冷え冷え。
サウナ脱落の私は、もっぱら温泉であたたまる→冷水風呂に膝まで→また温泉へ、の温冷交互浴で全身のポンプであるふくらはぎの血流改善作戦に励んでいました。
ポカリスエットのサーバーが大浴場内にある。
サウナーの皆様にはグッとくるサービスだと思います。水分補給しながらととのっちゃって下さい。(写真はホテルHPより)
どれにするか迷う、シャンプーバー。
大浴場の入口に、様々な種類のシャンプー&コンディショナーをセットにしたかごが。説明も読んで、気になるのを持って行きましょう。
ダイソンのドライヤーがある。
周りのものが飛んでいくくらい強力な風力で髪も即乾。あると嬉しいダイソンのドライヤーが脱衣場にありました。
お風呂上りにアイスのサービス&朝は乳酸飲料のサービス。
ドーミーインの嬉しい定番サービス。アイス全種類制覇は成し遂げられられず(悔)
冷まくらが気持ちいい。
アイスノンとタオルの貸出(15F)。お風呂上りで熱くなった頭をひんやり枕にのせて横になると、急速に熟睡できます。至福のお昼寝にもおすすめ。
ドーミーイン名物 夜鳴きそばは、テイクアウトもできる。
夜のレストランスペース(2F)で無料で振る舞われる半ラーメン。お部屋に持ち帰りも可能だそうです。
無料コーヒーサーバー&公式サイト予約特典になったドリンクサービス
1Fに無料のコーヒーサーバーがあります。チェックインの時にいただいて、お部屋で一息つきましょう。
アルコール缶やソフトドリンクなどの無料サービスは、公式サイト経由で予約した人のみに提供、に変更になったそうです。
自販機お値段チェック&電子レンジコーナー
写真は大浴場のある15F。まずは風呂上りの定番、コーヒー牛乳系 120円。
アルコール&水&お茶系。ビールレギュラー缶250円、お茶180円、水140円。サウナーに支持される「オロポ」(オロナミンC+ポカリ)も作れるラインナップです。
横に氷ベンダーもあるので、何でも冷え冷えにして飲むことができます。
こちらも15F、電子レンジコーナー。フォークやスプーン、お箸が備え付けられているのが便利です。
初めてのオロポ
サウナを愛する人に愛されている飲物、オロポ(オロナミンCとポカリのカクテル)。サウナは6分で脱落したにもかかわらず、一人前にオロポは体験してみたいと、実は池袋駅でオロナミンCを買って気合の持ち込みでした(ホテルの自販機でも買えましたが)。そもそもオロナミンCも過去1回しか飲んだことがなくて、どんな味か忘れちゃった…(なので炭酸入ってるって思わず、開ける前に振っちゃった…)
と、前途多難でしたが、作ってみました。オロ:ポの配合比は1:1が良いとか1:2が良いとか、予習で色々読んだのですが、両方試してみて私は1:1のほうが炭酸のしゅわっと感があって好きでした。
池袋なのに中国気分、旅はここから(池袋駅20b出口)。
この階段を上がると、話題のエリアはすぐそこ。池袋駅20b出口。
日本に住む中国人向けの本場さながらの中華料理、町中華ならぬ、手加減無しの「マジ中華」が待っています。
なぜ池袋でディープな中華が食べられるのか?を調べてみました。
戦前に日本に渡り横浜中華街を築いた中国の人は老華僑と呼ばれ、何世代にも渡って日本人をターゲットに日本人好みの味を追求して商売をしてきました。一方で、池袋に多いのは新華僑、つまり最近来日した人。留学などで来日し、その後も日本で暮らしている中国人が多い町であるため、新華僑をターゲットにした中国の現地そのままの料理が多い、ということでした。
私は1泊2日で、おやつ、夕食、朝食、昼食、夕食(テイクアウト)をこのエリアで食べました。宿泊したドーミーイン池袋からは線路を挟んだ反対側。
まず目につくのは中華食材店【陽光城】。いかにも!なムードにテンションが上がります。
おやつは香港スイーツ【香港誠記】
美容院の店頭の漢字の看板におおっ!と喜びながら、最初のお店に向かいます。エクステは「接髪」ですって。なるほど。
地下にあるカウンターだけの小さなお店【香港誠記】。お店入口の壁には香港の地名が沢山。この駅降りたなーなんて懐かしい気分になりながら開店を待ちました。
メニュー。香港のひんやりスイーツ大好きです。
愛してやまない楊枝甘露(フリガナは、ヤンジーガンル)とエッグタルトを注文。楊枝甘露はフレッシュマンゴーと柑橘系フルーツの甘&酸を同時に味わえるスイーツです。池袋で香港!
マジ中華のフードコート【友誼食府(ユウギショクフ)】
池袋で中国度数の最も高い場所は、ここではないかと思います。ビルの前には中国語のフリーペーパーを配ってる人がいました。
ビルのテナントがここが池袋なことを忘れさせます。
中国スーパーと中華フードコートのある4Fに行ってみましょう。降りるとそこはもう中国。
スーパーの売場。日本語ゼロな状況にワクワクします。
魚も生きたまま。
同フロアにある、人気のフードコート【友誼食府(ユウギショクフ)】。20席しかないので、食事時間をずらして行くと良いと思います。日本語はほとんど見かけません。中国語が飛び交う中、圧倒的なアウェー感に旅気分が高まりました。
四川料理、肉の惣菜、台湾料理、東北料理、上海料理、広東料理がフロアを囲みます。
食べたのはこちら。
台湾のお店の「臭豆腐」:台湾の屋台を思い出すあの臭い。臭いはすごいけど食べるとおいしい。カリッと揚げたてでした。
上海のお店の「酸菜魚」:あげた白身魚とジャガイモを酸味のある高菜漬のようなお漬物と煮込んだ料理。お漬物の旨味がしみておいしかったです。
肉まんや、卵、豆乳といった軽いもののお店。あふれる中国感!
朝食は【胡桃里小籠館】で蒸したて小籠包
朝食ももちろん中華を食べるぞ!と池袋の朝営業をリサーチ。朝5時から営業、24時間営業というお店もちらほらありました。小籠包が食べたくて、朝9時開店の【胡桃里小籠館】へ。
「上海小籠包」をオーダー。テーブルで蓋が取られると立ちのぼる湯気。口にすると肉汁がじゅわーーっと溢れ出ました。幸せ。
ここも日本語通じるのかな?と不安だったのですが、写真奥のザーサイの和え物を持って帰りたい、と私は日本語で訴え→ビニール袋を指してこれでいい?みたいなことをお店の人は中国語で返し。(私達分かり合えたわ。嬉しい。)
透明のビニール袋に入れられた赤くて辛いザーサイを持って、嬉しく朝の池袋を歩きました。
他にも朝食候補のお店を調べていたので紹介します。
その1【小魏鴨脖店2号店】
店頭のお知らせが全部中国語(なんか嬉しい)。池袋にいるのを忘れる瞬間でした。打包はテイクアウトのこと(今回学びました)。うっすら、イートインを再開しますなことを察知。
朝食候補にしていたお店、その2は池袋駅から近い【三宝粥店 池袋店】。
マジ中華のフードコートは他にもあった!最新スポット【沸騰小吃城】
2021年にオープンしたばかり(フロア内はまだ開店していないお店もいくつか)、池袋で最新の中華フードコートです。おやつを食べに行った香港スイーツ【香港誠記】と同じビルでした。ここは広くてさまざまな地方のお店がありました。
こんなにあります!風味小吃(朝ごはんぽいもの)、福清、沙县、上海、広東、東北、広東、湖南、雲南、湖北、四川、重慶。
(福清&沙县は調べたら福建でした)
メニューはQRコードを読み取ってスマホで見ます。多分スマホからオーダーできると思うのですが、一部システム準備中(まだ値段が入って無かったり)と、もろもろ中国語のため挫折。結局ホールの店員さんに助けを求め、店員さんのタブレットから注文して、と結局人力(笑)
スマホで見ていたメニューの一部。豚足に決定!
湖南料理の「香辣猪蹄」(豚足)と東北地方の「羊肉串」。どちらも容赦ないスパイス使いが最高です。
上海の「灌湯包」(特大の小籠包の肉汁をストローで吸う)を頼みたかったのですが、あれ?小さいのがせいろに4つも!?小籠包が来ちゃったのですがテンパってて答え合わせをする余裕もなく、この日2回目の小籠包をおいしくいただきました。この余裕の無さ、海外旅行で味わった懐かしの感覚でなんだか嬉しくなりました。
【友誼食府】のビルに もう1つのフードコートがあることを知る -【食府書苑】-
最初に行った有名フードコート【友誼食府】のビルの2階。中国の本屋さんだと思っていたら(本もあるのですが)、2021年6月にここにもフードコートがオープンしたとのことで寄ってみました。ここで食べられる料理の地方は、西安、雲南、揚州、四川、東北、湖南、台湾(タピオカドリンクなどの飲物)。近日オープンとなっているお店もいくつか。
ここの注文→会計の流れは4Fとはシステムが異なります。私は空いてる時間帯に行ったため、お店の人がつきっきりで、右も左も分からない私を助けてくれました。
1日2回の小籠包をやったおかげでお腹いっぱいだったので、持ち帰り(テイクアウトは「打包」でしたね)でお願いすることに。気になったのは雲南料理店の「薬膳汽鍋鶏」。効きそうな鶏のスープです。
待っている間にうろうろ。本屋さんコーナー
西安のお店では、画数の多さで知られるビャンビャン麺の生地を伸ばして裂いて、ぐらぐら沸いているお湯に投げ入れるのを見せてもらいました。
家で食べた様子(これで半分)。味わい深かった!最後はご飯も入れてみたりアレンジ。
こうして、池袋の旅を終えました。
旅気分を存分に味わえた池袋
池袋で温泉ホテルに宿泊したら「近場なのに旅気分」になれました!日本語も通じるか不安な中で食べる「マジ中華」に海外旅行気分も味わえました。池袋駅構内に戻ってきて、ああここは東京だったと思い出すような非日常体験、池袋で楽しんでみませんか?
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