2024年8月の読書・鑑賞ログ
2024年8月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。
(漫画)カルト宗教信じてました。(たもさん)
親がエ〇バで、その2世として、小学生の頃から入信していた著者。
その宗教を辞めるまでの35年間、内部ではどんなことが行われているのか、そのときの気持ちが描かれた漫画です。
他教の行事、ハロウィンもクリスマスも禁止されているなんておどろきでした。
日本がなんでもありなのもあるかもしれませんが。
どの行事に参加するか、自分で自由に選びたいと僕は感じました。
親が熱心な信者だと、その子どもは、何もうたがわずに信じちゃいますよね。
ほんと、よく著者は抜け出せたと思います。
内部の繋がりから抜け出せず、悩む辛いシーンだけでなく、「楽園、15分100円で買えた」など、クスっと笑えるシーンもあり。
宗教にハマった人たちは、日々どんな世界観ですごしているのか、知ってみたい方におすすめの漫画です。
ちなみに本漫画『カルト宗教信じてました。』は、Kindleアンリミテッドで無料(読み放題対象)で読めますよ。
可能性の翼を広げて(岡本黎子)
息子2人が高校生で4ヵ国語を話せるようになり、その後、アメリカの名門イェール大学へ進む。
そんな超一流の息子さんたちを育てた著者の、子育てにかける想いがつづられたエッセイです。
技術的な英才教育や競争よりも、五感を感じさせてたくさんのことを経験させてあげる。
そして、あふれるほどの愛で育った息子さんとの、相思相愛の親子エピソードが素晴らしすぎます。
「幼い子が1番信じ頼れるのは母親だから、母親はそれに応える義務がある。」
こんな素敵な想いを持つ母親は、日本中探しても他にどこにいるのでしょうか?
「アメリカ式の子育てに興味がある方」や、「海外に留学するお子さんを持つ方」におすすめの本です。
行ってはいけない外食(南 清貴)
ホテルやレストラン、カフェのフードメニューを開発している、国際食学協会の理事長さんが書いた本です。
飲食店やコンビニで、「どれほど多くの添加物が使われているのか」がメインに紹介されています。
・いつまでも見た目が綺麗なカット野菜は、保存料がたっぷり
・あたりやすい貝類や甘エビは、消毒液でジャブジャブ
・添加物やトランス脂肪酸にまみれた、ホテルの朝食バイキング
「便利」や「安い」食品には、かならず添加物や薬品が使われている。
かといって、これらを完全に避けた生活は不可能ですよね。
なので、ほどほどに便利に、自分が気を付けたい点だけを気を付けていきたいと想います。
「どの食材が危険なのか?」というよりも、「ダイエットしたい」や「外食の頻度を下げたい」ときの、きっかけに使うのが良さそうな本に感じます。
物語のつくり方(新井 一樹)
アニメ「ワンピース」や「ドラえもん」、「SPY×FAMILY」、映画「キングダム」など。数々の人気脚本家や小説家を排出しているゼミの、表現技術がたっぷり詰まった本です。
もはや、「シナリオ作りの教科書」のようでした。
小説や映画、アニメ、ゲームのシナリオを作りたい方だけでなく、自分史を作ってみたい方にもおすすめ。
「ちょっとした空想が、物語にならないかな?」そんな創作活動の意欲が爆上がりしてしまう、めちゃくちゃ良い本でした。
オリジナル講座の作り方講座(ひめさとこ)
起業家のコンテンツ作り・サポート会社を運営している著者のノウハウを、ストーリー仕立てで学べる本です。
講座作りだけでなく、何か商品を販売してみたい方の、商品作りのアイデアにも役立つ内容でした。
・商品開発
・コンセプトの決め方
・費用や時間のコスト管理
・どのように告知するか
・講座内容の組み方
・価格設定の考え方
・リピートしてもらうには
・お客様アンケートや顧客台帳の重要性
などなど、オリジナル商品の作り方を完全網羅。
ストーリーになっているだけでなく、解説まであるので、めちゃくちゃ分かりやすかったです。
しかも、途中で悩みそうなポイント
・行動できないときの、心の持ちよう
・相手に寄り添った、言葉の伝え方
などもアドバイスがあり、とても役立ちました。
「何か商品を持ちたい方」や「副業をはじめてみたい方」におすすめの1冊です。
ちなみに本書『オリジナル講座の作り方講座』は、Kindleアンリミテッドで無料(読み放題対象)で読めますよ。
体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!(池谷 敏郎)
東京医科大学病院の内科に勤務していた医学博士が書いた、炎症の原因を抑えるコツが紹介された本です。
炎症といえば、何かをぶつけたときや吹き出物、筋肉痛などのイメージが強いです。
ですが、炎症はガンや動脈硬化、老化の原因にもなっているとのこと。
本書を読む前まで、僕は改善方法は
・規則正しい生活
・野菜をたくさん食べる
・ストレスを減らす
と書かれているだろうと、勝手に予測していました。
ところが読んでみると、おどろき。
改善方法で一番重要と紹介されているのは、「魚を食べること」だったのです。
心臓や血管の疾患リスクを下げる「EPA」の摂取が大切とのことで、僕の予想は見事にハズレました。
ちょうど最近、魚を食べていなかったので、痛いところを突かれたように反省。
EPAを豊富に含む魚
・マグロ
・サンマ
・サバ
・イワシ
を食べて、体内の炎症の抑えていきたいです。
他にも、炎症を抑えるのに良い野菜や、生活習慣も紹介されているので、気になった方は読んでみてください。
1年で億り人になる(戸塚 真由子)
本書は友人のあやさんがおすすめしているのを見て、ふと読んでみたのですが、大アタリ!すっごく面白い本でした。
著者は資産・収入ゼロから3ヶ月でFIREを達成し、現在は資産構築コンサルタントをしている方。
そんな著者さん自らの体験談と、世界38か国の大富豪を見てきて分かった「お金持ちの発想」が紹介されています。
読んでなるほどと感じたのは、大富豪になる人は「どうやってお金を稼ぐか」ではなく、「どうやって元手を集めるか」と考えていること。
「借りれば投資できる」という発想。
たしかに、大きなお金で勝負するまでの元手を「稼ぐ」だけで集めていたら、人生の終了時間が先にきてしまいます。
そして、大富豪になる人は「お金で解決できること」を解決するために、お金の問題に先に取り組む。
お金で解決できない「夢」や「幸せとは」などは、後で取り組む。
ほとんどの人は、これを逆の順番で取り組んでいる。
「お金で解決できること」を「お金で解決しない方法はないか」と、あれこれ悩んでいる。
と本書にはあります。
これは、まさしく僕がそうで、「幸せ探し」に迷走したまま、お金の問題も解決できずに、自ら人生を足止めさせています。
ホント、痛いところを突かれました。
本書は「お金持ちになれるルート」が分かるだけでなく、「今、自分が上手く行っていない理由」が納得できて、読んで本当に良かったです。
「不動産投資に興味がある方」や「これから起業してみたい方」に超おすすめしたい1冊です。
ちなみに、先月(2024年7月)に漫画版も出たので、漫画版もこれから読んでみます。
「後回し」にしない技術 (イ・ミンギュ)
著者はソウル大学の心理学博士、臨床心理専門家で、韓国でベストセラーとなった本です。
国が違っても、「いつまでたっても行動に移せない悩み」が一緒で、なんだかホッとします。
面白かったのが、狩りをするときのライオンの話です。
ライオンは最初に狙った獲物から、ターゲットを変えない。
たとえ狩りの途中で、もっと簡単に捉えられそうな獲物が現れたとしてもです。
ターゲットを変えず、最初の目標にだけ集中して、狩りの成功率を上げる。
僕たちは達成したいことに対して、1日のうち何分間考えているでしょうか。
1年の目標を、正月だけにしか覚えてない僕は、ライオンを見習わなくてはです...
他にも、目標を実行するときのテクニックとして
・目的を逆算思考する
・やることを公開宣言する
・最善を尽くすために、人に頼る
の3つを、本書から取り入れていきたいです。
僕と同じく「三日坊主」や、「決めたことに取り掛からない人」は、ぜひ読んでみてください。
ちなみに本書『「後回し」にしない技術』は、Kindleアンリミテッドで無料(読み放題対象)で読めますよ。
(映画)新感染半島 ファイナル・ステージ
2020年7月に公開された、韓国のゾンビ映画です。
(日本では日本では2021年1月に公開)
ある日、韓国で謎のウイルスが大発生し、国民のほとんどがゾンビ化してしまいます。
朝鮮半島が封鎖されることになり、主人公(カン・ドンウォン)は朝鮮半島を脱出し、香港に移り住みます。
しかし、お金に苦しんでいた主人公は、香港マフィアの任務を引き受けることに。
その任務は、ゾンビだらけの朝鮮半島に再び入国し、トラックに置き去りにされた大金を持ち帰ること。
はたして主人公は、ゾンビだらけの街から大金を見つけ、再び脱出できるのか...
というストーリー。
バイオハザード的なおどろおどろしいゾンビと違い、めちゃくちゃ素早く、身体能力がずば抜けたゾンビが襲ってくることにおどろきです。
そして、車でのアクションシーンが多く、これでもかっていうくらい、ゾンビを車でひきまくることに、びっくり仰天!
すっごい迫力ではありますが、大丈夫かコレ?(笑)
「この映像に影響されて、車で暴走する人が出るかも」と、日本映画だったら物議をかもしそうな気もしました。
でも、どちらかというと家族愛がテーマな映画なようで、見て良かったと感じます。
そうそう、2020年といえば、ちょうどコロナが深刻だったときで、その時期に公開されたこと自体もすごいですね。
ゾンビ映画や、マンガ『カイジ』が好きな方におすすめの映画です。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。
「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。