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瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり
2021年12月25日 19:17
果てしなく広がる宇宙の何処か奥深い場所から、まだ行った事のない憧れの何処かへと下へ下へと降りてきた宙の子。途中で出逢えたちょっぴり気になる子は、自分が居た宇宙を目指して昇っていくと言っていた、天の子。天の子が住んでいた場所は、遠くから、ぼんやりと浮かんで柔らかく暖かそうな色に包まれていた心地良いところだった。碧や緑や翠色が混ざって、ずっと留まりたくなるような、不思議な場所。
2021年12月8日 16:28
宙の子は、フワリと上から持ち上げられるような不思議な力を感じながら、身を任せていた。「なんだろうな、この感じ。僕は、まだここに居たいのに。でも、行かなければならない氣もするし。なんだか、また眠くなってきたな。」宙の子は、静かに自分を包み込むあたたかくて、柔らかいものを感じながら、再び眠りに落ちた。そして、降りてきた軌跡をまた辿り帰るように、すっと、軽やかに上へ、上へと昇って行った。
2021年11月24日 12:38
宙の子は、懐かしく心地良さに身を委ねたまま、眠りに落ちた。しばらくして、深いところから鳴り昇ってくる音に目を覚ました。おぉ…ぅん…、おぉ…ぅん…おぉ…ぅん体の奥底、深い深いところから湧き出てきて、天に向かってゆっくりと上へ上へと響ながらキ〜ンという軽やかで果てしなく広がる音。「何処から聴こえてくるんだろう?」宙の子は、自分の体がくるくると渦を巻きながら、ゆっくりと上へ
2021年11月16日 19:43
宙の子は、すれ違って行った何かを見送ったあと、再び下へと進んだ。あぁ、あの辺りかな?段々と色が濃くなってきたなぁ。あそこから降りてみよう。宙の子は、近づくにつれて色がくっきりと観えてくるのを確かめながらグッとスピードを上げた。宙の子は、深い、淡い、暖かく萌えている碧色の雲のような塊の中に入って行った。「なんだか、とっても優しい。柔らかい翅の中に包まれているみたいだな…なん
2021年10月27日 16:57
天の子は、宙の子に訊いた。「あなたは、何を見たいの?」「う〜ん、その、綺麗な碧色が何か?確かめてみたいな。君は、それが何か知ってるんだろ?」天の子は応えた。「…そうねぇ、私はずっと、その中で過ごしていたから。一体、それが何なのか、見たことないの。」「ふぅん…そうかぁ。でもさ、君みたいな子が居たところなら、きっと、優しい素敵なところだね!?」「そうかしら?そうだと