ストレスのしくみ
こんにちは
ここでは、『食生活』や『生活習慣病』など、健康になるために知っておきたい事について書いていきます。
みなさんの暮らしに少しでも参考になれば嬉しいです☺️
本日は『ストレスのしくみ』です。
はじめに
私達の体は、体内の環境(体温、体液量、電解質濃度など)を一定に保とうとする機能が備わっています。
これを恒常性(ホメオスタシス)といいます。
例えば、、、
ウイルスが体内に入ってきたら、免疫系がウイルスを排出し、体内を元の状態に戻す。
これが、ホメオスタシスの維持機能です。
ホメオスタシスの維持は主に
①自律神経系
②内分泌系
③免疫系
が絶妙なバランスをとっている状態です。
ストレス反応とは、これらのバランスがストレッサー(ストレスの原因)によって崩れた時に立て直そうとする反応です。
・戦うか逃げるか反応
先ほど話した通り、体内にはホメオスタシスの維持機能が備わっています。
しかし、強いストレスが生じると環境の変化に対応しきれません。
すると、体はストレスに対して『戦うor逃げる』の選択をするよう追い詰められます。
例えば
戦ったり逃げたりするのに必要な機能は増えていきます
心拍数UP⤴️血圧UP⤴️呼吸数UP⤴️
戦ったり逃げたりするのに不要な機能は減ります
胃腸運動DOWN⤵️唾液の分泌DOWN⤵️消化液の分泌DOWN⤵️
確かに
戦うにしても、逃げるにしても心拍数は上がっていた方が有利な気がしますよね。
ピンチな時に同じパワーを使うなら、消化に使うより血圧を上げるのに使いたい気もします。
一時的なストレスは適度な緊張感により、パフォーマンスアップに繋がりますが、慢性化してしまうと疲労や生活習慣病の引き金になりかねません。
・ストレス反応の経過
ストレス反応は時間経過により、大きく3つに分類されます。
①警告反応期
②抵抗期
③疲はい期
①警告反応期
ストレッサーにさらされてスグの頃
突然ストレッサーにさらされて、ショックを受けます⇒ショック相
そして、時間が経つとショックから立ち直っていきます⇒反ショック相
警告反応期は最初にショック相を経て反ショック相へと移行していきます。
ショック相(ショック受けたて)
・体温や血圧などが低下
・神経系の活動が抑制
・血液が濃縮
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反ショック相(ショックから立ち直る)
・体温や血圧などが上昇
・神経系の活動が開始
・筋肉の緊張が高まる
②抵抗期
ストレッサーに対する抵抗力が増してきた頃
・ストレッサーと体のバランスが取れてきている
💡この期間にストレッサーを弱めるか取り除きたい
③疲はい期
ストレスに対抗しきれなくなった頃
・ストレス状態が持続し、最悪の場合は死に至る
さいごに
ストレスは、一時的であれば適度な刺激になります。
しかし、ストレス状態が続くと生活習慣病の引き金になりかねません。
現代社会でストレスを完全にシャットアウトすることは難しいかもしれませんが、コントロールし、上手く付き合っていく事が大切です。