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【雑詩】 嘆息

 年の始めの震災の
 傷痕癒えぬ被災地に
 更なる災害襲っても
 何処吹く風とこの国の
 為政者たちは
 親分選びに右往左往
 挙句の果てに現職の
 大臣たちも
 俺も私も立候補
 被災地救済
 忘れているのか
 忘れたいのか
 票を集めに 東奔西走
 アッチコッチで
 気勢をあげる
 本業一途 何処へやら
 私利私欲にうつつを抜かす
 やっている場合か
 本務に励め
「政治家生命」なんぞ
 怪しい言葉
 そんなこんなの
 為政者だから
 復興願う人たちに
 向ける眼差し無いままに
 時間は流れて
 無為に過ぎ
 何時しか秋風の季節となる

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