あらてぃ

公立中学校教員/数学科/島流し2年目/素晴らしい妻と子どもたちに支えられて生きてます/…

あらてぃ

公立中学校教員/数学科/島流し2年目/素晴らしい妻と子どもたちに支えられて生きてます/#EDUBASE CREW/google認定教育者level2..認定トレーナースキル/ロイロ認定ティーチャー/人の助けになるような発信ができるようになるぞ

最近の記事

Vol.53 全日本教育工学協議会全国大会の参加報告

全国教育工学協議会に参加して感じたこと先月、第50回全国教育工学研究協議会に発表者として参加してきました。10年前の自分がこんな会で発表するなんて、考えもしなかったでしょう。 少しずつ成長してきたんだなと実感しました(笑)。 この2日間は非常に充実しており、1日目は授業参観と公開授業、学校での研究紹介や基調講演、2日目は研究発表とパネルディスカッションが行われ、どのプログラムも刺激的でした。 まず感じたのは、日本の教育のレベルの高さです。 全国から多くの情熱を持った先生方

    • Vol.52 選択肢を与えることの本質と授業への活用法

      「選択肢を与える」ことは、教育現場でしばしば強調されますが、その本質を理解して効果的に活用することが重要です。 ただ選ばせるだけのものになっていないでしょうか 選んでいるだけでは、生徒が本当に主体的に学べているとは限りません。 今回は、授業や校務においてどのように選択肢を取り入れたら効果的で、結果が期待できるのかを考えてみました。 ただの選択肢ではなく「学びの選択肢」を 選択肢を与えることの目的は、生徒が自らの学びを深めるための道具を手にすることです。単に「AかBを選んで

      • Vol.51 ふと思うこと〜ICTは対話的学びの必須条件か?〜

        最近、「ICTを活用して生徒同士の対話的な活動を増やしたい」という声を耳にすることがあります。 しかし、ここで一度立ち止まって考えてみたいのは、 「なぜICTが必要なのか?」という点です。 実際、対話的な活動はICTがなくても十分に実現可能です。 それにもかかわらず、なぜ「ICTで対話的活動を促進しよう」という話が出てくるのでしょうか? 文部科学省の学習指導要領では、アクティブ・ラーニングの一環として、対話的な学びが重要視されています。 ここで重要なのは、対話的学びとは単

        • Vol.50 夏の思い出

          この夏はかなり濃密な感じで過ごしていた気がします もちろんこれまでの夏がスカスカだったわけではありません 生徒たちと流した汗は本当に自分の中での大切な思い出です しかし、今年はそういった学校の中での活動ではなく 自分自身で他の組織に飛び込んだり コミュニティの運営のお手伝いをさせていただいたり 自分で自分を確立していく活動が多かったです <自分で自分のこの夏を整理> ・7月20日 FUKUOKA FES@EDUBASE ・7月24日 CEC神奈川⇄千葉 学びの架け橋(アクア

        Vol.53 全日本教育工学協議会全国大会の参加報告

          Vol.49 EDUBASE FES FUKUOKA に参加してきました

          ちょっと日が経ってしまいましたが、学びの足跡ということで今更ながらですが、書いていきたいと思います。 とりあえず弾丸で九州は行けることが判明してしまった(あくまで一人で) やはり「心理的安全性」の高さが半端なかったです これはなんなんですかね 自分がこれからこう取り組みたいという思いを語れる、語ってよい場 やっぱりこの方向だよねって思えるし その見方かって思えるし 弾丸だったのでオープニングの正頭先生のお話を聞くことができなかったのが残念でした(アーカイブで見せていただい

          Vol.49 EDUBASE FES FUKUOKA に参加してきました

          Vol.48 自分とかないから

          自分とかないから 「自我を捨てる」 「宇宙と一体になるのだ」 東洋哲学にはなんだかざっくりこんなイメージがあった そんなにかけ離れていたわけではないけど しんめいPさん著の話題の「自分とか、ないから。」読んでみました 読んでみて思ったのは必ず出てくる人物たちは 一周回ってる ってことです。 何かを極めるために(良くも悪くも)いっちゃってからそういえばみたいな感じで悟っちゃったという印象です (達磨大師様はちょっと違うかも) そうなったからこその境地なのかもと思いながら、

          Vol.48 自分とかないから

          Vol.47 生成AIの教育活用ー飯山満中学校での公開授業を受けてー

          先日、飯山満中学校の公開授業へお邪魔させていただきました その時の感じたことを一部ですが、記事として紹介したいと思います いつ行っても暖かく迎えてくれる飯山満中学校の方々には本当に感謝しております 生成AIで進化し続ける飯山満中内藤先生らを中心として先生方の入れ替わりがまたかなりある中、その先生方にとっては2ヶ月程度、以前からいる先生方でもまだ8ヶ月という中でのAIを活用した授業実践でしたが、どれも無理やりではなく自然にみんなが活用しているのが印象的でした よく想像される

          Vol.47 生成AIの教育活用ー飯山満中学校での公開授業を受けてー

          Vol.46 難波駿先生「自由進度学習はじめの一歩セミナー」を受講して

          先日、札幌市の小学校教員である難波駿先生のオンラインセミナーに参加しました。以前から著書とVoicyで勉強していましたが、セミナーでは直接お顔を見ながらお話を聞くことができ、伝わる「熱量」が全く違いました。テーマは「学び方を学ぶ」で、どのようにそのコントローラーを手渡していったのか、何を手渡したのか、手渡した結果どうなったのかの「実例」を示していただきました。 手渡した結果の姿 まず、手渡されたクラスがどのような姿になったのか、その様子を映像で目の当たりにしました。以下の

          Vol.46 難波駿先生「自由進度学習はじめの一歩セミナー」を受講して

          Vol.45 画像を生成してからがスタート

          CanvaやAdobe expressを使ってデザインはもう手軽にさっと作成することができるようになりました つまりある程度のラインが全員保証されるような時代に突入してしまったのだと思います こっからがスタートの世界になったのでその世界をどのように切り抜けていくか、ちょっとChat Gptさんと挑戦してみました 広告デザインを作成(made to Canva)CEC長野の清水先生からのCanva Timeでの学びから作成しました。 ただし、これが本当にいいデザインとして認め

          Vol.45 画像を生成してからがスタート

          Vol.44 振り返りってどうしてる?

          振り返りは、学習プロセスの中でとても大切な役割を果たしますよね。 振り返りをすることで、学習内容を振り返るだけでなく、自分の学びを深め、次の学びへの橋渡しをするための大事なステップになるんです。 でも、振り返りが無駄な時間になってしまうこともあります。 「楽しかった」「面白かった」といった感想だけでは、振り返りの効果は限られてしまいます。(むしろマイナス?) では、どうすれば振り返りが意味のあるものになり、学習の成果に繋がるのでしょうか? 振り返りの具体的な目的を設定するま

          Vol.44 振り返りってどうしてる?

          Vol.43 「ICTを活用のする」が難しいって話を考えてみると〜数学の立場から〜

          はじめに 現代の教育において、ICT(情報通信技術)の導入は避けて通れないテーマとなっています。  小学校では活用が進んでいるということを聞きますが、なかなか中学、高等学校での活用が進まないという話を聞きます。  そこにどんな違いがあるのかなと思うと、やはり「教科」というのが関係しているなと思います。  大体ICTでの活用で、小学校と中高の先生が話すときに 小学校の先生「授業の中で〜に使っているのですが〜」 中高の先生「教科のこの単元で使おうとすると、相性が〜」 小学校の

          Vol.43 「ICTを活用のする」が難しいって話を考えてみると〜数学の立場から〜

          Vol.42 小中学校連携の課題と展望:持続可能なシステム作りへの道

           教育現場では、よく小学校と中学校の連携(以下、小中連携)が重要視されていて、皆さん声を揃えてその大切さを話します。  「子供達のために」と円滑に次の教育段階へ進むために必要な取り組みだと。 しかし、現場での課題は少なくありません。 EDUBASE Crewの皆さんとせっかく集まって話しをしたので、自分自身がこれについてどう思っているのかと自問自答。。 よって結論でてませんw はじめに小中連携は、生徒の円滑な進級を支える重要な取り組みです。 しかし、属人的な取り組みに留まっ

          Vol.42 小中学校連携の課題と展望:持続可能なシステム作りへの道

          Vol.41 改めて評価について考えてみる

           評価という言葉を聞くと、どうしても「値踏み」されている感覚になってしまうのは私だけではないはず  ですが、世の中は評価という言葉で溢れている  どうやって見栄えを良くしていくのか  いい評価がつくようになるといいな 結局、他人からの評価を気にする世界が広がっているような気がします。 また、評価が出た段階がそれまでの総括が終わったことになるのも評価があまりいい意味で使われていないことの要因であると思います。 1.評価をどう考えるか 評価を「つける」のか  評価を「する」のか

          Vol.41 改めて評価について考えてみる

          Vol.40 Next GIGAって一体なんなの?

          最近は、GIGA端末の活用が当たり前になっているこの頃 のはず・・・ 結局、GIGA端末を利用しているけれど、 なんのために導入して なんの力をつけるためなのか ここから考えていない自治体、学校はかなり厳しい だって、今までの形に入れようとするから 今までの形がもう100になっていて それにICT利活用なんてのが入ったらキャパを超えてしまう この機会をしっかりと 「学び方を学ぶ」 「授業改善」 「学習者主体なのか」 これからのことを考えていないと確実に推進されていないであろ

          Vol.40 Next GIGAって一体なんなの?

          Vol.39 ミュージックプロモーションビデオを作ろう!

          みなさん、新学期もだいぶ経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。 疲れもかなり溜まっていることだと思います。 溜まっていると勝手にアドレナリンが出て、ついついそのまま作業をしてしまうなんてことないでしょうか? 完全に交感神経が優位になっている状態ってやつですね(知ったかw) 今回は、そのテンションで作成した「ミュージックプロモーションビデオ」についてです。 1.作成に必要なもの ①音楽(作詞・作曲)  ②画像(場面にあったもの) この二つを自前で用意してみました。 2.

          Vol.39 ミュージックプロモーションビデオを作ろう!

          Vol.38 Next Gigaフォーラムを聞いて

          久々の投稿となります。 とりあえず業務が年度末から年始にかけて忙しい さらには私生活も変化があり、なかなかに慌ただしい でも、学びを今更止められない暴走列車の私です 3月31日ギリギリに視聴しましたNext GIGA フォーラムに心動かされた事が多かったので記事にしました。 放送大学教授 中川先生と 上智大学 奈須先生の対談からこのお二人の対談がものすごく響きました。 なぜ響くかというとICTと授業改善の方向性がスパッと見えてきたからです。 学校が掲げているからといってそ

          Vol.38 Next Gigaフォーラムを聞いて