Vol.48 自分とかないから
自分とかないから
「自我を捨てる」
「宇宙と一体になるのだ」
東洋哲学にはなんだかざっくりこんなイメージがあった
そんなにかけ離れていたわけではないけど
しんめいPさん著の話題の「自分とか、ないから。」読んでみました
読んでみて思ったのは必ず出てくる人物たちは
一周回ってる
ってことです。
何かを極めるために(良くも悪くも)いっちゃってからそういえばみたいな感じで悟っちゃったという印象です
(達磨大師様はちょっと違うかも)
そうなったからこその境地なのかもと思いながら、作者の方が時々織りなす例えにスッと自分がなくなる瞬間が感じられました
物質的な意味での自分
思考としての自分
存在としての自分
世界(フィクション)の中の自分
全てのものとすごく密接に繋がっているんだけど
実はつながるとか繋がっていないとかそんなのでもなく
いないところにいる
いるようでいない
この「全てとともにある感覚」はとても大切にしたい心の持ち方
自分の尺度の中で物事を捉えるのではなく
全てのものに因果があって何かしら自分と繋がっている
つまり自分の一部であり
大きな世の中での一部
(命や尊厳が脅かされる時は無理)
その流れの中の因果を探っていく
良い悪いではない
自然体で自然になるっていうのはまだまだ
なんだか不思議な感覚のnoteでした