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スイーツ女子と甘い先輩

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スイーツ女子と甘い先輩 最終話(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩 最終話(連載小説)

先輩と別れてから廊下を美術室へ向かって歩く。

フワフワしていた。

頭がフワフワしていたのか、足取りがフワフワしていたのか分からない。

とにかく夢の中にいるような気分だった。

そして、時々ハッと我に返って、今までのことは夢なんじゃないかと思う。

そんなことを繰り返しながら部室に着いたので、先生のお小言も全くと言って良いほど耳に入らなかった。

先生のお小言が終わって由香の隣に座ると、さすが

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スイーツ女子と甘い先輩6(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩6(連載小説)

中瀬先輩と篠原先輩からの手紙を受け取った私は、放課後中庭にいた。

そこで待っているように手紙に書いてあったから。

何を言われるのか緊張しながら、ベンチに座って待つ。

しばらくすると、中瀬先輩と篠原先輩が二人連れ立ってやってきた。

「ちゃんと来てるね」

ベンチの側まで来ると、篠原先輩が腕組みをしながら威圧するように言った。

「ねえ、昼休み優といたよね?どうして一緒にいたの?約束してた?」

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スイーツ女子と甘い先輩5(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩5(連載小説)

次の日、私はいつものように昼食を食べ終えると中庭にダッシュで向かった。

もちろん、オススメのお菓子を手にして。

中庭には、もう先輩が来ていて、座っていた。

昨日と同じサッカーの本を読んでいる。

本を読む先輩も絵になるな、と思う。

真剣な表情をしている先輩にドキっとする。

「先輩、こんにちは」

それでも、私が平静を装って声をかけると、先輩は顔を上げて、微笑んだ。

「こんにちは」

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スイーツ女子と甘い先輩4(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩4(連載小説)

ベンチを後にした私は重いため息をつきながら教室に向かった。

先輩と一緒に過ごせる時間があるだけで幸せなはずなのに、先輩の優しさに憂鬱になってしまうなんて。

気持ちを切り替えられないまま教室にたどり着くと、由香を探して、先輩に言われた事と私の不安を話してみた。

「それは不安になるね。でも、高城先輩ってみんなにそんな女たらしなことしてるのかな?」

「ちょっ由香っ、女たらしって!」

私はギョッ

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スイーツ女子と甘い先輩3

スイーツ女子と甘い先輩3

「大進展だね!」

教室に戻って由香に先輩とのやりとりを報告すると、凄く喜んでくれた。

「うん、由香に言われて行ってよかった。しかもまた会えるし!幸せ~」

私が嬉しくて机に肘をついてにやにやしていると、由香は

「もうのろけ?」

とからかってくる。

「そういうわけじゃないけどね」

と言いながらも笑顔が止まらない私。

「そりゃ嬉しいか~。次の約束出来たのが良かったね。このまま仲良くなって

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スイーツ女子と甘い先輩2(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩2(連載小説)

身なりを気にしていた私は

「何してるの?」

と突然聞こえた声に、

「ひゃっ!」

と奇声を発してしまう。

「市川さん、だよね?」

そこには高城先輩がいた。

相変わらず輝くようにかっこいいなあ。

どうやら夢中で身支度を整えている間に先輩が来てしまったみたい。

せっかく会えたのに奇声を発してしまうなんて一生の不覚!

しかも、必死に身支度しているの、見られちゃった。

私が恥ずかしさの

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スイーツ女子と甘い先輩1(連載小説)

スイーツ女子と甘い先輩1(連載小説)

振り返ってみたら2015年に書いていた小説です!🫢そんなに文体に進歩がない私です🥲💦以下よりお楽しみください!
↓↓↓

私はその日、昼食後に先生に提出するアンケート用紙を手に、早足で歩いていた。

早く職員室へ行かないと昼休みが終わってしまうから。

廊下を歩いているうちに、職員室に行くには中庭を突っ切って行った方が近道だと気づく。

その日は風が強い日で、手にしたプリントをギュッと握りし

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