疲労回復ウェアにすがる
最近は「疲労回復ウェア」なるものが流行っているらしい。主に家でのリラックスタイムや睡眠時に着用すると良いらしい。メーカーによって名称や価格は違うものの、どれも「ウェアの繊維の機能で、身体から放出される遠赤外線を体に戻すことで、疲労回復につながる」というようなことを謳っている。
文言を見ていると、いかにもそれらいいことが書いてあるのだが、メカニズムがよくわからない。そもそも「遠赤外線とは何なのか」、「身体から遠赤外線が出ているのであれば、それ自身で疲労回復ができるのではないか」という疑問の方が強い。
だが、私はこういうよくわからないアイテムや疲労回復系のアイテムがかなり好きだ。首には常にピップマグネループを着用しており、就寝時はファイテンのネックレスも併せて着用している。このどちらも磁気やアクアチタンというメカニズム的にはよくわからないものだが、確かに効果が感じられるので使用している。特にピップマグネループは肩こりがある人にはかなり効くと思う。
そして、最近私はついに疲労回復ウェアに手を出した。元々肩こりなのと、趣味で筋トレをすることもあって疲労、特に肉体疲労を感じることが多いので、試してみようというところである。
まず、正月にイオンのトップバリューの「セリアント」を購入した。そして、同じく正月に購入したアンダーアーマーの福袋に「RUSH」というシリーズのTシャツが入っていた。意図せず疲労回復ウェアを2つ手に入れることになった。
このどちらも「セリアント」という鉱物が練り込まれた繊維を使用しているらしく、それが温熱効果を生み、疲労回復に繋がるらしい。
結局は人の身体は温めれば色々好転するという事だ。冷えれば風邪をひくし、肩も凝るし、眠気も覚めてしまう。なるほど、どうりでサ活が流行るわけである。
それで実際に使用した感想であるが、確かに筋肉痛が緩和されている気がする。特にイオンのセリアントの方だ。
私は趣味ではあるもののジムではそれなりの高重量を扱うため毎回必ず筋肉痛になる。筋トレで辛いのはトレーニング中ではなく、実はその後の筋肉痛との闘いだ。だが、セリアントを着て寝た日はそれが少し緩和されているような気がする。
というより、寝ている時に着用部位がポカポカするような感覚がある。これが噂の温熱効果や遠赤外線なのだろうか。だが、温まると不調が改善されるというのは事実のようだ。
これはよくあるプラシーボ効果なのかもしれない。プラシーボ効果とは、それ自体には効果や効能が無いものの、効くと思えば本当に効いてしまうという作用のことである。この作用が働くと、ただのラムネを薬だと信じて飲むと、本当にその薬のような効果が得られるらしい。
だが、結局はそれでもよい。それも効果の一つだと捉える方がよいだろう。
セリアントの説明を見ていると、効果を実感するまではしばらく着用していないといけないらしい。そう考えると、私の着用期間はまだまだ足りていない。アンダーアーマーのRUSHの方もある程度、着用すれば効果が得られるのかもしれない。
これからしばらく、自分の身体で経過観察を行いたいと思う。
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