バラのアーチをつくる(6)完成。バラのアーチなら平野屋におまかせ!『家族の肖像』
人生は面白い。バラのアーチが出来るとは思いもよらなかったのだから。父の一周忌前後、悪夢を見続けていた。例の奴らを殺す夢だ。
noteを始めたのも、一周忌が済んだら死ぬと思っていたので遺言のつもりであったのだ。バラのアーチを作るなどとは思ってもいなかった。
未だ状況はさほど変わらない。
年金はたらず、妻もパートで働いている。僕の仕事は不安定だ。昨今のシステム開発などという仕事は土建業と一緒で元請けが受けて下請けを死ぬほどこき使う。僕は運が良かった。1985年にMachintosh II と出会い、ソフト会社に転職して1993年に新潟に帰ってきて工場で働き、親会社の都合で潰されソフトの仕事に戻ったのは1995年インターネットの世界的な使用が始まった頃だ。考えられないくらい近くて遠い場所である。
コンピュータの発達と「格差の方程式」には「因果関係」があると考えている。しかし、その因果関係は余りにレンジが長く単純には理解できない。
なぜ労働者の時給が上がらないかと言えば、仕事がスキルを必要としなくなり、文句を行ったらすぐに首にされるからである。そんな環境で安い時給で働かせられ。どうにも自分の人生に納得が行かなかったら、病院に行かせられるに決まっている。そしてその絞られた時給は上が吸い上げて行きどこか遠い誰かが大金持ちになる。
妻は僕を負け組の馬鹿で無能なデブだと思ていた。だから自分の言うとおりにさせようとしてきた。そういう行為は「バックシートドライバー症候群」と呼ばれる(僕は呼ぶ)。親子や兄弟の間で見られる「支配ー従属関係」である。また、イジメにおいても重要なファクターである。考えても見てもらいたい、全く関係ない赤の他人をイジメたりしない。何らかの関係性が成立するから「イジメ的関係性」は生まれる。いじめられてもそのグループに居たいのだ。
そしてそれは、心地よく感じるものでも有る。僕は母に支配されていたが心地よい時もあり、どうにも勘弁ならないときもあった。
ある時から変わった。
この一年、怒鳴ったりするのではなく、どうしたら僕の目に見える世界を説明できるのかということを考え続けた。どんなに喧嘩しても、毎日食事を作り、何故か妻は食べた。餌付けである(笑)。
妻は、「僕がアイツラが父の遺産を総取りしょうとしている」という度に「根拠がない」「そんなことをお兄さんや叔父さんがするわけがない」と否定する。理性的な人からみたら、僕は統合失調症の謀略論者だ。病院行って薬もらってこいと言われるのは仕方がない。行かないでよかった。病院なんぞに行ったら病気になる。今は何でも病名がつく時代なのだ。
それは妻自身の『兄弟親族に対しての信念』と僕が受けた『彼らからの仕打ち』が余りに違うから起こるのである。
僕だって、まさかアイツラが母が亡くなった時に父を施設に入れて遺産を総取りしょうとするなどとは思ってもいなかった。しかし奴らの行為を合理的に説明するには、それしかなかったのだ。
まあ、火炙りにされないだけ良かった。
同じ様にアイツラからしてみたら、僕が理解できなかっただろう。1000万円からの土地を赤の他人(本家の跡取り)に遺贈するなどという父の戯言を真に受けるなどとは思わなかっただろう。
どちらの気が狂っているか?正義の数は人の数だけあるのだ。
だから、一年経ったところで離婚して、この悪夢にケリをつけようと決心していたのである。
「格差の方程式」
格差の方程式というのは、「勝ち組」「負け組」とバラエティで喧伝したいる「給料は人の優秀さの反映である」「優秀な人間は高い給料」「駄目な人間はニートが似つかわしい」と言う考え方が現実に沿っていないことを描こうとしている。
もう一つは「陰謀論」と呼ばれる行動の規範をどう捉えるかという問題だ。
僕の糖尿病へ対する考え方はまさに陰謀論なのだ。公的な医学常識では医師化r薬を買う以外の道はないとなっている。その権威に対しての「否定」なのだ。年長者の言ううことは聞くべきだ、組織のトップには忖度するのだ。と言う考え方に否定的なものこそが陰謀論なのである。
陰謀論の本質は、「自分の頭で考えること」なのだ。エビデンスはありえない。そして彼ら(専門家)の商売を邪魔することになるから。全力で向かってくる。
おそらく、1980年代まではまさに「優秀な人」が社会をリードして皆が豊かになっていたのだ。しかし、それ以降大きく様変わりするのだ。この問題を学者連中は論じようとしない。なにせ学者というのは、金持ちが喜ぶことを書いて給料が決まるインチキ叔父さんだからだ。
メディアもそう、金で買われてしまった。
当然、民主主義もそう。
面白いことに、生活習慣病の蔓延とも軌を一にしている。医療も金で買われれたのである。教育も同じなのだ。この2つは強敵である。
余りに広範囲で面白いことばかり見えてくる。
今日はセメントを買ってきて、アーチを立てることにした。
当然一人では無理だ。友人を呼んで助けてもらおいうと思ったのだ。
娘と妻と三人で立てることになった。妻から言い出してくれたのだ。
以前は、何をするにしてもかってにすればいいという風だったのだが、娘と3人でしようと笑っていった。
家族で力を合わせて何かをするなどということは、久しく何もなかった。どこかに出かけるときなどはそれに似ているが、そんな物が嘘っぱちだということは、わかるだろうや。テーマパークや高級レストランに行ってもも子供は親を尊敬するようにはならない。ただ、金をどこかの遠いとこ大ろにいる誰かの口座に送るだけだ。
庭いじりや料理作りの方ががう~んと楽しい。
昔、デズニーランドよりホームセンターに行きたいと小学校の息子が言ってたっけ。彼の水槽やパキラは健在である。
アーチは2本のゆるいL字型のパイプを繋いで立てる。下の幅が広く、パイプ自身はなめらかな素材なので、土台に入れる時に幅の調整ができる。これもやってみて分かったことだ。
隣のアパートから見るとかなり幅が広いことが分かる。
3人で立ち上げた。土台としてブロックが3個埋め込んである方(左側)にまず入れた。右側を少し上に向ける形で、左側がまっすぐはいるようにした。その後で右の方にアーチの上をしならせるようにながら。入れるのだ。バネの反発力で、アーチ自身がピンと「はる」のが面白い。
すぐに土台にセメントを流し込んで固定する。
出来上がった、夢のアーチである。「if you build it he will come」ここはアイオアか?
表の道路からも見える。母の大事にしていたバラである。今年は、高く遠くからも見える花をつけてくれる。
バラのアーチ作り、お見積します。
きれいなアーチが出来たねと妻はいった。僕のつくったお弁当を詰めてパートにでかけた。今日は鳥の炙り焼きと豚バラのてりやき、ホタルイカのかき揚げに新タマネギと海鮮のかき揚げに、冷や麦である。夜は何にしようかなあ。
マユの朝ごはん、家族の食事はお任せあれ。
相当ごちそうである。
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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。