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幸運な病のレシピ:「揚げ物」素材の美味しさを持ってくる蒸し料理

揚げ物は守備範囲が広い。あらゆる食材をターゲットにできる。それぞれの旨さをいかに粉の中に閉じ込めて最適な温度と時間で調理するかである。

スーパーやコンビニでも売っているが食べると血糖値の上がり方が自分で作ったものより遥かに大きい(注)。「カロリーを基準にした栄養学」では脂質を嫌う。揚げ物、天ぷらは忌避される。しかし、決してデブの元ではない。

火曜と土曜は妻のパートで夕食を作って持っていってもらう。鶏の唐揚げを入れることが多い。毎週2−3回は揚げ物を作っている。季節の食材を美味しく作ることが出来る。

揚げ物は、たくさん作っても冷めると美味しくないから、余りがちである。なのでお惣菜としてかったり弁当に少し入っていたりするが、家で作ることは少ない。「仕立て直しの妙」が生きるのは揚げ物だ。

僕のレシピでは、美味しく食べることの出来る調理方法で作り、食べる。美味しくというのは、料理素材の「生命=細胞膜で囲まれた数億のタンパク質や脂質の代謝物が溶け込んでいる水溶液」を出来るだけそのままに調理する事を意味している。

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100円の宗八カレイをあげた。骨に沿って一本切れ目を入れて、十字にもう一つ入れると、上がったあとで簡単に骨を外せる。これはおすすめです。今年になってから切れ目の入れ方や揚げ方に開眼した。何枚目から鱗は落ちるのだろうか。

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つまり、皿の上の材料が大事なのではなくプロセスが重要なのだ。商品としての食事は「乾燥・抽出・濃縮」工程を通るので生命のミイラでしかない。「(僕流の)分子栄養学」では「細胞のレベルから元気になる」には調理方法が大事なのだ。なおかつ揚げ物は伝統的なレシピだから美味しく食べるノウハウも多い。

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ゴーヤは難しい。塩を降っておいて、小麦粉で水を吸わせてカタクリで衣にして高温で揚げる。苦味がころよくゴーヤらしさがでていると美味しい。とは言っても素材自身が持っているタチも有る。料理は、食べる方も食べられる方も生き物だから面白い。

同時に、炭水化物(衣)を加減すると満腹がコスト安く作れる。だから売られている揚げ物には注意したほうがいい。かと言って「大豆粉」のようなフェイクな小麦粉の代用はおいしさを減ずる。血糖値はあげないが生命が入っていないことは確実である(笑)。

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2020/06/23 春巻きを具材から自作した

春巻きも自分で作ったほうが旨い。面倒でもするだけの価値はある。野菜炒めなどを仕立て直すにはいい。

2020/04/18 鶏の唐揚げ、妻の弁当用

2020/04/11 椎茸と茄子の肉詰め 旨し!


2020/03/31 卵で閉じてカツ丼、そのまま食っても旨い

2020/03/03 イカ天はご馳走だ。小麦粉に味が入って美味しく上がる。油ハネ注意!

2020/02/18 新玉ねぎをカツにすると驚くほどの美味しさだ。「ドロ」を上手く作るとカツは最強だ。


2020/03/06 2019年に茨木国体で大洗町に一週間いた。牡蠣フライを食べてこの調理法に開眼した。料理は毎日が勉強だ。

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カロリーという幻想

カロリーという概念は19世紀に生命が物質からできているということが証明され、それ以前の「神学的生命論」から脱却する一連の出来事のうちの一つである。

酸素のある所で、「三大栄養素」を燃やすと「熱+二酸化炭素+水」が発生するから、「体温」を生むために食事をするのだと考えられた。未だにそう考える人も多い。実際には身体の中では燃焼は起こらない。

コンビニの唐揚げ棒があっという間に高血糖

高血糖が悪いわけではない。これ一本で満腹になるからもっと大事なものが食事から追い出される。それが問題だ。しかし、車の中で食べるのだから文句は言えない(笑)。

この日は死のうと思い北の海に向かったが雪が激しくかった日だった。糖尿病でなんとか自分の生活をやり直せるような気がしてきた直後に母は亡くなった。サイコパスの親戚縁者と縁を切り、どうにも先が見えなかった。血糖値を計っている間に落ち着いてきた。父の夕食を作りに家に帰った。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。