味噌作りにチャレンジした話。
田舎に移住して、自給自足に憧れる私がやってみたいことのうちの1つ。
それは、味噌作り❗
こだわりの循環農法で作られたなずなの大豆と、なずなの天日塩を使って、体に良いこだわり味噌を作ってみようじゃないか❗
味噌用麹も注文して準備万端です。
雑誌に載っていた作り方や分量を参考に手探り状態。
なずなに注文した麹が5キロだったので、初めてにしてはちょっと大量仕込みになるけど、それに合わせて塩と大豆もそれぞれ用意しました。
できあがったら10キロ以上になるのかな??
大豆をゆでるのは圧力鍋です。
大鍋があれば便利だけど、そこまでの大鍋はうちにありません💦
圧力鍋で少しずつ何度も茹でるわけですが、一日仕事になりそうです〜。
さて、味噌作り当日。
気合いをいれて、朝から大豆を茹で始めました。
ゆでた大豆は次々と潰していきまーす。
潰すのは、持っていた餅つき器に、たまたま「大豆つぶし機能」がついていたので、これを使ってみることに。
これ、すりこぎでやってたらすんごい労力で、多分、途中で力尽きてたかもしれないぞ…😅
餅つき器さん、ありがとう💕
そんなわけで、トータルで10回近く茹でたでしょうか。
大豆も残りわずかになってきたので、麹と塩をまんべんなくまぜて「塩きり麹」の準備をすることにしました。
うわー、麹のいい香り💕
味噌作りのゴールが見えてきて気分もあがりますねー💕
フフンフン🌟と鼻歌混じりに、ちょっとお高いなずなの塩をバッサバッサ投入し、グルグルとよく混ぜます。
(ちなみに、なずなの塩は1キロ2333円。精製塩は1キロ126円でした。贅沢やー)
で、塩と麹を混ぜながら、ふと麹が入っていた袋を見るともなしに見ていると…。
え?
ちょ、まって。
うそでしょ?
恐ろしいことが書いています。
「塩は大豆の分まで入っておりますので
入れないでください」
いやああーーーーー😱😱😱
…も、もう…塩入れてしまいましたがな。
しかも2キロも😱😱😱
な、な、な、なんで、こんな大事なことをそんなちっさい字で書いてるんだよーーー😭
そんな細っい傍線つけたぐらいじゃダメだってーーー!
太字の赤字で書かなきゃわからないよーーっ!!
完全に、自分のボケを人のせいにしております💦
どうしよう😭
すでに満遍なく混ざっている塩と麹…。
これを再び分離させるのは、絶対不可能です。
がーーーーーん。
頭をハンマーで殴られるというのはこういうことなんだなー。
先ほどまであんなにウキウキだったのが、真っ逆さまです。
塩と麹を混ぜていた手も止まり、ヘロヘロとその場に座り込み、30分近く頭は真っ白です。
放心状態に陥りました。
でも、いつまでも真っ白になっているわけにはいきません❗
せっかく用意した塩も麹も、そして一日茹でまくった大豆も、絶対無駄にはしたくありません❗
塩と麹が分離できないということは、そのまま作れば塩分濃度は倍。
減塩とは正反対の超・増塩味噌になってしまいます。
こうなったら、塩分濃度を薄めるために大豆と麹を増やすしかない❗
解決策はそれしかない❗
やるべきことが明らかになったので、急いでスーパーに麹を買いに行きました。
こういう時は瞬発力と行動力を発揮します❗
でも小分けの麹しかないぞー😱
しかも高い❗❗
必要量を買うと1万円以上になってしまいます。
あーーーーうーーーー。
どうする、どうする、まさりーー。
悩んだ末…。
もういいっ。
麹はネットで買う❗
じゃ次っ、大豆だ、大豆っ!!
大豆は地元産の大豆がありました。
この際、循環農法うんぬんこだわってる場合ではない。
原材料を厳選して、とか言ってる場合ではない。
このフツーの大豆でいいっ!
合わせ味噌だ、合わせ味噌!(←意味が違う)
買わなければいけないのは、原材料だけではありません。
最初10キロ程度を見込んで買っていた容器ですが、いきなり倍の20キロになったので、容器も大きいのを買わないと入りません。
よしっ、次はホームセンターーじゃーー。
ホームセンターへ急げー。
まったくもう、何やってんでしょうかねー😅
どうして、私ばかりがこんなトラブルに巻き込まれるのか。
いや、巻き込まれるというか自分で巻き起こしてるんですけどね💦
そして、2日後。
デジャブのような“一日中大豆茹で茹でデー”を無心で堪能し、すでに混ぜ混ぜしていた味噌の種に投入。
量が多いので、えらい力仕事になっております。
うんしょ。うんしょ。
必死に大豆を混ぜながら、
「味噌屋か、私は!」
と、突っ込みたくなります。
さて、追加注文した麹はまだ届きません。
あー、もう、いいよ。
届いたらまた混ぜればいいわ…。
味噌作り初心者のくせに、どんどんテキトーになっております😅
ちなみに、この麹を待っている間。
最初に投入した、なずなの塩の分量を計算違いしていて、さらに10キロ増えた30キロの味噌を仕込む、という悪夢にうなされました。
ほんと怖かったーーー😱
朝、いやな汗とともに飛び起きて、急いで塩の再計算をしたら、ちゃんと合ってたのでホッとしました💦
アホです。
そして3日後。
麹が届いたので、今度はこの麹を着々と重量を増している味噌樽に投入。
これで材料は全部混ざったので、味噌玉を作って、樽にバンバン投げつけていきますよー。
いやー。長い道のりでした。
大変な味噌作りでした。
いったい何年分の味噌なんでしょうか、これは😅
それにしても不幸中の幸いだったのは、仕込み段階で気付いたことです。
もし、塩が多いことに気がつかず、1年後に超塩辛い味噌が出来ていて、
「なんじゃこりゃーー、ぎやーーー」
ってなってたことを想像すると、気づけて良かった。
「ぎゃー」ってなったのが仕込み時で良かった。
ギリギリのところで見えない力に守られている私。
うん。良かった。ほんと良かった。
…いや、分かってますよ。
普通の人だったら、1年後も、仕込みの時も「ぎやー」ってならないのは😅
そんなわけで、目指すは丁寧な暮らし❗…どころか、超テキトーな私の味噌作りだったのでした💦
昨日YouTubeで見た、植松電器の植松努さんが素晴らしいお話をされていました🌟
【おまけ】
この衝撃の初回味噌作りに懲りず、その後も何度か味噌作りをしてるんですが、味噌作りと言えばカビ対策!
これまで「塩を乗せるといい」「焼酎を吹きかければいい」等々、一般的なカビ対策は試してみたんですが、どうしても端っこの方にカビが出てしまうので困ってました。
すると、地元のベテラン先輩から、
「前の年の味噌を乗せとけばいいんだよ」
と、教えていただきました。
な、な、なるほどーーーーーっっ!!
そう言われればそうだ。
目から鱗とはまさにこのこと。
ああ、ほんと、こういう先人の知恵ってスゴいなぁ。
これを、仕込んだばかりの味噌の上にヒョイヒョイヒョイっと。
すると、仕込んだばかりなのに完成!!!みたいな感じになりまして、この方法を始めてからカビ問題が解決しました❗
カビ対策でお悩みの方、ぜひ試してみてください😊