サッカーで例える「なんたら長」の動き6
サッカーで例える「なんたら長」の動き、の続きを述べていこうと思います。
前回はこちら。
こへいさんの最新記事はこちら。
愚将編と名将編
前々回と前回で、「なんかこう良い感じの中堅」なんて、絶対に言わないことを述べています。
前々回が愚将編、こへいさんの記事が名将編、と捉えると、応用が効くことと思います。
愚将は団子サッカーにしてしまう。
名将は人に戦術を当てはめ、その上で、チームをより強くする選手を要求して補強する。
味方と状況の徹底的把握があるからです。
曖昧なのに何故「中堅」なのか
名将編はこへいさんの記事を御高覧賜るとして、私は愚将を考察したいと思います。
前回、私はこう述べています。
私は述べてから気づきました。
曖昧なのに何故「中堅」なのか、ということに。
中堅(MF)に限定する必要がない
「なんかこう良い感じの中堅」と、極めて曖昧な人物像のままで要求しているのにもかかわらず、中堅を要求しているのは変ですよね。
前回、私はこう述べています。
曖昧な人物像ならば「良い感じの人間」もしくは「良い感じの選手」となっているはずです。
若手(FW)でも重鎮(DF)でも良いはずです。
中堅(MF)に限定する必要がないのです。
しかしながら、愚将の指示を思い浮かべてみると、「選手」ではなく、「中堅」(MF)です。
私だけのイメージでは無いと思っています。
愚将が、「曖昧な人物像なのに中堅を要求する」のは何故か。
私なりに考察して、私見を述べようと思います。
逆サイドのSMFを行かせている
そこでヒントとなるのが、前々回です。
愚将は、逆サイドのSMFを行かせているのです。
SMFが1stDF(デュエリスト)に行っている時には、逆サイドのSMFを行かせません。
2ndDFに一枚行くならそのサイドのSBです。
二枚行く時でも、2人目はDMFかCBです。
逆サイドのSMFは、埋めるか張るかです。
逆サイドのSMFが行ったら、団子サッカーです。
逆サイドからは行かせないものです。
重鎮(DF)を活かせないから
前々回を事例とすると、分かることがあります。
愚将は、味方の徹底的把握や、中長期や広範囲の展望が出来ていない、ということは、前回で既に述べました。
今回指摘するのは、愚将は重鎮(DF)を活かせないということです。
SMFの後ろにSBが、中央にDMFとCBがいる。
後ろや中央がカバーするだけのことです。
サッカーではそうなっています。
何故、愚将は逆サイドのSMFに行かせるのか。
重鎮(DF)を活かせないからです。
サッカーではない昭和型組織では、あることだと思います。
「何々さんはお偉いさんだから、ちょっと。」
「何々さんはお忙しい方だから、ちょっと。」
こういう遠慮や気兼ねによる昭和型の保身。
これが逆サイドのSMFを行かせます。
SMFを活かせもしないのに、行かせるのです。
重鎮(DF)を活かせないからです。
若手(FW)を信じないから
重鎮(DF)でなく、若手(FW)ならどうか。
「なんかこう良い感じの中堅」を欲しがる人は、「中堅」を指定してきています。
「若手でも良いけど、中堅と呼べるぐらいの人」でも、おそらくOKを出すでしょう。
「なんかこう良い感じの新人」ではNGを出す、と捉えて良いでしょう。
もしくは、「若手で、中堅とは呼べない人」にもNGを出す、という意味でしょう。
若手(FW)を信じていないからです。
若手(FW)だったらミスをした時にどうしよう、と愚将が過剰に思っているからです。
そういう昭和型の不信、かつ、昭和型の保身。
これが中堅(MF)を要求すると私は思っています。
私の仮説に過ぎないが
徹底的な把握でなく、昭和型の保身。
保身で重鎮(DF)や若手(FW)を活かせない。
ゆえに、曖昧な人物像なのに中堅を要求する。
という仮説を立ててみました。
私の仮説に過ぎません。
けれども、当てはまるケースが一定程度にはあるものと思っています。
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