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人災に対する最強の防災は風通しの良い職場づくり

前回、忍者の最強忍術は流言であること、また、流言を用いれば、簡単に組織の弱体化を図れるということを述べました。

現代日本の問題は、流言で自組織を弱体化させるパワハラジジイやオツボネババアが、何故か出世しているという問題です。
人災問題であり、禍根問題です。

では、その問題解決はどうすれば良いか。
答えは、風通しの良い職場づくりです。

流言は何故生じるか

流言は何故生じるか。
社会学上の計算式があります。

重要性×曖昧性=流言

というもの。
重要だけれども曖昧である時、流言が生じます。

どれだけ重要でも曖昧でない時には生じない。
どれだけ曖昧でも重要でない時には生じない。

重要かつ曖昧なものに生じるものなのです。

最も重要で最も曖昧なのは他人

人間にとって、最も重要で最も曖昧なのは、他人です。特に、他人の気持ち、心情面です。

あの人はどう思っているんだろう、というのは、最も重要で、最も曖昧です。
ゆえに、人間は他人の噂をしてしまう。
人間の心なんてわからないからです。

重要性と曖昧性の掛け算によって、流言が生じるので、重要人物には流言が生じやすいものです。

他人を盾にするな

だからこそ卑怯なのです。

「みんな貴方を悪く言っている」と言っている、パワハラジジイやオツボネババアは。

誰が悪く言っているかを煙に巻き、「みんな」という言葉を使うのは、悪魔であり死神です。

自分が言いたいことを、他人を盾にして言うのがそもそも卑怯な話なんです。
一緒に説得しに行けよ、でしかありません。

「何々さん」や「誰某さん」を盾にして、保身と転嫁を両立するのも卑怯ですが、一番卑怯なのは「みんな」を盾にして、煙に巻くこと。

「私は良いんだけど、みんなはどうかな」
これが一番卑怯です。

「みんな」は重要かつ曖昧である

「みんな」というのは、重要かつ曖昧です。
流言をばら撒くのに成功しやすい。

人災が自組織の破壊工作のために流言を用いるのは、極めて効率的かつ効果的なのです。
ゆえに、悪の組織内営業は成功してしまう。

しかしながら、成功させてはいけません。

風通しの良い職場づくり

流言は、重要性と曖昧性の掛け算で生じるのですから、曖昧なままにしておくと広がります。

曖昧性を除去すれば良いのです。
風通しの良い職場づくりというホワイト経営は、人災の防災になるのです。

風通しが悪いから人災の未然防止が出来ない。
風通しが悪いから流言が広がる。
風通しが悪いから人災が誰なのか確定できない。

風通しを良くすれば良いのです。
風通しの良い、曖昧性の少ない職場にする。

そうすることで、流言により出世してきた老害は損をするでしょうが、何か問題がありますか。
疑心暗鬼や相互不信の蔓延する状態なんかよりも余程良いではないですか。

老害フィルターのかかった情報しか得ないから、昭和型大組織は自滅していきました。
曖昧なまま、憶測でやってきたから。
曖昧性を除去するのが、一番だったのに。

まずはパワハラを殲滅する。
風通しの良い職場づくりをする。

それが出来なかったから、ありとあらゆる組織で人災による被害が多発したのです。

だからこそ国家が衰退途上国になったのです。

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