ジャージの流行りについて2
ジャージの流行りについて、続きを述べます。
今回は、流行っていると何が増えるか。
これを述べようと思います。
リバイバル
真っ先に挙げておきたいのはリバイバル。
前回述べたように、リバイバルとクワイエットが流行です。
本家本元が自らリバイバルをしてくださるというメリットは大きいです。
本家本元のリバイバルの何が良いか、というと、劣化コピーに絶対ならないということ。
老舗は、後追いの他社が似たようなパクリ製品をつくるような真似を絶対にしません。
自社のブランドアーカイブから、セルフパクリをするのですから、劣化コピーなんてするわけにはいかないのです。
劣化コピーにしてしまったら、企業やブランドのイメージダウンになってしまう。
ゆえに実力を最大限に発揮して、セルフパクリを出すことになるのです。
また、スポーツメーカーの場合には、コットンが多いアメカジよりもさらにメリットがあります。
最新テクノロジーを盛り込むということ。
ポリエステルのみでつくられることが多いので、コットンのみのアメカジリバイバルよりも、より良い形で発売出来るのです。
(※デニムは綿100%派なんですけどね。)
コラボ
リバイバルの次に挙げておきたいのはコラボ。
スポーツを主とはしていないアパレルメーカーとコラボ商品が出るタイミングは、流行りの最中であることが多いものです。
コラボ商品はダブルネームとも呼ばれています。
ブランドロゴがダブルで並んでいることが多く、良い商品が多い印象です。
コラボ商品で、コラボ相手の企業イメージを低下させるわけにはいかないですから。
コラボ商品というのは、ダブルネームのもの。
こういう文脈においては、です。
有名なところでは、アディダスとバレンシアガがコラボしています。これはダブルネーム。
両方のロゴがダブルで前面に出ています。
一方、アディダスとグンゼもコラボしてはいるのですがダブルネームではありません。
こちらはライセンス品と呼ばれます。
アディダスの下着類は、グンゼがアディダスからライセンス(許可)を取り生産しています。
ライセンス品は、片方のロゴ(アディダスなど)を、前面に押し出します。
もう片方のロゴ(グンゼなど)は押し出しません。
ゆえにライセンス品は、コラボでありながらも、ダブルネームとは呼ばれません。
コラボ商品としては位置付けられにくいです。
別注
もう一つ挙げておきたいのが、別注です。
小売業者がメーカーに別注をかけ、その店限定のアイテムにすることがあります。
アスレタとスポーツオーソリティ。
アスレタとスーパースポーツゼビオ。
どちらも小売業者からの別注です。
これは流行り廃りに関係なく見られます。
けれども、別注は小ロットの生産になるために、多くなるのは流行の最中になる印象です。
直近では、東京オリパラに向けた別注アイテムがいくつも見られたのを覚えています。
流行の最中だったからです。
私のオススメはローカルチェーンの別注。
ローカルチェーンの別注アイテムは、小ロットであるがゆえに「服が人と被るのは嫌」という人にとてもオススメです。
私はkemari87(岸和田スポーツ)の別注アイテムをいくつか持っています。とてもお気に入りです。