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登山グッズは防災グッズにもなる

今日は「山の日」です。

東京オリパラに合わせてどうたらこうたらという理由で8月8日になったこともありましたけれども基本的には8月11日です。

8月8日に固定してくれれば良いのに。

そして6月6日を「環境の日」か「種まきの日」にして祝日にしてくれれば良いのに。

まあ、そんなことはさておき、本題行きます。
登山グッズは防災グッズにもなるという話。

遭難用の笛

真っ先に挙げておきたいのが、遭難用の笛です。

登山用品には、遭難用の笛があります。
笛を毎日持ち歩いてほしいのです。

家屋倒壊やビル倒壊の際に必要だからです。

人間はずっと叫び続けることが出来ません。
瓦礫の下から届くような音を出し続けるなんて、体がもたないのです。

遭難用の笛を持ち歩いておき、瓦礫の下からでも聞こえる音を出せるようにしておきましょう。

阪神淡路大震災の死因一位は、圧死と窒息です。
笛があれば助かったかもしれないのです。

登山用の服

登山用の服は、防災用に向いています。

登山は内側の水(汗)と外側の水(雨)を想定しているので、登山ウェアは防災用として優秀です。

ただ、一点気にしておくべきことがあります。

登山メーカーがつくったデイリーアパレルだと、普通の服なんです。
登山メーカーの服だから良いものだ、ということでもないんです。
アウトドアのアクティビティに向けてつくられたものを選びましょう。

季節に応じて、各種機能があります。
機能性重視で構わないと思います。

吸湿と速乾だけでなく、冷却や撥水もあります。
夏場においても優秀なんです。

ただ、靴に関してだけは、登山靴よりも安全靴のほうが、瓦礫の飛び散った場所では良いです。

登山靴は枝葉や小石は平気ですが、瓦礫は別。
登山靴は人工物の踏み抜きを想定していません。
鉄骨などには安全靴なのです。
瓦礫さえ無いようなら、雨天時などに最適です。

登山用の電気製品

登山用の電気製品も優秀です。

最重要はバッテリ。何よりもバッテリ。
ただ、登山用というよりもキャンプ用ですね。

小型バッテリをいくつか常用するのがいいかなと思います。
バッテリには寿命がありますから。

その上で、登山用の明かりと扇風機です。
明かりは多ければ多いほど良いです。

多用途のものも売ってはいますが、用途別にするほうが賢明であると思います。

大規模停電時には真っ暗闇であるものと思って、多めに明かりがあると良いでしょう。

なるべく内緒で

少し述べておくべきことがあります。

なるべく内緒で備えましょう。
「みんなのものみたいなもん」と誰が言い出してしまうかが分からないからです。

特にバッテリ。
少しぐらい良いじゃないか、と言い出す人間が、東日本大震災の時にいたらしいのです。

少しぐらいなら、と思いたいです。
しかしながら、少しの積み重ねは大きいです。

残念ながら、内緒で備えるのが良いのです。

そう言えば、昔読んだ「ぼくのじしんえにっき」にも、風呂に貯めた水を内緒にしろ、という話がありました。

昭和末期も、令和初期も、変わらないようです。
残念ながら、内緒で備えましょう。

参考図書

「ぼくのじしんえにっき」はこちら。

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