トーンポリシングとスメルポリシング2
トーンポリシングとスメルポリシング、について続きを述べます。
前回、スメル(香り、匂い、臭い)で因縁をつけて(警察でもないのに)取り締まろうとするというのは、異質への排除や排斥です、と述べました。
元々の化学物質アレルギーへの配慮要求からは、広義化してしまっているからです。
スメル警察は、トーン警察と同様に、広義化し、かつ、恣意的に用いられるため、危ないのです。
トーンポリシングは差別維持手法
トーンポリシングの場合は、差別是正要求に対し「そんな言い方では聞き入れてやらない」とする是正への無為、差別への維持です。
言い方に問題があろうがなかろうが、差別是正は必須です。絶対です。
トーンポリシングは「受け入れてやらないのは、言い方を変えないからだ」という、差別の維持であり、パワハラに過ぎません。
言い方を変えさせるほうにパワーがある。
それが白人であろうが老害であろうが同様です。
小声で言っても聞き入れないから声高になる。
小声の時に聞き入れれば良いものを。
無為への徹底抗議や是正要求に対して、「声高なようでは受け入れない」という無為は、パワハラでしかないのです。
スメルポリシングは異端審問手法
一方、スメルポリシングは、異端審問手法です。
異質な文化への同質化を求めているように見えはしますが、個々人の体質への異端審問です。
(下記リンク参照。)
化粧品、発汗量、加齢臭、食生活など、個々人で異なる各種要素が、ありとあらゆる形で、差別の因縁となり、契機となり、温床となる。
差別の加害側でなく、差別の被害側が異端審問の憂き目に合う。
それがスメルポリシングです。
女性差別は簡単なんです。化粧の臭いがキツイと因縁をつければ良いだけだから。
男性差別も簡単なんです。発汗量や加齢臭による因縁をつければ良いだけだから。
外国人差別も簡単なんです。食生活や入浴習慣に因縁をつければ良いだけだから。
慣れないスメルに対して、スメハラだスメハラだと騒ぎ立てることによって、異端審問が出来て、かつ、排斥もできるのです。
異質なスメルは異臭です。
そこまでは現実です。が、異性差別も人種差別も容易に出来るから、危ないのです。
異臭が悪臭かどうかは個人差でしかありません。
味噌汁でさえ、です。(下記リンク参照。)
にもかかわらず、清潔感、清潔感、と騒ぎ立てるだけで、いとも簡単に全否定ができるのです。
恣意的である恐ろしさ
そして、何々ポリシングで何より恐ろしいのは、恣意的であることです。
上司のトーンやスメルには改善要求をしないが、同僚にはする。
こういうことが平気で行われるのが恐ろしい。
あの人は偉いさんだから改善要求はできない、というのが罷り通ってしまっていますよね。
パワハラしやすい人間に因縁をつけて言う。
これが現実です。
社長であれ、専務であれ、おじいちゃんみたいなニオイは現実としてするというのに。
違和感の表明を出したり引っ込めたりするのは、恣意的でしかありません。
それならもう、表明せずにおきましょう。
人間は野獣ではないのです。
人間は、理性や知性に基づくものです。
表明せずにいられない、というなら、それはもう老いた幼児として、要支援の対象でしかない。
老いた幼児みたいな老害は、加齢もしくは化粧で凄いニオイを放っていますが、周囲の我慢により気づいていないことが多いです。
嗅覚は慣れなので、代謝の良い人間が日頃近くにいないのでしょう。
老害は周囲の我慢に甘えておきながら、それにもかかわらず、周囲を攻撃しているということが、目ではなく鼻でわかります。
リンク
前回のリンクを載せておきます。
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