四月一日から来月のクールビズの大失敗を予言する2
前回の続きを述べます。
前回は、行政による、一日付(いっぴづけ)の弊害を中心として、述べていきました。
今回は、クールビズの開始時期についてを中心として、述べていきます。
クールビズは、大型連休の合間から開始、という地方行政が多いので、大失敗するのです。
五月一日に何があるか
クールビズの開始はいつからですか。
「いつからでも」が正しい答えです。
国が(特に環境省が)定めた、正しい答えです。
けれども、地方行政は五月一日から、とする。
かつてクールビズが開始された頃の名残りです。
※「ごがつついたち」でも「ごがついっぴ」でも、好きなように読んでください。
五月一日に何がありますか。
大型連休の合間です。
特筆するべき節目はありません。
四月三十日と五月一日で、気温が大きく変化することなんてありません。
けれども地方行政は、一部の幹部級を除いては、未だに五月一日を画期とします。
国は期間を定めないとしたにもかかわらずです。
四月末日には一切やらないものを、五月の一日と二日に、二日間だけ、木っ端役人たちにやらせ、あとは連休明け。
クールビズが形骸化するのは必然です。
幹部はやらず、木っ端だけがやる
上層部は「暑くなったらやる。」で曖昧化。
小役人は「とにかく義務ではない。」で形骸化。
木っ端役人だけが二日間やらさせられる。
そんなクールビズに大失敗以外がありますか。
何故、幹部は「やらせる、とにかくやらせる」で自分自身はクールビズをしないのか。
以前、書いた記事がこちらです。
ジジイの威厳には上着が不可欠だからです。
環境省が期間を定めないことによって、形骸化を正当化する理屈ができました。
ゆえに、老人たちは上着を着まくるわけです。
クールビズの失敗は加速する一方です。
環境省の目的外利用
環境省が期間を定めなくなったのは、個々人の、体感気温に応じて、柔軟、かつ、弾力的に、推進していくためのはずでした。
現実は違います。
老人はクールビズの開始を後倒しするのみです。
クールビズの終期も前倒しするのみ、のみです。
真夏日にするかしないか程度に留まります。
環境省の目的外利用が進んでいく一方です。
五月一日、もしくは、六月一日に、「えいや」で開始していた頃のほうが、現在より効果があったとさえ見受けられます。
上層部がしましたから。(しない今と違って。)
けれども現実は、二日間ほどのパフォーマンスを木っ端役人にやらさせるだけ。
小役人は「必要に応じて」と誤魔化すでしょう。
今年の四月から五月は、こうです。
29日(月・祝)、30日(火)、1日(水)、2日(木)。
「必要に応じて」というならば、火曜からすれば良いのです。勿論、上層部を含めて。
けれども、木っ端役人だけが、水曜と木曜のみにやらさせられるだけで、終わるでしょう。
二日間だけやらさせられる木っ端役人の方がもしお読みでしたら、木っ端クズ扱いされているのだということに、抗議してほしいです。
人間は木っ端クズじゃないのですから。
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