サウナで流行った「ととのう」って結局何?
巷でよく聞く「ととのう」という言葉が数年前から流行り出した。
体調を崩しがちだった私が自律神経をちょうどいいところに戻すために試したサウナが思いのほかよかったです。
なぜサウナが健康にいいのか、理屈を知りたいが故に「サウナスパ健康アドバイザー」という資格を取得してみました。
資格や本などで勉強した内容を簡単にまとめてシェアしようと思います。
「ととのう」とはどういう理屈か
まず「ととのう」という状態はどんなことを指すか
「身体がリラックスしていて頭が冴えている状態」が"ととのっている"状態です。
これだけでは意味が分からないので解説していきます。
自律神経について
説明する上で肝になってくるのが、まず自律神経です。
自律神経には以下の2種類があり、これらがバランスよく機能しています。
・交感神経(興奮状態、活動している時)
・副交感神経(リラックスしている状態、寝る時など)
眠る時に本来は副交感神経が優位になるべきところを現代人はスマホなどの影響で交感神経が優位になっている方が多いです。
「寝る前のスマホをやめましょう」と推奨されている理由は、交感神経優位で眠ると睡眠の質が低くなるからです。
脳内物質について
自律神経の状態によって生成される脳内物質があります。
交感神経では「アドレナリン」「エンドルフィン」という物質が分泌されます。
アドレナリンは、鎮痛作用・集中力UP・頭が冴えるという働きがあります。
エンドルフィンは、多幸感・恍惚感・体の修復という働きがあります。
これらは副交感神経優位だと生成されないものになります。
サウナの一連の流れと起きている現象
サウナ→水風呂→外気浴
という流れが一般とされています。
1.サウナという暑い環境で交感神経が優位になります。
2.水風呂という極寒の環境で更に交感神経が優位になります。
この1,2の時に脳内ではさきほどお伝えした「アドレナリン・エンドルフィン」が分泌されます。
3.外気浴で体はリラックスし、副交感神経が優位になります。
この時、本来なら身体がリラックスしている状態の時に存在しないはずの「アドレナリン・エンドルフィン」が脳内に残っている状態を"ととのう"という状態になります。
ちなみにこの"ととのう"という状態、実はたったの"2分"しか続きません。
脳内の「アドレナリン・エンドルフィン」が半減してしまうのが約2分といわれています。
サウナのメリットとおススメの本
・脳疲労が取れて頭がすっきりする
・決断力と集中力がアップする
・アイディアやひらめきが舞い降りる
・感情的にならなくなる
・睡眠をコントロールできるようになる
・感覚が敏感になる
・肩こり、腰痛、眼精疲労がやわらぐ
・肌がきれいになり、やせやすい体質になる
などなど
医学的根拠はもっとあるのですが、気になる方は
私が勉強する際に参考にさせていただいた下記の本を手に取ってみてください。
最後に
理論上そうだといっても、サウナにこれが絶対正解というよりは、自分が心地よいと感じる入り方でいいと思います。
効果はあくまでも個人差があり、体質にもよります。
くれぐれも入る際はマナーを守って楽しんでいただけたらいいなと思います。
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