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【ダイエット戦略】運動経験ゼロの妻が筋トレを続けられる理由

自己紹介

はじめまして、HIPHOPと筋肉を愛してやまないマサムネといいます。大阪のベンチャー企業で働く26歳で、今年の初めに中高の同級生だった同い年の女性と結婚しました。

今年の8月には新婚旅行に行き、9月には結婚式の前撮りをしたのですが、それらの思い出を写真や動画で残すだけではなく自分が感じたことや考えたことも合わせて記録したいと思い、久しぶりにnoteを書き始めました。

@ダイヤモンドヘッド

今回の文章では、26年間運動経験ほぼゼロだった妻がジムに通い始めて1年を越え少しずつ体も変わってきたということで、なぜ初心者の彼女がトレーニングを続けられているのか、その継続の秘訣を共有します。また、それに付随して「筋トレが続く人と続かない人の違い」についても考えたいと思います。

その前に、偉そうに語りはじめた私はどれほどのものなのかと言うと、筋トレ歴は4年。BIG3と呼ばれる筋トレの王道3種目の重量は、

  • ベンチプレス:120kg

  • スクワット:150kg

  • デッドリフト:不明

で、完全な中級者と言えると思います。

ボディメイクの大会にも挑戦しており、昨年はベストボディジャパン(※1)の地方大会で準優勝、今年はJBBF(※2)の地方オープン大会で9位という成績でした。つまり、分かる人には分かる絶妙なレベルのトレーニーです。これを踏まえ、以下お読みください。

↓ 記録用 インスタアカウント

なぜ筋トレが続かないのか

筋トレが続かない理由の全ては、「体の変化を実感できないこと」に集約されると私は考えています。裏を返すと、その原因を1つ1つ見つけて対策すれば、途中で挫折せずに続けられる可能性が高まるということです。

成長を少しでも実感してしまえば、「せっかく変わってきたし、ここでやめるのはもったい無い」と思い、そう簡単にはやめられなくなります。ジムに入会する時点では、誰もが「体を変えたい(維持したい)」という想いを持っているはずです。

このことを前提に話を進めます。

妻が筋トレを始めた理由

筋トレを始めるきっかけは人それぞれですが、妻の場合、ジムに通い始めた理由はいくつかありました。

  • スタイルをよくしたい

  • 運動不足の解消

  • パートナー(私)に教えてもらえる

過去には職場の同僚に無料チケットを貰ったのがきっかけでジムに通っていたこともあったものの、長くは続かず2〜3ヶ月で辞めてしまったようです。

私たちが同棲を始めてしばらく経ち2人が生活に慣れてきた頃、妻は思い出したように「もう1回ジムに行こう」と言い出し、私と同じジムに入会しました。当時はまだ婚約もしていない同棲期間中ではありましたが、彼女の頭には数年後の結婚式でたくさんの人に見られる時のことも意識してのことだったのではないかと思います。

当時入会した思い出の某24hジム。最近潰れました、、、

そもそも、女性かつ運動経験がない妻とっては、汗を流しながらバーベルをフンフン上げている男どもが何人もいる空間に足を踏み入れること自体、怖くてハードルが高い行為でしょう。それを乗り越え1歩踏み出せるだけで素晴らしく、この場を借りて拍手を送りたいと思います。(パチパチパチ)

ただ、週に4回以上筋トレをしないと心が落ち着かない私にとって、彼女にトレーニングの魅力を知ってもらうことは今後の夫婦生活にとって極めて重要で、私が彼女のトレーニングをサポートすることは結果的に自分のためにもなる訳です。

そんなことで「妻の理解を得る滅多にないチャンス、ここで確実に仕留めよう」と意気込み、妻の筋トレ継続に向けて作戦を練りました。

1. 教えてくれる人の存在

作戦その1は「トレーニングの基礎を手取り足取り教える」です。

何をするにしても、誤った努力を続けても良い結果は得られません。ダルビッシュもこう言っています。

「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」

ダルビッシュ・有

初心者がいきなり完璧なフォームでトレーニングを行うことはほぼ不可能ですが、イメージ60~70点くらいで始めないと体の変化を感じるまでにかなり遠回りをすることになります。特に筋トレは1~2週間で結果が出ることはないので、遠回りをしている間にほとんどの人が脱落してしまう、というのがもはや通例です。

また、妻のような初心者が1人でジムに行っても、何をしていいか全く分からず困るというのが大体のパターンです。マシンの使い方が分からないから、とりあえずランニングマシンで汗を流して帰るという初心者の方がよくいますが、これでは脂肪が減って痩せることはあっても筋肉が付くことはありません。

バテる妻

妻には少しでも早くトレーニングの効果を実感してもらうために、初めのうちは私が付いてトレーニングメニューや方法、気を付けるポイントなどをレクチャしました。今でもたまに新しい種目を一緒にやったりしますが、自分のトレーニング時間を削ってでも妻のサポートに時間を使ったことが結果的には2人のためになっていると感じます。

ちょうどこの記事を書きはじめた日にも、筋トレを始めようか迷っている友達から連絡が来ました。

中高の友達からのLINE

「分からないことを気軽に聞ける身近な人」の存在は、初心者が挫折せず効率よく成長するために最も重要です。逆にこういった存在無しになんとなく自分の感覚でやっているといつまでも結果が出ず、多くの場合で挫折します。

2.「正しくやれば絶対に結果が出る」 ことを伝え続ける

作戦その2、「筋肉は裏切らない」口撃です。

このフレーズをどこかで聞いた覚えがある人も多いのではないでしょうか。

  • やったらやった分だけ絶対変わる

  • これ続けたら絶対体変わる

  • 受験勉強はどれだけ頑張っても落ちる時は落ちる、けど筋肉は絶対付く

  • 筋肉痛は毎回来るのにあんまり変わってる気がしない?食事か睡眠が足りていないんじゃない?

こんな感じのことを何かにつけて言い続けます。

ここで大事なのは「絶対に」とか、「マジで」のような言葉を付けて、「これは本当に事実だから信じて一緒に頑張ろう」ということを必死に、真剣に伝えようとすることです。言っている本人がマッチョならさらに説得力があります。

相手が行くなら一緒に行こうかな、、で行ける時もあります

また、これらを妻に言い続けることで、自分の頭にも繰り返し刷り込まれ、一種の洗脳状態になります。妻にも自分にも「筋肉は裏切らない」がインストールされれば今後敵なしです。

かなり脳筋チックな話ですが、上に書いたように受験勉強もスポーツも、就活もビジネスも、自分がいくら努力しても結果が出ない時は出ません。

これはある程度仕方ないことですが、筋トレの場合は、先天的なものを除くと直接結果に繋がるトレーニングの内容や食事、睡眠は全て自分でコントロールすることができます。

「自分の体を変える」ことが目的とすると、正しい方法でやれば目に見える形で確実に結果が出ます。

トレーニーは鏡が好きです

ここで少しだけ注意すべきなのが、「男性と比べて女性の方が筋肉が付きにくい」ということです。

これは体内のホルモンが大きく影響しており、かつ食事量も違うため成長スピードは一般的に女性の方がゆっくりめです。男性も女性もこのことを理解した上で接すれば、お互いハッピーなコミュニケーションを取ることができます。

3.「継続」 が最も重要であることを伝え続ける

作戦その3は「筋トレは続けないと意味がない」と伝え続ける、です。

「そんなことは分かってるよ」と思う方がほとんどだと思いますが、筋トレを始めようとジムに来た人の多くは半年以内にいなくなります。

実際に、妻も過去に1度ジムに行かなくなったことがありますし、とどのつまり、何を始めるにしても「なぜそれをやりたいのか」と「どうやったら続けられるか」を考えて実行することが重要だと感じています。

ということで、私たちがストレスなく楽しくジムに通い続けるためにやっている具体的なアクションを書き出してみました

  • 家から一番近いジムを選ぶ

  • 仕事で疲れた日は休む、その分週末頑張る

  • 着たいウエアを買う、プレゼントしあう

  • 食べたいものは我慢せず食べる

  • 周りに「ジム行ってます」「鍛えてます」と言う

  • 強制力のある目標をつくる (例)大会、結婚式

  • インスタグラムで自分の成長を記録する

  • 体重は気にしない

毎週末がチートデー
ラーメン大好き!

先にも書いた通り、筋トレの結果はすぐには出ません。ジムに通い始めると同時に食事制限を始めたとしても、意味はないとは言いませんが目に見えて体が変わり始めるのはやはり数ヶ月先です。

「いつまでに何kg痩せないといけない」という期限付きの目標がある人以外、食事制限によるストレスは普段の生活に異常なほど悪影響を及ぼします。いくら体を変えたいからといっても、そのために仕事やプライベート中にイライラしたり周囲との関係が悪化したりするのは本末転倒です。

いきなり気合を入れてロケットスタートを切るのではなく、散歩に出るようなイメージでのんびり始めればいいです。食事に関しては、気にせず好きなものを食べ、トレーニングだけは気長に続けてみるのがおススメです。

とにかく、大事なのは「続ける」ことです。

今日休むことは全く問題ではなく、「5年後も続けているか」が重要です。

「継続の定義は人によって違う。毎日続けるのも、週一で続けるのも、月一で続けるのも定義次第では継続。継続の定義をもっと広く捉えてみると、たった1日やらないだけで心が折れてやらなくなるってことがなくなる」

ダルビッシュ・有

4. 最低限必要な栄養を摂れる環境を作る

作戦4は、「美味しいプロテインをAmazonで定期購入する」です。

食べたものが私たちの体を作っている以上、体を変えたいなら食生活も見直す必要があります。まずは日常に「筋肉を育てる習慣」を小さく取り入れるため、私たちはAmazonでプロテインを定期購入し始めました。

台所に馴染むプロテイン

毎朝プロテインを飲むようになると、自然と他の食事にも気をつけるようになります。一般的に、効率よく筋肉を育てるには1日に体重×1.5〜2.0gのタンパク質摂取が必要と言われていますが、いきなり1日3食の食事内容を全て変える必要はありません。

例えば、朝や寝る前にプロテインを飲んだり、食事に1品タンパク質多めの品を入れてみたりするだけで初めは十分です。まずは習慣になる1つ目のアクションを早く起こすことが重要です。

「せっかく鍛えたのに栄養不足で筋肉が付かない」という残念な状態にしないために、習慣の力を利用しましょう。

「運動経験ゼロの妻が筋トレを続けられている理由」

振り返ると、彼女が筋トレを続けられている理由は

  • 結婚式という期日付きの目標が決まっている

  • パートナー(私)に何でも聞ける

  • 最低限の栄養が取れている

の3つが同時に満たされていることで、体の変化を実感できたからだと私は思っています。筋トレに限らず何かを続けることにおいて、目標設定と環境がどれほど重要かを改めて実感できました。本人がどう考えているかはまた聞いておきます。

上の4つの作戦がどれだけ効いたかは正直分かりません。ただ事実として、今のところ運動経験がほぼゼロだった妻は週2回のジムでのトレーニングを1年半以上続けることができています。今朝も、「夕方まで友達と出かけてくるけど帰ったらジムに行く」と言って家を出ていきました。

ジムの雰囲気にも慣れた様子

来年には結婚式も控えているので、ぼちぼち頑張ろうねという感じです。

まとめ

ここまでの文章では、何から何まで私が妻をサポートしたよ!みたいな書き方をしましたが、実際は真逆です。彼女は普段から栄養バランスを考えた美味しいご飯を作ってくれたり、私が大会に出るときには自分が食べるものも私に合わせてくれたり、筋トレ以外のこともたくさん支えてもらっています。あざす。

減量中のプチ名古屋旅行
大会前日に大号泣の大喧嘩をしましたが応援には来てくれました

今は2人とも20代で自分の時間を好きなように使えていますが、この先もずっとやりたいことばかりやっていられるとは限りません。人生のフェーズに合わせて物事の優先順位を変えていくのが普通だと思いますが、いかに2人の考えを擦り合わせながら、ストレスなくハッピーに生きていくかを考えていきたいと思います。

おまけ

最後に、夫婦で使っているトレーニングの効率を上げるために役立つアイテムを使い方と合わせて紹介します。効果は私たち2人で実証済みです。それでは、より良いトレーニングライフへ、いってらっしゃい!

  • ストップウォッチをジムに持参する(時間を無駄にしない)

  • トレーニング記録をノートでとる(ジムでスマホを触らない)

  • ビタミンサプリも合わせて摂る(筋肉の維持、回復、合成に必要)

  • トレーニング前にはカフェインをとる(脂肪燃焼率と集中力を上げる)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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石橋マサムネ
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