てまえみそってなんのこと?
こんばんは、まあちゃんです。
今日は「てまえみそ」をお話しします。
「てまえみそ」って聞いたことあるけど、意味を知らなかった
と先日言われて、そうなんだ!っとハッとしたんですね。
発酵についてはタイトルにもあるように、わたしには暮らしにそったものであるため、特別な感覚ではないのですが、知らない方が多いのだと知りました。
「てまえみそ」とは、自分で仕込む“みそ“のことです。
昭和くらいまでは自宅でみそに限らず、仕込みを自宅でするのは日常でした。
みその材料は「大豆・塩・米麹または麦麹または豆麹」となります。
地域によって麹の種類が変わりますが、約8割は米麹でできています。
みそを仕込むとなると、難しそうと感じますが、作り方は簡単なのです。
ただ、2日間かけて作るので、時間がかかります。
1日目に、乾燥大豆を水に浸しておきます。
2日目に浸した大豆を煮ます。煮大豆を潰して、麹と塩と混ぜ合わせ、容器に詰め込み、完了です。
意外と力仕事なので、気合入ります。
作る量を少なめにすると、容器も密閉袋で作れるので保管も容易になります。
仕込んだみそは寒い季節に始め、暑い夏を越してからが美味しくなります。
その間は冷暗所に置いておくのが良いですが、時々覗いて、様子を伺ってください。
微生物がずっと静かに働いているので、声がけをします^^
てまえみそは自分で仕込むみそ
なんで自分で仕込むの?
それは、楽しいからです、それにつきます!
この2年はカラダの調子が悪く仕込めていませんが、1日目に大豆を水に」浸している時に何度も大豆ちゃんを見にいくんですけど、どんどん水分を含んでいく姿を眺めるのが可愛くて。
翌日、煮てふっくらした大豆ちゃんの美味しいこと!!!
ちょっと大変だけれど、潰して丸めて容器に詰めていくと、「おみそになってくれるのね〜」と愛しさ増します。
しばらくは暗い場所で過ごしてもらい、たまに様子伺いにいくと、だんだんとみその香りがしてくるようになったり、「あら?おみそちゃん呼んでる?」みたいな感覚になって見にいくとカビ生えてたりするんです。
多分、微生物ちゃんたちに呼ばれているんだと思っています。
仕込んでから9ヶ月くらいはじっと待っているのですが、日々変化する姿に愛おしくなりますよね。
それがたまらないんです^^
みそは日をおけばおくほど醸されるので、色も濃くなり、味も旨味が増していきます。
なので、みそ開きは自分の好きな時でいいとわたしは思います。
あ、それと、材料が同じでも仕込む場所によって、人によってみその味は変わります。
なぜなら、菌ちゃんが違うからですね。
空気中や人の肌にも常在菌というのがいまして、それぞれ違ってきます。
仕込んだときに、菌ちゃんたちが混じり合い、みその中で醸されていくので、みそ毎に味が違うのです。
みそが食べられるようになるまでに時間がかかりますが、それだけに美味しさを感じるてまえみそ。
ぜひ、チャレンジされてみてください!
それでは、失礼いたします。