鶏油の濃厚なスープで食べる「かぶと鶏肉の酒蒸し」
夜ごはんのお話
柔らかくて瑞々しい「かぶ」。
こんがりと焼き上がった芳ばしい「鶏肉」。
食欲をそそるにんにくの香り。
香りを纏わせるようにお酒で蒸し上げる。
鶏油で白濁する濃厚なスープと共に食べる「鶏酒蒸し」。
本日のお品書き
鶏肉とかぶの酒蒸し
セロリの炒めもの
あおさのお味噌汁
白ごはん
◯ 鶏肉とかぶの酒蒸し
最近、安くで売り出されている「かぶ」。
100円前後なのにずっしりとした実が5個、
おまけに葉もついてくる食べごたえたっぷり。
そんなかぶを使った白いごはんと相性ぴったりな料理にしたい。
冷蔵庫を開くと、「鶏肉」と「にんにく」。
にんにくの香りを「かぶ」と「鶏肉」纏わせるように、お酒で蒸し上げるイメージで仕上げていきます。
ジューッと、炒まる鶏皮。
ジワジワと、出てくる鶏油。
パチパチと、鶏皮の弾ける音と芳ばしい香り。
ひっくり返すと、見事なきつね色の鶏皮。
にんにくを鶏油で炒める。
段々とお腹を減らせる香りが漂ってくる。
そこにお酒を注ぎ込んで、蓋をする。
にんにくの香りを纏わせるように蒸し上げる。
ふわっとにんにくの香りが漂う。
底には、野菜とお酒の水分と鶏油で乳化したスープ。
乳化したスープを絡ませて、かぶを食べる。瑞々しく、しっかりとした鶏のうま味とにんにくの風味。
鶏肉を一口食べると、皮の香ばしい香りとにんにくのパンチのある味わい。
いつの間にか頬張っている「白ごはん」。
シンプルな味付けなのに、しっかりとごはんのお供を果たしています。
最後に、あおさのお味噌汁。
磯の香りでさっぱり〆る。
あおさにハマりそうです。
○ 材料 ( 1 人前 )
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もも肉 : 200 g
かぶ : 60 g
かぶの葉 : 40 g
にんにく : 3 g
☆ 調味料
酒 : 大匙 3
塩 : 適量
○ ポイント
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鶏油で炒める
鶏皮から炒めることで、鶏油を出し、焼色をつける。そうすることで、鶏のうま味がスープに移り、芳ばしい香りで料理にコクを与えてくれます。
スープを乳化させる
水分と油分が一対一になって混ぜ合わさることによって乳化します。乳化することで油っこく感じなくなり、濃厚な味わいになります。
今回は、野菜と酒の水分を鶏油を使って乳化させて、パンチのあるスープに仕上げています。もし、水分が足りないと感じたら水を入れるのがいいです。
○ 作り方
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1. 食材の下処理
かぶをひと口大に切り、かぶの葉をざく切り、にんにくを薄くスライスする。
鶏肉をひと口大より大きめに切る。
2. 炒める・蒸す
フライパンに鶏肉を皮を下目にして、弱火で焼く。
鶏油が出てきたら、かぶを入れる。
鶏皮がきつね色になったら返し、にんにくと入れて、中火で炒める。
にんにくの香りが出てきたら、お酒を入れて蓋をする。もしくは、アルミホイルで覆う。
お酒のアルコールが飛んだ頃合いをみて、火を止め、蓋を外して鶏肉に火が通っていることを確認する。
スープの味をみて、塩気が足りなければ、塩を入れて調整する。(油っぽく感じたら、水を足して少し火にかけて乳化を促す。)
盛り付けて完成。
◯ セロリの塩炒め
爽やかな香りのセロリ。
鶏ガラの素とお酒で炒める。
シンプルでちょうどいい副菜に。
まとめ
かぶと鶏肉をお酒で蒸す「酒蒸し」。
鶏皮をきつね色まで炒めることで、
鶏油を出し、乳化させることで濃厚なスープに仕上がります。
にんにくの香りもあって、白ごはんが進むこと間違いなしです。
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「すき」すると、おいしい「夜ごはん」が、、、。 「すき」の数だけごはんがおいしくなる気がします。