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結局のところ面接とは自分の「自覚」との対話なのかもしれない。

こんにちは。採用に関わっていることもあり、映画「六人の嘘つきな大学生」を見てきました。小説を読んではいたものの、また違った受け止め方ができたなと感じましたね。


コンピテンシー面接とレゴ®シリアスプレイ®。

さて、レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターとしては、新卒、キャリア問わず採用の場面でもレゴ®シリアスプレイ®を活用できるかな、とかをついつい考えてしまう。数多くの良いところを見つけることが可能だと感じるし、それ以上にお互い楽しく面接ができる点を推したいと思ったりする。

とは言えコンピテンシー面接(コンピテンシーサンプルに基づいた面接)ともなると、ハイパフォーマーの製作したレゴ作品とどう見比べていくのかなど課題もかなり多いだろう。多様性を極限まで重視するレゴ®シリアスプレイ®メソッドが面接のどの領域まで役に立つのかなどは議論の余地がある。

この書籍はとても分かりやすい。

まずは自己理解。

面接の際に常に重視していることがある。それは7つの習慣「第6の習慣:シナジーを創り出す」だ。目の前の方とふたり、もしくは仲間と一緒にだとしてもこの「1+1=∞」を創り出せるのかどうかであると思っている。そのためには、自分の真の姿、本当の姿を表出させることから始める必要がある。

自分の本当の姿を見せ、自信を失った経験も含めて自分のことを率直に話すほど、それを聴いている人たちは、自分の経験を正直に話しても大丈夫なのだという気持ちになる。するとあなたの正直さが相手の精神を養い、そこに真の創造的な共感が生まれ、新たな洞察や学びがもたらされる。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第6の習慣:シナジーを創り出す」教室でのシナジー より引用

これはレゴ®シリアスプレイ®メソッドで言えばジョハリの窓をベースとした自分自身(コア)のアイデンティティを共有することに他ならない。すべてそのアクションからしか物事は始まらない。そのためにはまず自分自身を知ることだ。自分も含め、この自己理解は日本人が苦手とする領域でもある。

自分で自分を肯定できなければ。

簡単に始めるのであれば、ひとつはレゴブロックで自分自身を表現してみることだ。個人的にも振り返りにレゴブロックを使っている。素直に自分自身の「現在地」を表現し観察しながら意味づけするだけでも、どんな人物なのか、というコアなアイデンティティ(存在証明)を見つけることができる。

もっとも大事なのは自分の手が導き出したレゴ作品を肯定することだと思う。自分を真に思って、自分が形作られた作品が、自分なのだと認めることだ。紙に書こうとスマホでフリックしようとパソコンでテキストを打とうと、結局のところ自分で自分を肯定できなければまったく意味をなさない。

自分に責任を持つための「自覚」。

すべての人には良いところも悪いところもある。強みも弱みも存在する。それらもすべて自分を構成する要素なのだ。だからこそそんな自分自身を自己分析し、表出できるように準備をすることこそ面接のスタートラインなのだと感じる。イコール7つの習慣で言うところの「自覚」に当てはまるだろう。

頭の中の地図、思い込み、パラダイムの影響を受けるレベルを自覚して理解すると、自分に対しても責任を持てるようになるとコヴィー博士も語っている。何かの面接を受けようと思っている方にも7つの習慣は必ず良い影響をもたらすと信じている。またはこのno+eを読んでもらえると幸いである。

最後に。

断捨離を計画しているが休日にはどうしても映画館に行ってしまう。それはそれで感性を磨く大事な瞬間、大事なアクションなのではあるけれど・・・。ここからまた多くの作品が上映されるし、まあ良し悪しではある。そういえば「レ・ミゼラブル」デジタルリマスターされるとのこと。ああ嬉しいな。

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