ネイルと深爪と自己肯定感
ネイルは私に「ふつうのおんなのこ」になる夢をみることを許してくれた。
長らく摂食障害だった私にとって「ふつうのおんなのこ」というのは強烈な憧れだった。わたしだって、「ふつうのおんなのこ」みたいに恋をしたり、青春を謳歌したり、進学のために努力したり、将来に夢を持ったり、そういう「ふつうのこと」がしたかった。でも全部それは私には無理なんだ、私には許されないことなんだ、ってあきらめてた。
摂食障害っていえば、ガリガリの姿とか、嘔吐、下剤の濫用、むくみ、その他、、、どちらかという