#52「ネーミングの極意:I am法」
新商品や新サービスを開発した時。
どのような名前で、世の中にローンチすべきか。
ネーミングというのは、ある意味最初に対象物に付けるコピーと考えます。
なぜ?
それは、ネーミング/商品名だけで「買ってみようかな!」「試してみようかな!」のような、認知・理解の先にある行動喚起に寄与することが多いにあるからです。
戦略的なネーミング構成手法は2つ
基本的には、戦略的なネーミング構築手法は大きく分けて2つございます。
① I am法
② I can法
もちろん上記以外にも、“創始者・開発者の想い”や“言葉の響き”のような切り口はございます。
ただ、ユーザー/消費者視点に則り、マーケティング起点でのネーミングの切り口は、上記2つ。となります。
物性起点か、消費者ベネフィット起点
上記2つの手法を、より“起点”という視点で記載すると以下となります。
① I am法
→ 物性起点
→ 私は、このような商品です!
② I can法
→ 消費者ベネフィット起点
→ 私は、あなたにこのような良いことをもたらす商品です!
もし、就職活動で例えるのであれば、以下のようになります。
① I am法
→ 自己紹介
→ 私は○○大学△△学部。××サークルに所属してます!
② I can法
→ 自己PRを踏まえた志望理由
→ 私の強みは◇◇です。故に、御社に入社した際は、☆☆のようなことができます!
I am法のネーミング例
今回のnoteでは、主に“I am法”にスポットライトを当てたいと思います。
明日のnoteでは、“I can法”に関して記載させていただきます。
以下、”I am法”のネーミング案となります。
(あくまで、私が”I am法だ!!”思う事例となります。)
私は、湖池屋の全プライドを込めて作り上げたポテトチップスです。
→湖池屋 プライドポテト
私は、先端の金属製品が自動で出てきて芯を包み込み守るシャープペンシルです。
→ゼブラ デルガード
私は、驚異の洗浄力で繊維の奥の汚れも落とす洗濯機です。
→東芝 ZABOON(ザブーン)
私は、ねっておいしいふわふわお菓子です。
→クラシエ ねるねるねるね
私は、ノートを書くようにユーザーが手軽にストレスなく簡単に情報発信できるサービスです。
→note
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“I am法”は、まさに自己紹介のように、
「私は、○○です。」という方程式に当てはまると分かりやすくなります。
そして皆さんの周りには驚くほど
“I am法”から立脚したネーミングが多々ございます。
是非発見してみてくださいね!