#57「ダボス会議のテーマから見るこれからの経営戦略」
日常業務にて経営者の方々とお仕事をさせていただく中で、ダボス会議のテーマに関する話になることがあります。
中でも、外資系企業の経営者であれば、その率は高まります。
本noteでは、ダボス会議に関する内容をWEB上の素敵な記事を引用させていただき、簡易的にまとめました。
ダボス会議とは?
ダボス会議とは、
スイス・ジュネーブに本拠を置く非営利財団、世界経済フォーラムが毎年1月に、スイス東部の保養地ダボスで開催する年次総会です。
世界経済フォーラムは1971年に発足し、各国の競争力を指数化し公表してグローバル化に対応した経営環境を推進しています。この会議では毎年、世界を代表する政治家や実業家が一堂に会し、世界経済や環境問題など幅広いテーマで討議しますが、各界から注目され、世界に強い影響力を持っています。
日本からも首相や著名な経済学者などが参加しています。
※引用文献
ダボス会議テーマ変遷(直近3年)
2021年で、第51回となるダボス会議。
直近3年のテーマは以下となります。
2019年:
「グローバリゼーション4.0 - 第4次産業革命の時代に形成するグローバル・アーキテクチャー」
2020年:
「ステークホルダーがつくる持続可能で結束した世界」
2021年:
「グレート・リセット」
2021年ダボス会議テーマ「グレート・リセット」とは
説明するにあたり、
こちらの文献が、非常に分かりやすくダボス会議に関してまとめておりましたので、重要箇所を抜粋引用させていただきます。
「グレート・リセット」とは:
現代社会にて、社会や経済などあらゆるシステムを見直し、世界がより良い場所へとなるように「リセット」すること。
持続可能性や不平等の改善を目指す際に、既存の仕組みからなる社会構造自体を見直すことが求められている。
つまり、グレート・リセット≒よりよい世界に向けた「仕組みの見直し」となります。
グレート・リセットが必要とされる理由は、以下3つ:
・持続可能な社会をつくるため
・加速する気候変動に終止符を打つため
・働き方や雇用市場を見直すため
世界経済フォーラム(WEF)が、グレート・リセットを実現するために発表した重要な3つの取り組み:
・公平性のある市場を実現すること
・刷新された投資プログラムの活用
・力を合わせ公共の利益に取り組むこと
アフターコロナの社会をより良くするためにも、世界のトップたちはグレート・リセットを実現させようとすでに動き出していることが伺えます。
2021年ダボス会議は中止
8月にシンガポールで開催予定だった2021年ダボス会議は、2021年5月17日に中止が決定しました。
各国の首脳や企業の代表が集まる国際会議は実施されませんが、各企業が引き続き「グレート・リセット」を考えることが必要とされています。
---
以上、簡易的ではございますが、ダボス会議に関するまとめとなります。
最後に、
あなたが勤めている企業における、グレート・リセットとは。
あなた自身の業務における、グレート・リセットとは。
あなたのライフスタイルにおける、グレート・リセットとは。
ダボス会議のテーマは、せわしなく過ぎる日常の中でふと立ち止まり、次に踏み出す一歩に関して、考えるきっかけとなります。