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自分の理想の読書会を開いてみたレポ①【ビジネス書禁制にした訳】

昨年、やってみて良かったと思うことは、自分の理想の読書会(プレゼン形式)を開いてみたことだ。
読書会とは何か、ご存じでない方は、以前書いたこちらの記事を読んでもらえればと思う。

ビジネス書禁制の読書会

自分の理想の読書会を開きたいと思いたった私は、その為に必要なことは何だろうと考えた。
そしてまず思いついた事は、「ビジネス書はご遠慮願います」と募集時にお断りを入れておくことだった。
一応言っておくと、私はビジネス書が嫌いな訳ではないし、割と色々と読んでいる。
でも私が開く読書会では、ビジネスの話が極力絡まないようにしたいという想いがあった。

それは何故か。何故自分の理想の読書会の為に、そうしたルールが必要だったのか。そもそも自分の理想の読書会とは何なのか。
本記事を書くにあたって自問し、改めて言語化してみようと思う。

ビジネスの世界とそれ以外の世界

私の望みは、単純に言えば、休日の読書会でビジネスの話はなるべくしたくない、という事だ。
私は労働者であり、ビジネスの世界とは平日の大半の時間を費やして接している。
日々働けば働くほど、自分の中にビジネスの、お仕事の情報や課題が入り込んでくる。
自分の中にビジネスの世界や知見が広がる。広げたくないと思っていようといまいと、日々広げざるを得ない。
働く事は、生きていくために必要な事だからだ。

だからこそ、休日の読書会の場でくらいは、自分の中にビジネス以外の世界を広げたいと望むのである。

「自分の世界を広げる」という読書の醍醐味

本には、小説や人文書、新書、エッセーに詩、ノンフィクション、旅行記、絵本、レシピ本・・・様々な種類がある。自分の日常生活だけでは知り得ない世界が溢れている。

読書好きな方の多くは、読書を通して「自分の世界を広げる」事が好きなのではないだろうか。
自分の知らなかった世界を知られたり、自分の中の価値観を揺さぶってくれたり、興味すらなかったことに惹かれたり・・・。

読書で感動することの多くは、一言で要約すれば、「自分の世界が広がった」という事だと思う。
そうした出会いがあるのが読書の醍醐味だろう。

私の理想の読書会=自分の世界が広がる読書会

そしてその感動を共有し、参加者がお互いに新たな出会いを提供できる場が、プレゼン形式の読書会の醍醐味であると思う。

つまり私の理想の読書会とは、参加者に自分の世界が広がる機会になるもの、一言で言語化すれば「自分の世界が広がる読書会」だ。

広大な本の世界についてお話しする機会なのだから、せっかくであれば普段接するお仕事に関わること以外の、多種多様な本を紹介しあう事が、参加者にとって豊かな時間になると思っている。

読書会で紹介する本は、生きていく上で必要のないことや、関係のないものであってもいい。
何かから必要に駆られたものではなく、純粋な興味のみで選んだ本に面白みを感じられる事も一つの豊かさだと思う。
遠慮なく読書会で紹介して欲しい。

そのような想いで「ビジネス書はご遠慮願います」と謳って開いた結果、その想いを汲み取って貰えたのか、とてもバラエティ豊かな紹介本が集まり、私にとって理想的な読書会となった。

それについては次回のレポで紹介したいと思う。


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