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イギリスで俳句を詠む ③ 【春】

イギリスで俳句を詠む ① ②【春】の続きになります。



今年の春は、久しぶりに日本で過ごした。

毎朝の通勤路で見かける桜。花びらが一枚一枚開いていく様子に、生命の力強さを感じる。桜が満開になるまでの過程を目にするたびに、昨日が今日に繋がっていることを実感し、「今日も頑張ろう」という気持ちが湧いてきた。

会いたい人がいて、行きたい場所があって、頑張っていることがある。上手くいかないこともたくさんあるけど、何気ない日々が嬉しくて温かい。

午前中はご機嫌斜めだった今日の空も、お昼に外へ出てみると、キラキラと輝きを増していた。雨上がりの空からは、夏の香りが漂っていた。



『イギリスで俳句を詠む①②③【春】』は、鬼貫青春俳句大賞に『ピカデリーサーカス』という作品名で2020年に応募したものです。

受賞には至りませんでしたが、思いが詰まったお気に入りの作品です。

一年の中で最も好きな季節である春の、イギリスで過ごした美しい瞬間が鮮明に思い浮かびます。

Noteに投稿するのに随分と時間がかかってしまいましたが、ちゃんと載せられて良かったです。

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