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「旅の心」を思い出す(2022年5月16日#旅の日)

そぞろ神のものにつきて心をくるはせ、
道祖神の招きにあひて、取るもの手につかず。

有名な松尾芭蕉の「奥の細道」の序文の中の一文です。
中学の国語の授業で何度も読んだ序文の中でも、不思議と一番この文が印象に残っています。

そぞろ神とは、人の心に取り憑いてなんとなく人の心を誘い動かす神様で、道祖神は村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神様なのですが、後で調べてみると道祖神は「あの世」の入り口にいる神様とのことです。
そう考えると、なんだか「奥の細道」はまさに「人生は旅」だということそのものを描いているのかなぁと思えてきて、また読み返したくなりました。


5月16日は1689年(元禄2年)に松尾芭蕉が奥の細道への旅へと出立したことを記念して旅の日とされているそうです。

旅の日は、ともすれば忘れがちな旅の心を、そして旅人とは何かという思索をあらためて問いかけることを目的に制定された日。
なんだか今年の旅の日はマレーシアも5月から国境や制限が解除されてきていることもあり、旅の心を思い出せそうな気がします。

今マレーシアの中で一番行きたいのは「クアンタン」という海辺の町。
海辺にある町で美しいモスクとビーチが有名です。

派手な観光名所などは特にありませんが、海の音を聴きながらゆっくりと昼寝でもしたいなぁとか…今日は旅の計画を考えてみたいと思います。

旅って出発するまでも楽しいですよね。

本日もお読みくださりありがとうございます。

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