marikko

小学生男女の母。 欲しくても微妙に売っていないものを作り出すことが好き。

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小学生男女の母。 欲しくても微妙に売っていないものを作り出すことが好き。

最近の記事

虹色のきものの作り方

自前で運営していたWordPressのブログを、まるっとこちらのnoteにインポートしてきたため、過去にブログで公開してきた記事を少しずつピックアップしていけたらと思っています。 初回は、私の初めての投稿となったこちらのnote 反物から虹色に染色して…というかなり意味の分からない七五三の準備を書いたものです。 相当端折って書いたことから展開が早すぎて、何が何だか分からないうちに完成しているというややこしいnoteなのですが、ブログではちゃんと工程をしたためていたため、今回

    • WordPressからnoteへ ブログをまるっとお引越ししてきました

      時は2019年。 息子が小学生に、娘が幼稚園に上がったタイミングで、ハンドメイドの個人ブログを立ち上げました。 その名も「マリッコの衝動的ハンドメイド」。 子どもを育てる中で、本当に「これが欲しい!」と思い立ったものを果敢に作り続ける内容のブログは私の子育ての日記のようなものでした。 子どもたちの七五三… 仮面ライダー… ダイの大冒険… はたまたパーマンのコスプレ… コロナ禍も相まっておうち時間を楽しく過ごしつつ、ブログに書くことで日々の忘備録にもなりつつ、ちょっと

      • 母の夏休みミッション:死にかけのヒマワリを蘇生させよ

        もう夏休みも始まって数日経つという日が我が家の保護者面談の日で,植木鉢はその時に車で取りに行くからね,という話をしていた。小3の娘からは,自分はヒマワリを育てていること,その高さは既に126cmの娘をとうに超えていることを再三聞かされていた。分かった,ヒマワリね,中庭にあるのね。そんなに大きかったら車に入るかなぁ。なんてのんびりと心配する。 それにしても例年以上にギラギラと暑い夏,児童はいない夏休みとはいえ,先生たちも色々とお忙しいでしょうに残された植木鉢の世話まで大変ね,

        • noteコンテストグランプリ受賞と,今年2度目の賞金10万円

          本日,メルカリとnoteで開催されていた「#メルカリで見つけたもの」投稿コンテストの結果が発表され,ありがたくも私の初めての投稿となった作品「虹色のきものをさがして」がグランプリを戴きました。 実は昔から作文が大好きで,大人になってからも公募を見つけてはちょいちょい参加していた私。いつものように公募サイトを見ていたら見つけたこのコンテストに目を奪われました。メルカリと聞いたら思い出すのはこの七五三のこと。noteは存在はもちろん知っていたし,好きなクリエーターさんも何人もい

          5歳男児 七五三に花柄の着物を求む

          息子が5歳になったころの話。 両家にとっても初めての孫,しかも直系長男の5歳の七五三を控えていた。 神社は夫の祖母が昔から積みに積んでいるあの氏神様にお願いすることにして,さて目下衣装はどうしようか,まぁ今は色々あるでしょうから両親であるあなたたちが好きに決めなさい,お金は出すから,と両家からはありがたい丸投げをされていた。 お洋服の世界でもそうだけれども,晴れの日の衣装においても男子と女子のバリエーションの差は如実だ。電話帳のような厚さのカタログにみっちりと華やかなお着物

          5歳男児 七五三に花柄の着物を求む

          発表会にはドレスを染めて

          「ねぇお母さん?ピアノを習いたいんだけど」 おずおずと,でもまっすぐな目で娘からその申告を聞いたとき,面倒だな,と,いまさら?と,こわいな,という気持ちしか湧き上がって来なかった。 そうなんだ,でもピアノって毎日練習しなくちゃいけないみたいよ,とさも難しいことをいうように(実際難しいと思った)顔をしかめて娘にそう言って,大変なんじゃない,と締めくくった。つもりだった。 娘が小2にあがったばかりの5月。 習い事は半年単位で更新される体操を少しやっていたことがあるくらいで,特

          発表会にはドレスを染めて

          餅をつく人

          「私さ,結婚したら餅をつく人になりたかったんだよね」 年明け気分の残る家電量販店で,まるで息をするようにその言葉が出たとき,少なからず自分で自分に驚いた。 確かにずっとそう思っていたけれど,口に出すのは,ましてや人に向かって言うのは初めてだった。 餅?といいながら,間もなく私の夫となる人は盛大に杵を振りかざす真似をしたので思わず笑ってしまった。いやそこまで本格的じゃなくて,と言いながら,ずらっと炊飯器が並ぶ列の端っこでこじんまりと展開されたコーナーを見やりながら,もちろん

          餅をつく人

          虹色のきものをさがして

          私が産んだのは,かぐや姫か何かなんだろうか。 「7歳の七五三,こんなのはどう?」 娘の目の前に広げたのは,何日か前にネットオークションで一目ぼれして深夜に競り落とした反物で,白地に大きな鶴が飛び立っている意匠のクラシカルなもの。モダンな感じが,はっきりした顔立ちの娘にとてもよく似合うと思った。 ところが娘は一瞥するなり「とりは,ちょっと」と難色を示した。いろも,しぶいし,と付け加える。 「え?ダメ?素敵だと思うけど?」そういいながらも全く提案になびく気配のない娘の様子に私は

          虹色のきものをさがして

          【虹色のきものの作り方⑧】大人用六通帯を,子ども用ふくら雀風作り帯にリメイク

          こんにちは,マリッコです。 娘7歳の七五三,無事に着物が出来上がり,小物も整ってきました。 今回は結構てこずった作り帯を紹介します。 本当であれば,子ども用の全通の(柄が全部入っているもの)袋帯で手結びでやってもよかったのですが、市販されているものは極めて和風なもので、結構クラシカルなものだらけ… マリッコ「ねぇ,どんなのがいいの?」 娘「あぁ,お母さんが持ってる,これでいいよ」 これは,練習用か素材用にと思って購入した,1本300円だったのが何と半額150円の礼装用袋帯

          【虹色のきものの作り方⑧】大人用六通帯を,子ども用ふくら雀風作り帯にリメイク

          【虹色のきものの作り方⑬】バラのつまみ細工で作る 七五三髪飾り

          こんにちは,マリッコです。 にじいろのきものをベースに準備している娘7歳の七五三。 いよいよ髪飾りを考える段になってきました。 かつて,「日本髪ってば何て可愛らしいんでしょう」と思って,わざわざかのこやちんころを試作してはブログにアップしていたマリッコですが… マリッコ「ちなみに,髪飾りを作りますが,ご希望などあられますか」 娘「あるにきまってるでしょ」 まずは,ご希望の髪型からイメージを固めていきます。 「7歳 七五三 髪型」などで検索していくと,色々な髪型が出てきます

          【虹色のきものの作り方⑬】バラのつまみ細工で作る 七五三髪飾り

          【虹色のきものの作り方⑫】朝顔で染めた生地で,バラの刺繍の筥迫を作る

          こんにちは,マリッコです。 何度か作成したことのある筥迫。本当は割と手がかかるので今まで作成したものを使おうかな,と思っていたのですが,お顔の一番近くに来るもの,ここは世界観を壊してはいけないと,やっぱり作ることにしました。 材料今回は,本体の生地は娘本人が夏休みに育てていた朝顔で染めたものを使用しました。 もっとピンクになればよかったのですが,限りなく白です。 ・本体の生地 ・縁の生地 ・裏になる生地 ・タコ糸 ・模様をリボン刺繍で付けたので,リボン少々 ・厚紙 ・ドミ

          【虹色のきものの作り方⑫】朝顔で染めた生地で,バラの刺繍の筥迫を作る

          【虹色のきものの作り方⑭】末広の房だけ付け替える

          こんにちは,マリッコです。 虹色のきものを用意して迎えようとしている娘7歳の七五三。 あまり表に見えない小物は,せっかくなのでマリッコが使用したものを持たせようと思っていました。 いわゆる筥迫セットみたいなものに入っている,末広と草履がその候補。 マリッコ「30年以上次の出番を待っていたのだから、何とか再びお外に出してあげたい」 娘「紅白…しぶしぶだね…」 当然,房の色も変色してしまっているので,房を付け替えることにしました。 長さなどは元のものを参考にしています。 材

          【虹色のきものの作り方⑭】末広の房だけ付け替える

          【虹色のきものの作り方⑪】シルクオーガンジーで作る七五三しごき

          こんにちは,マリッコです。 娘7歳の七五三用に,ゆめかわ色をメインとしたお支度を準備しているさなか,頭を悩ませたのが「しごき」。 いわゆるしごきって言うのは,差し色やポイントになるものが多く,色も原色やきっかりとしたものが多いようで… マリッコ心の声「なんだか,しごきが主役になっちゃいそう…」 かといって,たぶんあの房の部分がネックなのか,あまりハンドメイドをしている人もいなさそうなアイテム。 シルクのロングストールやスカーフなどで代用できるかと探してみましたが,そもそも

          【虹色のきものの作り方⑪】シルクオーガンジーで作る七五三しごき

          【虹色のきものの作り方⑩】帯の生地で作る 七五三用ハートのバッグ

          こんにちは,マリッコです。 何とかギリギリのラインで順調に進んでいる我が家の七歳七五三プロジェクトですが,今回はバッグを作ったので紹介します。七五三のバッグといえば,七歳さんであれば少し大人っぽい感じのクラシカルな和装バッグ。 本人と画像検索してイメージを固めようと思っていたのですが,少し見て困った顔でこう言うのです。 娘「なぁんか,しぶいんだよね,どれもこれも」 七五三のバッグといえばこんな感じなんですのよ。 帯と同じ生地を使うから,銀にピンクだし,少しかわいいんじゃな

          【虹色のきものの作り方⑩】帯の生地で作る 七五三用ハートのバッグ

          【虹色のきものの作り方⑨】チュールレースを使って刺繍半衿を作る

          こんにちは,マリッコです。 無事に着物本体が出来上がりましたが,これではまだ着られません。 今回は長襦袢にかける半衿を作っていきます。 長襦袢は購入してしまいました。 オンワードのものなのですが,なんだか微妙な半衿が付いていたのが気に入らない一品。 表なのにミシン刺繍があまりに雑すぎるので外してしまいました。 すると,そもそも外す想定ではなかったのか元の衿の部分の仕立てがひどいひどい。。。 色々ほつれてきてしまったので,ざっくり縫い留めましたが,まぁ隠れるからいっか。

          【虹色のきものの作り方⑨】チュールレースを使って刺繍半衿を作る

          【虹色のきものの作り方⑦】7歳 あわせきものを作る

          こんにちは,マリッコです。 何とか刺繍が終わったにじいろのきもの,ようやく縫製と相成りました。あわせきものを作るのは,娘が3歳の七五三を行ったとき以来です。 相棒はおなじみ「はじめてでも縫えるこどものきもの」 そして,今回とは全く関係なく,大人用の道行を作ろうと血迷った今年の卒園入学シーズンに手に入れた野村和裁の野村辰雄さん著の「上手に縫える着物の仕立て方」 この2冊を見比べながら,わからないところは勢いで縫い進めました。 裁断,印付け表に関しては,一度この通りに裁断して仮

          【虹色のきものの作り方⑦】7歳 あわせきものを作る