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【読書】片づけとは~『シンプリスト生活』(Tommy)~
アマゾンのPrime Readingを利用して読んだ3冊目が、これです。これから、ゆるゆると断捨離に取り組もうと思っているので、弾みになるかなと思って。
↑kindle版
この本、なぜか私は著者は女性だと思って読んでいたのですが、最後の「著者略歴」にTomohiro Taguchiとあり、驚きました。男性だったのですね。
シンプリスト生活とは、「あとがき」によれば「自分を知ることができれば、あとは、他人からの評価ではなく、自分が正直でいられることを最優先にした取捨選択をするだけ」(p.196)という精神に基づく生き方。目指すところは「寝ている時間以外は全て趣味であり、仕事であり、暮らしであるという、ワークとライフが調和する『ワーク・ライフ・ハーモニー』というライフスタイルです」(p.196)。
正直Tommyさんが「いらない」というものや掃除の仕方など、受け入れがたいものも多かったのですが、それでも、なるほどなと思う部分も少なからずあったので、読んで良かったです。
以下、備忘録代わりに心に残った部分を書いておきます。なおページ数はkindle版のものです。
シンプルでマキシマル
・自分の好きなこと、大切なことは何か、頭の中が整理されており、クリアである
・モノは多いが、部屋や収納が多く、整理されているので、必要な時にすぐに取り出せる
これを目指したいです。
「減らす」ことが目的となってしまい、チャレンジしたり、新しい自分に変化したりすることの妨げになってしまっては本末転倒です。
これ、ちょっとドキッとしました。欲しいものを手に入れることを、我慢する必要はないのですね。その分、いらないものを捨てれば良いのだから。
この椅子は私が所有しているように見えて、実はみんなのモノであり、今は私が借りているにすぎない。もし使っていないなら、私のところで、回覧板を止めてしまっているようなものだから、他の方に申し訳ない気持ちになるし、使われないモノもかわいそう。だから次の使って頂ける方にお譲りしたほうが気持ちよい。
この「モノは回覧板」という考え方、なかなか面白いです。
暮らしの道具や家具を選ぶ際には、それを使うシーンにおいて体験の質がどう変わるのか、思いを巡らせてみるとよいと思います。すると生活そのものが芸術として味わい深く、尊いものに思えてきます。
うーん、気に入った良いものを日常で使いたくなりますね。
人は1日に6万個のことを考えており、そのうち9割は前日と同じことを考えていると言われています。まさに、思考が堂々巡りしているわけです。
これ、本当?
「脳は忙しくしている時よりも、何もせず、ぼーっとしている時のほうが、2倍多くのエネルギーを使っている」
つまり、意識的に脳を使う時よりも、何も考えていない時のほうが脳は活発に働いているのです。脳のこのような機能は、「デフォルトモードネットワーク」と呼ばれ、考えごとをしている時に特定の部位にしか行っていなかったエネルギーがより広範囲な場所に届くことによって、有機的なつながりが生まれてくるのです。だから、新しい発想がひらめくというわけです。
なるほど~。
自分の身体も死ぬまでの間、自然から一時的に借りているモノと捉えると、与えられた身体に日々気を配り、大切に扱うようになります。
これまた、なるほど~。
米国ミシガン大学の研究で興味深いものがあります。
心配事の実施調査で、「心配事の80%は起こらない」ということが明らかになり、さらに、残り20%のうち、16%は準備をしていれば対応可能というもの。心配事のうち実際に起こるのはたったの4%だったのです。心配事や不安の96%は実際には起こらない。つまり、ただの「思い込み」であり、「取り越し苦労」にすぎないのです。
これ、興味深いです。
「起きたらどうしよう」と漠然と考える暇があるなら、「起きないようにするにはどう準備するか」「もし起きたらどう解決できるか」と、行動ベースで考えさっさと行動しろ
はい!
部屋を整えることは、心を整えること。
そうですよね~。
・整理とは、不要なモノを取り除くこと
・整頓とは、散らかっているモノを整えること
・収納とは、使うモノを使いやすいように収めること
まずは整理からですね。
「片づけとは、自分の心と片をつけること」
片づけは、「イベント」ではなく「習慣」。
おお。
「この服で誰かと会いたくない」と思ったら、その服は寿命と考えてきっぱり手放します。
アインシュタインは、「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことである」と言います。
空気には、粘性があります。その名の通り「粘り気」です。だから、例えば、部屋にモノが置かれていると、その周辺の空気はものにまとわりつき、動きにくくなります。(中略)モノが多いほど、空気が停滞することになり、匂いが溜まっていくのです。
ひえー。
やりたいことがあるんだったら、老後にとっておくのではなく、今すぐにやってしまう方が幸せなはずです。
そうですよね。でもこれが意外と難しいです。
「なぜやるか」の意味を確認してから着手する
ドイツの文豪・ゲーテは、「その分野の一流を知ると、見る目が養われる」と言っています。
近年、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字をとったFIREという考え方が話題になっています。
FIRE、憧れます。
なにはともあれ、片付けに取りかかります。
見出し画像には、「みんなのフォトギャラリー」から箒の画像を使わせていただきました。
↑kindle版
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