『ビッグイシュー日本版』を勝手に応援する記事、第94弾です。そもそも「『ビッグイシュー日本版』とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。
今号の特集は、「恐竜関心大国 日本と恐竜」です。
日本画家のししよしよしさんによる表紙絵がとても美しいです。
恐竜の歯並びが悪かったとは、ちょっと面白いです。歯並びが良い恐竜というのも、これはこれで何だか微妙ですが。
6回目の大量絶滅のリスクが高まっていると言われる現在、考えさせられます。生物多様性を低下させている原因が人類であることを考えると、特に。
特集以外ではまず、「世界短信」のガーナの記事が印象的でした。
日本もこういう法律が必要なのではないでしょうか。もっとも、数だけ増やしても仕方がないわけです。逆に能力が高いとは言えない女性を、数合わせのように登用するのは、「女性は能力が低い」というイメージを植え付けるためかと疑いたくなります。
「スペシャルインタビュー」のニック・ケイヴの言葉も良かったです。
前号のピーター・バラカンさんもそうでしたが、まともな感覚を持っている人は、AIの作るものは芸術ではないと思っていますよね。
地球温暖化の原因についての、清水靖子さんの考察にも頷かされました。
森の案内人・三浦豊さんのクスノキについての説明も印象的でした。
クスノキ1本でも、そういう力があるのですから、原生林ならなおさらです。
今号も、本当に学びが多かったです。
『ビッグイシュー日本版』のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。
コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。
もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。
見出し画像は、今号が入っていた封筒のシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった高島さん、いつもありがとうございます!