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『メモの魔力』を読んだら、魔法使いになれた。

 みなさんこんばんは。おおもりまきおです。
 サムネイルとタイトルで少し遊んでみようかと試みまして見事にスベっております。
 
 ただ、SHOWROOM 社長の前田裕二さんの『メモの魔力』を読みまして、僅かばかりの「魔力」を手に入れましたので、皆さんに向けてメラを唱えたい(情報共有したい)と思います🔥

 『メモの魔力』は、就職活動を控える学生の方や、そうでなくとも自分の軸をハッキリさせたいという方には特にオススメしたい内容になっています。

メモを「記録」と「知的生産」のための第2の脳として活用し、理解力と発想力を伸ばす

 メモには、単なる「記録」と、アイデアを創出する「知的生産」の2つの使い道があり、自分の脳とは別に情報を保管する「第2の脳」として活用すると効果的です。
 
 近年は機械の進化が著しく、単なる「記録」であれば、人間より機械の方が優れていることは周知の通りです。
 
 であるならば、機械の方が得意なことは機械に任せて、人間は人間が得意とする部分で勝負する方が良いと思いませんか?

 そして、人間が機械より優れているのが「知的生産」であり、クリエイティブな部分です。独自の発想でアイデアを創出することです。
 
 『メモの魔力』では、「知的生産」のためのメモの活用方法が、わかりやすく解説されています。

 まずはノートの使い方ですが、もったいないと思わず、見開きで使いましょう。
 狭いスペースに細かく書き込んでいくと、発想の視野も狭くなってしまいます。
 ノートは、スペースごとに役割を分けて以下のように使いましょう。

◇日付・タイトル
→主に検索用で、後日いつの何の情報かをすぐに判断するために書くようにする。

◇ファクト(事実)
→会話でのメモであれば、気になったことを掻い摘んで書いていく。

◇抽象化
→ファクト(事実)を、もう少し広い意味で捉える。気付き。
 
◇転用
→ファクト(事実)から得た気付き(抽象化した内容)を別の具体的な使い方ができないか考えてみる。
 
◇標語
→ファクト(事実)〜転用までの内容を「要は何の話か」が分かる一言でまとめる。小タイトル。

 次に、著者・前田裕二さんの少年時代を例に、「ファクト→抽象化→転用」の流れについて説明します。
 
 前田さんは幼くして両親を亡くしました。
 小学生にしてギターの弾き語りで生計を立てていた時のことです。

【ファクト(事実)】
・カバー曲を歌うと、オリジナル曲より立ち止まってもらえる
・立ち止まってくれた人のリクエストに応えるとぐっと仲良くなる
・仲良くなった後に、オリジナル曲を歌うとよりお金がもらえる

【抽象化】
・仲良くなるには、双方向性が大切(リクエストを聞くなど)
・人は「上手い歌」ではなく、「絆」にお金を払う

【転用】
・双方向性があり、絆が生まれる仕組みをネット上に作る
→それによってアーティストが効率的にファンを増やせる
 
 この経験があったからこそSHOWROOMが生まれたのです。

 ファクトを常に抽象化→転用するように意識することや、標語欄に、小タイトルをつけることを意識することで、発想力が高まります。

 またメモの効用は発想力のみならず、メモをとりながら話を聞くことで、一生懸命聞いていることが相手に伝わりますし、メモをとりながら聞くことに慣れてくると、無意識に話を聞くより数倍理解を深めることができるようになります。

人生を振り返り、感情の起伏とその要因を知り、自分を知る。

 最初にもお話しした通り、これからは機械が活躍する場面が増えてきます。それに伴い、人の活躍の場は、人らしさの部分に移っていきます。
 自分の「熱」を、
 人に勝る部分を、見つけましょう。

 
 自分の人生を振り返り、感情の起伏があった時のことを思い出してください。
 その要因を知ることで、自分がどんな出来事に、楽しさや悲しさ、怒りなどを感じるのか知ることが出来ます。

 これは前田さんの「ライフチャート」です。注目すべきは上がったり下がったりのポイントとなる「変曲点」です。
 
 そこで起きた出来事に注目しましょう。
 特に中学生以下の頃の感情に注視しましょう。幼かった頃に感じた、嬉しかったこと、悲しかったことは普遍的であることが多いためです。
 
 弾き語りの経験があったからSHOWROOMが生まれたと、上でもお話ししましたが、ライフチャートをみると、弾き語り開始以降上がっています。
 お金を稼ぐことが出来た成功体験や、人とのコミュニケーションに対する喜びなどが要因なのでは?と感じます。

 前田さんの例から分かるように、経験から人生の軸が形成されて、その軸を基に仕事に繋げることができています。

 『メモの魔力』では巻末に、前田さんが就職活動の際に30冊のノートに渡り行った、自己分析のための1000の質問が掲載されています。
 
 まずはこの質問について、「ファクト→抽象化→転用」を意識しながら回答して、自分の軸を知り、知的生産をできる人間を目指してはいかがでしょうか?
 
 最初の3つの質問を載せておきますので、是非。

①なぜ自己分析するのか、その目的は?
②現在の自分の「人生の軸」は?
③自分の夢と向き合うことで何を得たいのか?

 最後まで読んでくださりありがとうございました。

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