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「虎に翼」感想まとめ

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2024年上半期朝ドラ「虎に翼」の感想まとめ(基本週1で書いています)
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記事一覧

「虎に翼」85話

涼子さんと玉ちゃんは、bosom friend(腹心の友)になり、呼び方も「お嬢様」から「涼子ちゃん」になり、対等な関係になることができました(相変わらず敬語ではあるけれど)。
なんなんだ、この尊い空間は?!
こういうのはなんぼあってもいいですからね。

そして、佐田家に手伝いに来ている稲さんに、涼子さまのお店のお手伝いを頼みます。
「私たちはいずれここを去る。心の拠り所をたくさん作っていてほしい

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「虎に翼」84話感想

雑務が溜まっている筆者ですが、今回は感想を執筆せずにはいられませんでした。

まずは優未ちゃん。すごいよ君は。
「友達になってあげたのに」と言われて、

「やっぱりそうなんだ。このまま仲良くしても誰のためにもならないから良いよ。声をかけてくれてありがとうね」

まだ小学校低学年でこの肝の据わりよう。あっぱれとしか言いようがありません。
そういえば優三さんも、人徳はあるもののあまり群れるイメージはな

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「虎に翼」81~83話

さてさて、航一に連れられて喫茶店「ライトハウス」に来た寅子。
そこの主人はなんと、華族の桜川の令嬢で学友だった涼子さま。
女子部メンツで唯一安否不明だった涼子さまは、お付きの玉と一緒に新潟でお店を構えていたのです。

さらに、学習塾のようなこともしている様子。とくに玉の教える英語は人気があるんだとか。

華族の身分も富も失って、お召し物も素朴になってもなお、品のある言葉遣いとたたずまいの涼子さま。

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「虎に翼」76話

ついに新潟に着いた寅子・優未親子。
初日が肝心。「東京から来た女判事」ということでガチガチに覚悟を固めた寅子ですが、いざ上陸してみると、「ようこそ、佐田寅子さん!」と歓迎ムード。

寅子は、新潟で支部長としての仕事(夜中に判を押さなくてはならないこともある)をこなしながら、慣れない料理に取り組み、優未との関係修復を模索します。
しかし、長らく仕事一辺倒だった寅子は、優未とろくに会話すらできません。

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「虎に翼」15週「女房は山の神石の位?」

今週は週でまとめて書いた方がいい気がしました(言い訳)
仕事が順調で、アメリカ視察にも行ってきた寅子。
その一方、家族のことは花江に任せっぱなし。

そんな中寅子の新潟赴任が決まり、それをきっかけに不満が噴出。花江たち家族がついていくのか、寅子・優未親子が行くのか、はたまた寅子が単身赴任するのか。寅子は、「優未と行く」というものの、花江は反対。「トラちゃんが見ているのは、本当の優未じゃない」と言い

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「虎に翼」67話

昨日から初登場した星航一。第一印象は「やりづらい」が前面に出ていましたが、今回少し印象が変わりました。
というのは、今回は航一の父である星朋彦が出てきたことで、「息子としての顔」を垣間見ることができたような気がします。

航一と本の改訂作業を行って三週目。
この間、星朋彦は一度も現われません。どうやら闘病の為だったようです。病は、親しい人にしか明かしていなかったとのこと。
星朋彦は、本が出版される

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「虎に翼」66話

月曜から面白かったですね!!

個人的にちょっと感動したのが、梅子さんの苗字が旧姓に戻っていること!「竹原」さんなんですね。
竹と梅で揃えているような…

梅子さんは轟法律事務所に居候しながら、「竹もと」でバイト?をしているようです。確かに轟の事務所はとても収入が良いとは言えなさそう(お金を取らずに相談に乗るとかしそう)なので、助手2人を雇うのはしんどいような気がします。

この「竹もと」みたいな

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「虎に翼」65話

寅子、花江、梅子さんの3人でお茶をしていたものの、寅子は仕事に戻らなくてはならなくなります。
15年ぶりの再会を喜ぶ梅子さんと花江。
「私は何にも変わってない」と花江。
「話なら聞くけど?」と梅子さん。
「花江ちゃんだって頑張ってる」と軽率にねぎらわないところ、梅子さんらしくて推せる。

「完璧にできなくて」と落ち込む花江。
梅子さんは、「いい母親なんて目指さなくていいわよ。自分が幸せじゃなければ

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「虎に翼」61話・62話

始まりました。13週「女房は掃きだめから拾え?」。
ものすごい言葉ですが、自分の家より格上のところから妻をもらうと立場が弱くなるから、格下の人を選べということです。
それだと若い頃の藤原道長の立つ瀬がないぞ(結婚したときは妻・源倫子のほうが家柄が良い)

1.「大庭家の一族」

家庭裁判所は、子供の保護だけでなく相続の手伝いをしなくてはなりません。梅子さんの夫・大庭徹男が亡くなったことで大庭家では

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「虎に翼」53〜55話

すみません、また少し間が空いてしまいました。
今週のMVPは滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎でしょう。

今週から初登場した人物でしたが、時にコミカル、時に激しく、時に優しいころころ変わるキャラクターがとっても魅力的でした。

いきなりスルメを焼いたり、会議中に居眠りをしたり、かと思えば「この大馬鹿タレが!」と怒鳴ったりと癖が強い。でも、そのバックグラウンドも含めて明かされたことで、その株はとどまる

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「虎に翼」52話感想

「あれ、君朝ドラ感想は週一じゃなかったっけ?」
「すみません、今回も面白かったので感想書きたくって…」

茶番はここまで。今週を境に毎日投稿に切り替える(かもしれません)。

早速癖つよ上司が出てきましたね。
滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎。
モデルとなったと思われるのは「家庭裁判所の父」と呼ばれる宇田川潤四郎さんです。
こちらの記事に詳しく載っていました!↓
https://www.rekish

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「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先?」

今回のサブタイの意味は、
「女性は、目の前のことだけにとらわれており、多い先を見通す思慮に欠けている」ということ。
また偏見の塊みたいなことわざ…。

1.癖つよメンツ

民法改正に携わることになった寅子。
同僚となるのは、「発芽玄米」のような髪型の(笑)小橋と、桂場の友人である久藤頼安。
この久藤さん、自分の名前「頼安」を音読みすると「ライアン」となることから自分のことを「ライアン」と呼ばせて、

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「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」

「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」

今週で一体何人のキャラが退場(もしくは生死不明)になったのでしょうか。鎌倉殿くらい退場している(あんなに血生臭くはないけれど)。
ロスになる暇すら、ない…

1.ロスからのロス

まず、週の頭から直道お兄ちゃんの訃報が。
翌日にはよねさんが東京大空襲で生死不明。
さらに優三さんの戦病死通知書(お父さんが隠していたので、時差での発覚)。
そして、お父さんが色々と暴露してお亡くなりに。

2.お父さん

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「虎に翼」第8週「女冥利に尽きる?」

はい……金曜の放送回で、筆者の涙腺は無茶苦茶にされました……朝から声上げて泣いてしまった。おかげさまで起動が遅れました。

MVPは優三さんでしょう。異論は認めませぬ。
優三さんに持っていかれてしまったので今回は手短に(血涙)
ずっと寅子のことが好きで、寅子が仕事で過失をしてしまったときは優しく励まして「いやなことがあったら二人でこっそりおいしいものを食べよう」と癒してくれる優三さん。娘ラブなのも

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