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Dear Evan Hansen...
こんにちは☺︎ Kaedeです。
今日から私が大好きな映画についてご紹介するnoteを書いていこうと思います。
まずは11月26日に公開されたばかりの ”Dear Evan Hansen”について
Summary…
エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「心の声」が書かれた手紙。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、彼が持っていた〈手紙〉を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は両親に留まらず周囲の心を打ち勇気を与え、SNSを通じて世界中に広がっていく。思いがけず人気者になったエヴァンは戸惑いながらも充実した学校生活を送るが、〈思いやりでついた嘘〉は彼の人生を大きく動かし、やがて事態は思いもよらぬ方向に進む—。
上記は公式サイトからの詳細なあらすじですが、あえて私の言葉で簡潔に表すとするならば
孤独を抱えた少年が、目を逸らしていた自分の孤独に周りと共に向き合っていく話
だと考えます。
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Music…
それを感じた曲を3つご紹介します。
1. ”The Anonymous ones”
この曲を歌っている彼女はいつも明るく何事にも挑戦していて、Evanとは似ても似つかない人物。
そんな彼女が抱えている秘密を知った時、Evanは僕と同じなんだ、僕らは一人じゃないということに気がつきます。
この曲のタイトルは直訳すると”匿名のもの・人々”。”という意味になります。
また『匿名』とは
自分の名前を隠して知らせないこと。また、本名を隠してペンネームなどの別名をつかうこと。
という意味があります。
この曲は自分自身の孤独や秘密を隠す、匿名の彼・彼女らに向けて隠さなくてもいいという内容です。
隠すのが上手であっても、私たちはその秘密が重くないわけではない。
一人一人を観察すると、誰にも言っていない秘密を抱えている人たくさんいるよ。
だから私たちは一人じゃないんだよ。
ということを強く伝えてくれています。
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私はHSPとして生きてきて、うつと診断されるような症状が出た時もあります。
でもそんな時周りの人には、心配かけたくないとそんな素振りは一切見せず
毎日家で一人泣いていたのにも関わらず、周りの人には「いつも悩みがなさそうでいいね」と言われていました。
そんなわけはないけれど、自分の抱えているものが気づかれていない安堵と孤独が襲ってきてまた家に帰って泣くということの繰り返しでした。
そんな時は自分以外見えず、誰かと一緒に笑い合っていてもいつも一人のような感覚でした。
そんな時にたまたまnoteに自分の本音を投稿をし、自分と同じような悩みを抱えている人たちがいることを知り、繋がって、優しい言葉を投げかけてもらいすごく心が楽になったことがあります。
私にはこの経験があるからこそ、一人じゃないんだと落ち込んだ時も少し冷静になれますが今この時にも一人だと感じている人に聴いていただきたい曲です。
2. “You Will Be Found“
孤独しかないと感じていたEvanが人気者になったきっかけの曲。
この時、Evanはコナーの家族とつながったことや、先ほど紹介した曲で自分と同じ悩みを抱えている人がいることを知り、一人じゃないということを感じ始めています。
孤独を強く知っている自分だからこそ、一歩踏み出せば周りにはきっと誰かいる。
だから孤独を感じなくていいということを、当事者だからこその強い思いで伝えています。
この曲を知った世界中の人が、”You are not alone(一人じゃない)”ということをそれぞれが発信して人と人のつながりを強く感じられるところも好きなところです。
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ほとんどの人が言われもない孤独を感じたことが、一度はあると思います。先述した通り、私もそのうちの一人です。
みんなに当てはまるこそ、みんなの心を打ち、乾いた心に染み渡るような感覚を与えてくれます。
一人じゃない。わかっていても襲ってくる不安や孤独。
そんな時にあなた一人だけでもいるということがわかれば、人は強くなれると思います。
そんな人にEvanがなってくれる。
だから私は大丈夫と安心できる曲です。
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このEvanのようになれるように、何があっても私だけはあなただけの味方だよと大切な人達に伝えたいと感じました。
そして私と出会ってくれた皆さんが孤独に襲われた時、私がいるということを忘れないでください。
近くにいる自分のことを知っている人を心配させたくなければ、いつでも私がいるということを思い出してなんでも伝えてください。
伝えなくてもあなたが一人じゃないということを感じられる一人になることができればと思います☺︎
3. “So Big / So Small“
Evanが抱えてきた全ての秘密、嘘をママに伝えるシーンの1曲。
ママを心配させまいと黙っていた自分の孤独。
セラピーに通っているということはわかっていても、自分が本当に抱えている重すぎる孤独は伝えていなかったEvan。
その本音の本音の孤独をママに伝えたときのEvanの一言が自分に刺さりすぎて涙が止まりませんでした。
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その言葉は出していいのかわからないので、映画やミュージカルで確認していただきたいのですが…
私が人生で一番重く孤独を感じていたとき、誰にも言えなかった時に感じていた言葉と全く同じでした。
そのときのことを思い出して、まるで自分がEvanになったかのように没入できた曲でした。
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何度も何度もこの思いを家族に話そうとしたけど、Evanと同じ気持ちで話すことをやめていたあのとき。
今同じ気持ちの人がいるなら、”大丈夫だよ。私たちがどんなことを考えていたってあなたを愛している人は必ず受け止めてくれる。そばにいるよ”と伝えたいです。
もし仮に、自分が愛している人に深い深い胸の内を伝えられたとしても、嫌うことは絶対にないと強く言えませんか?
それなのに、自分となると不思議と嫌われてしまうと考えてしまいますよね。
もし命を断つことまで考えてしまったら、もう何も怖いものはないから愛している人に思い切って全てを打ち明けてください。
自分が思っているよりもずっと愛の力は大きいと感じることができるはずです。
行動してからでも遅くないと思います。
そう強く思える一曲です。
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Finally…
このnoteは”Dear Evan Hansen”のサウンドトラックを聴きながら書いていました。
始まりの”Waving Through A Window”は、イントロがまさに今から始まるぞという気持ちになります。
この曲では不安や孤独からくるどきどきが感じられて、この映画を観たときの高揚感や観たからこそわかるEvanの気持ちへの共感でなぜか泣きそうになりながら書き上げました。
私がいろんな本やnoteなどを読んで知ったHSPの特徴を持つ人はすごく共感することが多いのではないかなと感じました。
もちろん全ての人が感動し共感する映画なのですが、自分がHSPとして悩んできたことに強く当てはまることが多かったのでこの映画を観て一番初めに伝えたいと思ったのはHSPの方達へでした。
一人じゃないということはよく言われ、わかっていると思っても自分の中に根付いた孤独や不安にかき消されてしまう毎日の中で
この映画のように素直になることができたなら。
たくさんの明るい感情には素直になることはできても、負の感情にはなかなか素直になることができません。
そんな感情を他の人に見せたら悲しませてしまうと感じているから。
でも悲しませていいんです。
私たちを愛してくれる人たちは、私たちが一人で悩んで苦しんでいることの方が辛いから。
だから素直に伝えて、一緒に悲しんで、そこから少しづつ一緒に笑えることを増やしていけばいいと思います。
人生単位で考えるとそっちの方がきっと笑っている時間が長いと思うから。
とは言っても、私も難しいので徐々に徐々に進んでいっている途中です。
途中の人間がここにもいるので一緒に進んでいきましょう。
少しでもこのnoteで心が軽くなった方がいればそれだけで私は嬉しいです。
そんな方が絶対にいると信じることで、私は一人じゃないと感じられています。
皆さんにもそんなふうに思える出来事が増えていったら嬉しいなと思います。
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そしてぜひこの映画”Dear Evan Hansen”を観てほしいです☺︎
主演のBen Plattさんの歌唱力にも胸が震えます。
こんな風にたくさんの映画をこれからもご紹介できるように、マイペースに緩やかに続けていくので気が向いた時に読んでくださると嬉しいです。
記念すべき1記事目がこの映画のことについて書けたことに感謝します☺︎
最後にこの曲を…
See you soon…☺︎