私の生活改善運動 ｜ 今の自分に必要な本と出会えた日
やわらかな雨音が微かに聞こえてくる室内で、素敵な本と出会った。
本が読める、静かなブックカフェ。
ホットコーヒーを注文し、待っているあいだに、帯の言葉が目に入る。
「これでいいや」で 選ばないこと。
「実は好きじゃない」を 放置しないこと。
書籍のタイトルは「私の生活改善運動」という、ネーミングセンス。
まるで、今の私が徹底的に取り除こうとしている事ではないか。
購入前の本を読めるとのことで、席に戻ってページをめくってみる。
リズム感のある伝わりやすい文章で、なんて楽しく読み進められるのだろう。
気付けば、80ページも進んでいた。
著者の方の感性と、今の自分の価値観に共通点が見つかる。そして、どこか救われるような気持ちにもなれた。
今の自分の側に置いておきたいと思い、読んでいた本をそのままレジへ持って行った。
まだ全ては読み切れていないが、ハッとした言葉を抜粋したい。
「そのまちでクリエイティブな気持ちになれるかどうかだと思うんだよね」
ほんとうに、その通りだと思った。
今の自分にとって必要な本に出会えたこと。
今日出かける予定があったこと。
素敵なブックカフェを見つけたこと。
実りのある時間を過ごせて、嬉しいと思えた日。
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