スシローで「人生の底…介護問題…息子の成長……」あたいの思考の方がぐるぐると回転してしまった話
本日の記事は書きたいことを書きたいように書いた、ザ・エッセイ!風の記事になります。
『先に結論欲しいんやこっちは!』とか、
『ノウハウだけを知りたいんやこっちは!』
的な考え方を持つ方やスピード感を持って生きる方にはひょっとしたらプチストレスを与えてしまう記事かもしれませんので、どうかご注意ください……笑
それでは本文です↓
すっご~く悲しい出来事に見舞われてしまったときって、居ても立ってもいられないような感覚になる。
それでも日常生活を送っているときには気を張り詰めているってこともあると思うし、パッとの見た目からはその人が経験してきた悲しみや苦しみが垣間見えたりすることはない。
でも私は、本当に心の底から辛くて辛くて人生の底を見た経験をしている人ほど人を惹きつける何か、があったりするんじゃないのかな~?って最近はそう思いはじめた。
そういう経験をしてきている人ってやっぱり話す内容が深いし、そういう経験をしてきている人の言葉ってな~んか刺さる。
薄っぺらさがない。真剣に心を動かす経験をしてきている人の言葉って。
だからきっと、
人生のどんなに辛い経験も無駄じゃない。
そのとき……
例えば悲しみの渦中にいるときには分からなくっても、時間が経ってふと過去を振り返ったとき、恐らくは自分自身にしか分からないことだとは思うけど、
自分………
成長したや~ん!!!
ってそう思えるときが来るんです。
そして自分自身がそういう辛い想いだったり心底苦しい想いをしてきていると、
例えばお年寄りだったり、お身体の不自由な方だったり、それでも何とか生きている方々の苦しみや、どうしようもないような憤りを抱えながら生きる方の気持ちに心から寄り添うことができる。
私はそう思ってる。
今日は、夫と上の娘が買い物に出掛けて息子(中学生)と二人だったので、家の近所の回転寿司屋さんへ行った。
そしたらそこで私と息子が座った席のすぐ近くの席に座っていた60代後半位のご夫婦を見て、ちょっと感慨深く思ってしまったことがあった。
そのご夫婦はご主人の方が車椅子で、恐らくは私の父と同じように過去に脳梗塞とか重度のご病気をされたのだろうな~と想像ができるような状態、お身体の不自由さを抱えている様子だった。
そしてそのご主人のことを献身的に看ていらっしゃるのであろう奥様と二人。回転寿司のカウンター席に座りご夫婦でお食事をされていた。
ご主人はやっぱり食事をするのにも若干介助が必要な様子で、逐一奥様がご主人に
「こうして、ああして。こう食べなさい、こうやって食べるのよ。」
って声掛けをしながらお世話をしていた。
私はそのご夫婦の様子を少し離れたテーブル席から見ていて、奥様のオーラというのかな。
少し疲れてしまっているような彼女の表情だったり声のトーンだったりについつい反応してしまったのだった。
そのご夫婦の様子を第三者目線から見ていて、
「あ~……このご夫婦の奥様はきっとご主人の介護でお疲れなんだろうな~……大変なんだろうな……」ってそう思って。
そして私は、「私だったらこの奥様のようにここまで献身的な直接的なお世話はきっとできないだろうな………」とも考えていた。
私自身は、病からきた障害やメンタル疾患をもつ両親の間接的な介護(通院や度々の入退院対応、金銭面の管理、介護保険関係や施設、ヘルパーさんの対応や親族間の人間関係の調整などなどなど)はこれまで約10年間やってきたけれど、
でもきっと私だったら、直接の介護の方はきっとプロの方にお願いするだろうな~……って思って。
でも金銭面でのご事情とかもあるだろうし、そこは何とも言えないところだけれど。赤の他人からは何とも。
そしてそのご夫婦が帰られた後に、そうして私が頭の中で考えていた話を、母である私の真向かいで寿司をこれでもか!!!って感じでたらふくほおばりまくっていた息子に話したら、息子もそのご夫婦の様子には注意を向けていたらしく、
『僕も見てたけどさ、でもあの奥さん旦那さんに色々と言いながらも時々笑ったりもしてたよ。
だから大変な中でもそれでも時には笑いながらやれてるんじゃないのかな?』
と息子は言った。
私は自分の息子の発言ながら、少し感心してしまった。
「なるほどな………息子の目からはあのご夫婦はそういう風に見えていたんだな~………」
ってそう思って。
つい数十分前に、
「今日お父さんとお姉ちゃんいないから二人でスシロー行っちゃおっか!?」と私が言って、
『いえ~い!!ふ~!!!』
と言いながらついさっきまで浮かれて小躍りをしていた我が息子と目の前の青年が同じ人物とは思えないくらい、なんだか今の発言で息子が急に大人になったように母である私は感じたのだった。
我が息子よ………
いい観察眼だ!!
ハハハハハハ!
結論がない記事ですみません。笑
◇
ここまで読んでくださってありがとうございました。