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ただ抱きしめて好き好き言った結果、リターンが大きすぎた件

3歳で自閉スペクトラムの特性ありと診断を受けた我が家の長男Jくん。この記事を書いている今はもうすぐ4歳5ヶ月となり今月から年中組がスタートしている。

落ち着いたり、荒れたりの繰り返し…

年明けから体調を崩したり治ったりしながらようやく落ち着きを取り戻したなと思っていた1ヶ月ほど前、園でも園併設の児童発達支援でも癇癪や泣いたりが多い様子がしばらく続き始めた。今までも時折そういうことがあり、大抵そういう時は私が1週間ぶっ通しで出勤し、お迎えも間に合わず実家にお願い、2日に一回は夜の21時過ぎに実家へお迎え…というルーティン男のJくんにとっては酷な状況になっていることが多かった。しかし今回はさほどハードなスケジュールでもなく、夜もしっかり眠れているのにどうも調子が悪そう。思いあたることがあるとすれば私が(結局わたし笑)生理前や夫の非協力的態度にイライラしてJくんのペースに合わせられないことがたまーーある程度。園の先生や児発のフィードバックで様子を聞くと、だいぶ何かストレス溜まってそうだなと思ったが原因が分からない。

分からないものは分からない

ただでさえマイノリティな構造をした脳なので、いくら母でも全てを見ていない状況で彼の感情の詳細を理解するのは不可能である。分からないものは分からないと認めてしまおう。マイナスが何なのか分からないなら、プラスを増やしてみようと考えた。

『発達障害の子は自己肯定感が低い』

『自己肯定感が高くなるように支援を』

みたいな、最近流行ってる感じのヤツを参考にやってみることにした。ご存知の方も多いだろう、何もしていない時に"君のことが大切だよ、大好きだよ"と伝えるヤツである。『〇〇が出来てすごいね、偉いね』という条件付きではなく、無条件の肯定が自己肯定感を高めるという情報を元に実践。

寝る前や起きた時、大抵眠くて甘えてくるためそのままギュウギュウに抱きしめて頬擦りしながら大好き大好き大好き大好き!と言うだけ。Jくんが「やーめーてー笑」というまでやると朝は目も覚めてくれて夜なら疲れてくれて一石二鳥である笑

ま じ か

そんなことをして1週間くらいだろうか?段々と落ち着きを取り戻してきた様子が聞けるようになった。もちろん、お休みしていた仲良しの児発友達が登園し始めたり他にも色んな要素があったとは思うが、ニコニコしながら過ごしている時間が家でも格段に増えたのである。また、癇癪や交渉が聞かないことが格段に減った。寝起きは隣に私が居ないと泣き叫んでリビングまで探しにきていたのが、一人で着替えとトイレまで済ませてドヤ顔でオードリーの春日みたいに悠然と登場したりするようになった笑

私が多少ハードなスケジュールになっても大好き攻撃をしている現在、やはり荒れずに過ごせている。マイナスの要素が何かは結局分からない。でも、プラスが足りていなかったのは間違いないようだ。そしてプラスは時間も労力も割かずに彼と共有出来るものらしい。

Jくんごめんね。ママがJ君の脳内全てがわからないのと同じで、ママがどれほどJ君のことを大好きか、伝えなきゃわからないよね。これからはずっと伝えていくからね。

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