抱っこで癒し癒される。
「末っ子、抱っこして~」
朝、夫が起きてきて、末っ子に抱っこを求めている現場を目撃した。
前日に、リモートワークだけど深夜まで仕事の対応をして、夜ご飯も食べず、フラフラ&ヨレヨレの夫。
末っ子は素直に、夫に抱きついた。
『ぎゅ~~~っ』
ついでにほっぺにチュっ!
わははーっと笑うふたりに、私まで癒された。
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抱っこって、不思議だ。
何だか安心する。
恥ずかしい話だけど、私は小6まで母のひざに乗って、ぎゅーっと抱っこしてもらっていた。エネルギーが充電されるような、そんな感覚。
成長するにつれて、抱っこ(ハグ)の回数は減っていったけれど、現在も里帰りした時には母に軽くハグしてもらっている。
私の『よし、がんばるぞ』というお守り。
それにしても、お母さん小さくなった。どんどん小さくなって、消えて無くなってしまいそうで、少しだけ切ない。
私も母親になって、抱っこの大事さを知った。
子どもは四六時中『抱っこ』を求めてくる。
言葉が話せない時ですら、泣いて主張する。
もう、こっちだってやりたい事があるのに、抱っこも重たくて大変なのに。と、トゲトゲした気持ちで子どもを抱き上げる時もある。
そのまま数秒、子供の背中を優しくトントン&ぎゅーっと抱っこしていると、子どもも真似をして私の背中をトントンしてくれた。
『背中トントンが、抱っこと1セットだと思ってる…?』
子どもにしてもらう『背中トントン&抱っこ』が妙に愛しくてかわいくて、私のトゲトゲした気持ちが溶けていくのが分かった。
親は子どもを抱っこして、子どもを癒すのだと思っていたけれど、違った。
抱っこで、親も子どもに癒されてたんだなぁ。
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小4娘は144cmと大きい。私が156cmなのであと12cmで抜かされてしまう。体付きもふっくらしてきた。娘を抱っこすると『でかっっ』と思う。でもまだ抱っこさせてくれるので、できるだけ大事に抱っこしようと思う。
小2息子は、たまにひざの上に乗ってくる。息子は不器用なので自分からなかなか「抱っこして」とは言わないけれど、私はここぞとばかりにぎゅーっと抱っこ。息子はホネホネガリガリ。もっと食料を与えねば。(使命感)
幼稚園年中の末っ子はするりと私の懐に入ってくる。自然に、流れるように、いつの間にか抱っこさせられている。
まだ小さいな。ほっぺがぷにぷにで気持ちが良い。
数日前、公園で久々に仲良しのママ友に会えた時。相手が両手を広げてきて、ハグをするポーズをした。何だか私も嬉しくなって真似をした。ソーシャルディスタンスの関係で本当のハグはできなかったけれど、気持ちが伝わるとそれだけで嬉しいんだな。
自分以外のぬくもりに、癒し、癒され。
そんな関係ができるだけ長く続いてくれたら嬉しい。