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基礎理論23

脾と胃について

まず胃が食物を受け入れ、腐熟させ→脾が運化、消化し精微物質に変えます。
この協力関係がなければ飲食物の消化や全身へ栄養を送ることができません。

なのでこの二者が互いに与える影響も大きく、互いの関係が失調すると腹張や下痢がよく現れます。

また動きとしては、脾は精微を上に上げて肺に送り、胃は下の小腸に送ります。この流れが失調すると、胃は下に送れず上に上がってしまい、嘔吐やしゃっくりが現れます。

また脾は性質上、湿気が嫌いで乾燥を好みます
胃は反対に、潤を好み乾燥を嫌います。

昔と違い現代人はお肉や甘いものをいつでも食べれるので、脾には実際に湿が溜まりやすく、吐き気や食欲不振などが引き起こされやすい状態です。

薬膳では、そのような食べ方の偏りが起きず、個人の臓腑の弱いところを見ながら調理できるととても良い状態が保てます。

薬膳までいかなくても、日々の食事の中でできる工夫は山のようにあります。

偏らない食事で脾と胃を守りましょう。

以上、脾と胃の関係性についてでした♪

次は、肝と胆について☆

再见♪

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